お局様の導き ~40代お局様と新入社員~
大学を卒業して都内の小さな会社に入社した。
工場なんかで使われる工具や機械を販売する商社で売り上げはそれほどいいとはいえない。それでもなんとか内定がもらえたことに安堵していたのが去年、営業はきついと聞いていたがなんとかなるだろうとたかをくくっていた。
しかし、現実は予想以上で毎日地獄にいるような日々のはじまりだった。
入社して半年、なんとか言われたことをこなせるようになってきたがまだまだ先は長い。こんなことをあと40年も続けるのだと思うと気が重いばかりだ。客先や上司、先輩のことばかりが気になって毎日落ち着かない。
10月になって社内で大きな飲み会が催された。先輩たちと居酒屋で飲むこともあったが、きちんとした行事としての飲み会は二度目だった。一度目は新入社員歓迎会、そして今回は会社の創立記念行事だった。
「乾杯!」
年老いた社長の音頭で皆がグラスを掲げて一斉に声を上げた。ありがちな光景だ。それなりに有名なホテルの会場を借りて全国の社員が一堂に会する風景は特別なことなのかもしれないがよくテレビでみるありふれた雰囲気だった。特別なものなんてなにもない。オリジナリティーの欠片も感じられない。
もちろんそんなことは口に出したりすることはなく、上司や他部署の人のもとへビールを注いでまわった。必死になって自分を売り込んでいく同期たちを哀れと思いつつも自分だけしないわけにはいかなかった。当たり障りがない程度に会社に自分を馴染ませていく。
あっという間に時間は過ぎて2次会、そして3次会と続いていった。勧められるままにずっと飲み続けていてもう限界だと思っていた。3次会が終わった時に大半の人が帰ることになり俺もその流れに乗ることにした。ここまで付き合ったのだからいい頃合いだと思った。
「おい、江藤。矢澤さんを駅まで送っていけ」
挨拶をして帰ろうとしたところに先輩がそう言ってきた。
江藤とは俺のことだ。そして矢澤さんは年配の事務の女性で40代半ばくらい、いわゆるお局様といわれる存在の人だ。事務だというのにその存在感は際立っていて課長ですら一目置いている。俺を含めて若手はみんな頭が上がらない。
矢澤さんが後ろから一歩出てきて俺に一礼した。黒いジャケットにロングスカートの私服姿、職場では結んでいる茶色い髪は解いている。四角いセルフレームの奥からわずかな笑みが俺に向けられた。笑みを浮かべると目元に寄る深い皺、おばさん特有の顔だ。
先輩の頼みでもあるし矢澤さんを拒むことなどできるわけがなく駅まで送るという大役を引き受けることになった。
「江藤君、こんなことしてもらってごめんなさい」
「いえ、いいんです。矢澤さん大丈夫ですか?今日はけっこう飲まれていたみたいですが」
「ええ、ちょっと今夜は飲みすぎたみたい」
顔を赤らめていた矢澤さんは少しふらついていた。倒れそうになってとっさに俺のスーツの裾を掴んで腕に抱きついた。こんなに酔っていて家まで帰れるのか心配になってしまう。
「矢澤さん、帰りは電車で大丈夫ですか?タクシー呼びましょうか?」
「うーん、ちょっとしんどいわね。少し休んで帰りたい」
矢澤さんはその場にしゃがみこんでしまう。思っていた以上に容態は思わしくないようで不安が募ってしまう。少し休んで帰りたいといわれても辺りは繁華街、しかも深夜では休める場所はみつかりそうにない。
「江藤君、ほらあそこなら休めそう」
「え、でもあそこは・・・」
「他に行ける所なんてなさそうだから連れて行って」
矢澤さんが俺に連れて行けと言ったのは雑居ビルの間に輝くピンク色のネオンの建物。ネオンの筆記体で名前が書かれているが何て読むのかはわからない。ただそれがラブホテルだということはすぐに理解できた。
確かに人目を気にせず休憩することはできるだろうが矢澤さんと入ることは躊躇ってしまう。もし会社の人間や知り合いに見られてしまうととても明日から生きていけない。だが、結局言われたとおりにホテルへと入ってしまった。もし適当な対応をして矢澤さんの機嫌を損ねてしまうのも死活問題だ。
「ベットに座ってください。飲み物取ってきます」
「ありがとう」
矢澤さんに肩を貸して部屋へと入った。キングサイズのベットに座ってもらい冷蔵庫から飲み物を取り出しに行って矢澤さんへ持って行った。
「お水助かるわ。あ、でもそっちのお茶のほうが飲みたかったな」
矢澤さんにはミネラルウォーターを渡して俺はお茶を開けて飲んでいた。すると矢澤さんがそうつぶやいて俺は自分のお茶を渋々手渡した。最初に希望を聞かなかった俺の落ち度なので仕方ない。俺の手からお茶を受け取るとペットボトルの口に矢澤さんは唇をつけて飲み始めた。間接キス、そんな子供みたいなことを気にする年ではないが、俺の口にしたものを矢澤さんが口にしているのは不思議な光景だ。
「あら、どうしたの?お茶を飲まれたのが不満?」
矢澤さんは俺のほうを向いて笑みを浮かべた。とっさに俺は俯いてしまう。
「いえ、そういうわけじゃありません」
「もしかして間接キス・・・って思ってたの?」
「・・・いえ、そんなこと・・・」
図星すぎてうまく答えることができなかった。
「ふふ、図星なのね。かわいい。江藤君てちょっとうぶなところがあるなと思ったけどそういうこと気にするんだ」
あまりにもはっきりと言動に出てしまったため矢澤さんにも気が付かれてしまった。まるで子供をからかうように言われていい気分ではない。今年で23になろうというのにかわいい、うぶだといわれて黙っていられなかった。
「そんなことありません。全然気になんてなりませんから」
手に握っていたミネラルウォーターのペットボトルに口をつける。今度は俺から矢澤さんの間接キスを頂く。飲み口のところが少しねっとりとしていて矢澤さんの唾液が口についたのだと知る。そして堂々とペットボトルを傾けて水を飲んだ。
「ほら、俺平気ですから」
「じゃあ間接じゃなかったらどう?」
唐突に俺の唇に温かいものが触れた。目を見開くと眼鏡越しに閉じた瞼が見える。なにが起こったのか理解するのに少し時間がかかった。矢澤さんが俺にキスしている。それに気がつくととっさに顔を遠ざけてしまった。
「矢澤さんやめてください」
「ふふ、キスくらいでそんなに驚いてこっちがびっくりするじゃない。ちょっとくらいいいでしょう?」
「え、でも・・・」
拒否しようとしたが再び唇を奪われてしまう。体を寄せてきて肩に柔らかい感触が当たってきている。少しだけ唇を重ねて俺の顔を見て再び口づけ、反応を楽しむようにそうやって何度も繰り返してきた。
「こんなこといけませんよ。だめですって」
「誰も見てないんだし平気よ。それとも私が嫌い?」
笑みを浮かべているものの鋭い目つきで俺を睨んでいる。こんな状況で嫌だとは言えない。
「いえ、嫌いなんてこと・・・ありません」
「じゃあ自分からキスしてきなさいよ」
矢澤さんに言われて俺は自分から矢澤さんの唇にキスをした。会社の先輩にキスをしているなんてすごく罪悪感を感じてしまう。やわらかい唇に触れるとなんともいえない気分だ。学生時代に付き合っていた彼女や風俗でするのとは違う皺のある唇は独特の感触だった。
矢澤さんも俺の唇を受け止めてじっくりと重ね合わせたままでいた。
「あ、もしかして私とキスして変なこと考えてしまったんじゃないでしょうね?」
「へ、変なことって・・・ああ!」
矢澤さんは俺の股間を握りしめた。薄いスーツとボクサーブリーフ越しでは強く掴まれてしまえばくっきりと形が伝わってしまう。逆に俺のペニスには矢澤さんの手の感触がしっかりと伝わってきた。緩急をつけながらペニスを揉まれていく。
「意外と大きいのね。しかも硬くなってきてる。やっぱり変なこと考えてたんじゃない」
「ち、違います。硬くなるのは矢澤さんが触るからです」
矢澤さんの手の中でどんどんペニスが硬くなってしまい俺の意志でもそれを治めることはできない。けっして矢澤さんを女として意識していたわけでもなければ熟女好きでもない。なのに勝手に体が反応してしまう。
「見たいな、江藤君のあそこ・・・」
俺の答えを聞く前に矢澤さんはズボンのベルトを外してチャックを下し、ボクサーパンツを引き下ろしてしまった。
そこには雄々しく反り立ったペニスがあった。自分でも驚くくらい硬くなって立っている。こんな醜態を会社の人の前で晒しているなんて俺は恥ずかしくて死にそうだ。
「ふふ、大きくしちゃって。体は正直ね」
「違います。これは違うんです!あっ!」
直に触れられる矢澤さんの指、長い指が俺のペニスを包み込んで上下に振り動かしていく。何のためらいもなく矢澤さんは俺のペニスを扱いている。その感触につい声をあげてしまった。最近忙しくて自分でさえすることがなかった。その反動なのか、矢澤さんの手つきのせいなのか快感が強く伝わってくる。
「何が違うの?手の中でピクピクさせてさっきよりも硬くなってきてるのに。気持ちいいんでしょ?」
「・・・いいです」
「聞こえないわ」
「気持ち・・・いいです」
我慢できずに本音を言ってしまった。とても屈辱的だ。しかし、本音を言ってしまえば少し気持ちが楽になって緊張が解れてペニスの快感をさっきよりも堪能することができた。速すぎず遅すぎず、いい具合の力加減で俺のペニスを扱いてくれてもしかすると自分でするのよりも気持ちいいかもしれない。
「気持ちいいのね。私で気持ち良くなってくれてうれしい。お礼にもっと気持ちよくさせてあげる」
矢澤さんは俺の前にしゃがみこむと太ももを掴んで股を大きく開かせてペニスを口の中に入れていった。裏筋に当たる舌、それに包み込む唇の当たる感触がたまらない。
「あぁ・・・矢澤・・・さん」
俺の言葉に反応することなく矢澤さんはフェラチオを続ける。いつも無表情で淡々と業務をこなしている事務のおばさんが俺のペニスをしゃぶっている。社内のだれもが一目置くお局様が俺のペニスを咥えて頭を振り動かしているなんて信じられない。しかもとてもうまい。
「うぅ・・うっ・・・」
「どうしたのそんなに苦しそうな顔して・・・そんなに私にされるのがいいの?」
余裕のある口調で俺を見上げながら見せつけるように舌を伸ばして全体を舐めまわす。その舌の動きにビクビクとペニスが反応してしまう。再び口の中に含むと吸いついて音を立てながら頭を振り始めた。
「だめです・・・もう・・あっあっ!!」
我慢できずペニスに体中のエネルギーが集まっていき射精してしまう。久しぶりの射精は勢いよく尿道が破れてしまうんじゃないかというくらいの発射だ。矢澤さんは口からペニスを引き抜いて顔面に射精を受け止めた。俺に見せつけるパフォーマンスなのだろうか。40半ばの女性の顔に思い切り白い精液が飛び散っていく。額や鼻、それにセルフレームのメガネにも精液がたっぷりと降り注ぎ真っ白に染め上げていく。大きく開けた口の中にも零れおちていき顔じゅう精液まみれにしてしまう。何度も脈打ちいつ止まるのかと自分でもわからなかった。そして6度目の脈打ちでやっと止まった。
「はぁはぁ・・・」
「江藤君いい出しっぷり・・・ザーメンこんなに出ちゃって」
ニヤリと笑うと矢澤さんは出し終えたばかりの俺のペニスに舌を伸ばした。出し切れていなかった精液が矢澤さんの口の中に落ちていく。
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しかし、現実は予想以上で毎日地獄にいるような日々のはじまりだった。
入社して半年、なんとか言われたことをこなせるようになってきたがまだまだ先は長い。こんなことをあと40年も続けるのだと思うと気が重いばかりだ。客先や上司、先輩のことばかりが気になって毎日落ち着かない。
10月になって社内で大きな飲み会が催された。先輩たちと居酒屋で飲むこともあったが、きちんとした行事としての飲み会は二度目だった。一度目は新入社員歓迎会、そして今回は会社の創立記念行事だった。
「乾杯!」
年老いた社長の音頭で皆がグラスを掲げて一斉に声を上げた。ありがちな光景だ。それなりに有名なホテルの会場を借りて全国の社員が一堂に会する風景は特別なことなのかもしれないがよくテレビでみるありふれた雰囲気だった。特別なものなんてなにもない。オリジナリティーの欠片も感じられない。
もちろんそんなことは口に出したりすることはなく、上司や他部署の人のもとへビールを注いでまわった。必死になって自分を売り込んでいく同期たちを哀れと思いつつも自分だけしないわけにはいかなかった。当たり障りがない程度に会社に自分を馴染ませていく。
あっという間に時間は過ぎて2次会、そして3次会と続いていった。勧められるままにずっと飲み続けていてもう限界だと思っていた。3次会が終わった時に大半の人が帰ることになり俺もその流れに乗ることにした。ここまで付き合ったのだからいい頃合いだと思った。
「おい、江藤。矢澤さんを駅まで送っていけ」
挨拶をして帰ろうとしたところに先輩がそう言ってきた。
江藤とは俺のことだ。そして矢澤さんは年配の事務の女性で40代半ばくらい、いわゆるお局様といわれる存在の人だ。事務だというのにその存在感は際立っていて課長ですら一目置いている。俺を含めて若手はみんな頭が上がらない。
矢澤さんが後ろから一歩出てきて俺に一礼した。黒いジャケットにロングスカートの私服姿、職場では結んでいる茶色い髪は解いている。四角いセルフレームの奥からわずかな笑みが俺に向けられた。笑みを浮かべると目元に寄る深い皺、おばさん特有の顔だ。
先輩の頼みでもあるし矢澤さんを拒むことなどできるわけがなく駅まで送るという大役を引き受けることになった。
「江藤君、こんなことしてもらってごめんなさい」
「いえ、いいんです。矢澤さん大丈夫ですか?今日はけっこう飲まれていたみたいですが」
「ええ、ちょっと今夜は飲みすぎたみたい」
顔を赤らめていた矢澤さんは少しふらついていた。倒れそうになってとっさに俺のスーツの裾を掴んで腕に抱きついた。こんなに酔っていて家まで帰れるのか心配になってしまう。
「矢澤さん、帰りは電車で大丈夫ですか?タクシー呼びましょうか?」
「うーん、ちょっとしんどいわね。少し休んで帰りたい」
矢澤さんはその場にしゃがみこんでしまう。思っていた以上に容態は思わしくないようで不安が募ってしまう。少し休んで帰りたいといわれても辺りは繁華街、しかも深夜では休める場所はみつかりそうにない。
「江藤君、ほらあそこなら休めそう」
「え、でもあそこは・・・」
「他に行ける所なんてなさそうだから連れて行って」
矢澤さんが俺に連れて行けと言ったのは雑居ビルの間に輝くピンク色のネオンの建物。ネオンの筆記体で名前が書かれているが何て読むのかはわからない。ただそれがラブホテルだということはすぐに理解できた。
確かに人目を気にせず休憩することはできるだろうが矢澤さんと入ることは躊躇ってしまう。もし会社の人間や知り合いに見られてしまうととても明日から生きていけない。だが、結局言われたとおりにホテルへと入ってしまった。もし適当な対応をして矢澤さんの機嫌を損ねてしまうのも死活問題だ。
「ベットに座ってください。飲み物取ってきます」
「ありがとう」
矢澤さんに肩を貸して部屋へと入った。キングサイズのベットに座ってもらい冷蔵庫から飲み物を取り出しに行って矢澤さんへ持って行った。
「お水助かるわ。あ、でもそっちのお茶のほうが飲みたかったな」
矢澤さんにはミネラルウォーターを渡して俺はお茶を開けて飲んでいた。すると矢澤さんがそうつぶやいて俺は自分のお茶を渋々手渡した。最初に希望を聞かなかった俺の落ち度なので仕方ない。俺の手からお茶を受け取るとペットボトルの口に矢澤さんは唇をつけて飲み始めた。間接キス、そんな子供みたいなことを気にする年ではないが、俺の口にしたものを矢澤さんが口にしているのは不思議な光景だ。
「あら、どうしたの?お茶を飲まれたのが不満?」
矢澤さんは俺のほうを向いて笑みを浮かべた。とっさに俺は俯いてしまう。
「いえ、そういうわけじゃありません」
「もしかして間接キス・・・って思ってたの?」
「・・・いえ、そんなこと・・・」
図星すぎてうまく答えることができなかった。
「ふふ、図星なのね。かわいい。江藤君てちょっとうぶなところがあるなと思ったけどそういうこと気にするんだ」
あまりにもはっきりと言動に出てしまったため矢澤さんにも気が付かれてしまった。まるで子供をからかうように言われていい気分ではない。今年で23になろうというのにかわいい、うぶだといわれて黙っていられなかった。
「そんなことありません。全然気になんてなりませんから」
手に握っていたミネラルウォーターのペットボトルに口をつける。今度は俺から矢澤さんの間接キスを頂く。飲み口のところが少しねっとりとしていて矢澤さんの唾液が口についたのだと知る。そして堂々とペットボトルを傾けて水を飲んだ。
「ほら、俺平気ですから」
「じゃあ間接じゃなかったらどう?」
唐突に俺の唇に温かいものが触れた。目を見開くと眼鏡越しに閉じた瞼が見える。なにが起こったのか理解するのに少し時間がかかった。矢澤さんが俺にキスしている。それに気がつくととっさに顔を遠ざけてしまった。
「矢澤さんやめてください」
「ふふ、キスくらいでそんなに驚いてこっちがびっくりするじゃない。ちょっとくらいいいでしょう?」
「え、でも・・・」
拒否しようとしたが再び唇を奪われてしまう。体を寄せてきて肩に柔らかい感触が当たってきている。少しだけ唇を重ねて俺の顔を見て再び口づけ、反応を楽しむようにそうやって何度も繰り返してきた。
「こんなこといけませんよ。だめですって」
「誰も見てないんだし平気よ。それとも私が嫌い?」
笑みを浮かべているものの鋭い目つきで俺を睨んでいる。こんな状況で嫌だとは言えない。
「いえ、嫌いなんてこと・・・ありません」
「じゃあ自分からキスしてきなさいよ」
矢澤さんに言われて俺は自分から矢澤さんの唇にキスをした。会社の先輩にキスをしているなんてすごく罪悪感を感じてしまう。やわらかい唇に触れるとなんともいえない気分だ。学生時代に付き合っていた彼女や風俗でするのとは違う皺のある唇は独特の感触だった。
矢澤さんも俺の唇を受け止めてじっくりと重ね合わせたままでいた。
「あ、もしかして私とキスして変なこと考えてしまったんじゃないでしょうね?」
「へ、変なことって・・・ああ!」
矢澤さんは俺の股間を握りしめた。薄いスーツとボクサーブリーフ越しでは強く掴まれてしまえばくっきりと形が伝わってしまう。逆に俺のペニスには矢澤さんの手の感触がしっかりと伝わってきた。緩急をつけながらペニスを揉まれていく。
「意外と大きいのね。しかも硬くなってきてる。やっぱり変なこと考えてたんじゃない」
「ち、違います。硬くなるのは矢澤さんが触るからです」
矢澤さんの手の中でどんどんペニスが硬くなってしまい俺の意志でもそれを治めることはできない。けっして矢澤さんを女として意識していたわけでもなければ熟女好きでもない。なのに勝手に体が反応してしまう。
「見たいな、江藤君のあそこ・・・」
俺の答えを聞く前に矢澤さんはズボンのベルトを外してチャックを下し、ボクサーパンツを引き下ろしてしまった。
そこには雄々しく反り立ったペニスがあった。自分でも驚くくらい硬くなって立っている。こんな醜態を会社の人の前で晒しているなんて俺は恥ずかしくて死にそうだ。
「ふふ、大きくしちゃって。体は正直ね」
「違います。これは違うんです!あっ!」
直に触れられる矢澤さんの指、長い指が俺のペニスを包み込んで上下に振り動かしていく。何のためらいもなく矢澤さんは俺のペニスを扱いている。その感触につい声をあげてしまった。最近忙しくて自分でさえすることがなかった。その反動なのか、矢澤さんの手つきのせいなのか快感が強く伝わってくる。
「何が違うの?手の中でピクピクさせてさっきよりも硬くなってきてるのに。気持ちいいんでしょ?」
「・・・いいです」
「聞こえないわ」
「気持ち・・・いいです」
我慢できずに本音を言ってしまった。とても屈辱的だ。しかし、本音を言ってしまえば少し気持ちが楽になって緊張が解れてペニスの快感をさっきよりも堪能することができた。速すぎず遅すぎず、いい具合の力加減で俺のペニスを扱いてくれてもしかすると自分でするのよりも気持ちいいかもしれない。
「気持ちいいのね。私で気持ち良くなってくれてうれしい。お礼にもっと気持ちよくさせてあげる」
矢澤さんは俺の前にしゃがみこむと太ももを掴んで股を大きく開かせてペニスを口の中に入れていった。裏筋に当たる舌、それに包み込む唇の当たる感触がたまらない。
「あぁ・・・矢澤・・・さん」
俺の言葉に反応することなく矢澤さんはフェラチオを続ける。いつも無表情で淡々と業務をこなしている事務のおばさんが俺のペニスをしゃぶっている。社内のだれもが一目置くお局様が俺のペニスを咥えて頭を振り動かしているなんて信じられない。しかもとてもうまい。
「うぅ・・うっ・・・」
「どうしたのそんなに苦しそうな顔して・・・そんなに私にされるのがいいの?」
余裕のある口調で俺を見上げながら見せつけるように舌を伸ばして全体を舐めまわす。その舌の動きにビクビクとペニスが反応してしまう。再び口の中に含むと吸いついて音を立てながら頭を振り始めた。
「だめです・・・もう・・あっあっ!!」
我慢できずペニスに体中のエネルギーが集まっていき射精してしまう。久しぶりの射精は勢いよく尿道が破れてしまうんじゃないかというくらいの発射だ。矢澤さんは口からペニスを引き抜いて顔面に射精を受け止めた。俺に見せつけるパフォーマンスなのだろうか。40半ばの女性の顔に思い切り白い精液が飛び散っていく。額や鼻、それにセルフレームのメガネにも精液がたっぷりと降り注ぎ真っ白に染め上げていく。大きく開けた口の中にも零れおちていき顔じゅう精液まみれにしてしまう。何度も脈打ちいつ止まるのかと自分でもわからなかった。そして6度目の脈打ちでやっと止まった。
「はぁはぁ・・・」
「江藤君いい出しっぷり・・・ザーメンこんなに出ちゃって」
ニヤリと笑うと矢澤さんは出し終えたばかりの俺のペニスに舌を伸ばした。出し切れていなかった精液が矢澤さんの口の中に落ちていく。
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