書生と夫人
時は大正9年
日本は欧米諸国にも劣らないほどの発展を遂げて華やかな時代を迎えていたころのことです。
その頃、私、坂上八重は上野の一角にある屋敷に住んでおりました。
貿易商をしていた夫は巨万の富を築き上げ裕福な暮らしを送ることができていたのです。子供たちは独立し、仕事が忙しい夫は家を空けることが多く私は屋敷で悠々自適な生活を送っていました。
といっても実際には私以外に使用人たち、それに下宿している者が一名おりました。
「英吉、屋根の修理をしておいてくれない?」
「わかりました。奥様」
宗像英吉、夫の知り合いの息子でこの年の春から我が家で居候をしている書生です。地方から出てきて勉学に励む彼のことを気に行った父が我が家で預かると言いだしたのです。
最初は見ず知らずの子をる預かることに抵抗がありましたが、英吉はで真面目で礼儀正しく共に生活していても不快なことは何一つありませんでした。若い英吉は家の仕事も積極的に手伝ってくれるため使用人たちからも喜ばれています。
「いつもありがとう英吉」
「いえ、お世話になっている以上これくらいは当然のことです」
どんなしごとを頼まれても嫌な顔一つせず手伝いをしてくれる英吉はまさに好青年と呼べる人物だったのです。
ある日のこと、私は英吉の部屋にどうしても入る用事があり彼の留守中に無断で立ち入しまったのです。屋敷の隅にある6畳ほどの狭い部屋には荷物はほとんどなく、書物と着替えが何着かあるだけでした。
探していたものが見つからず押し入れを開けた時にそれを見つけてしまいました。
「これは・・・」
一冊のスケッチブックが押し入れに置かれおり、何気なくそれを開いて見てしまったのです。
細い鉛筆で描かれたと思われる線で丁寧に描かれた女性の姿。鋭い目つきで遠くを眺めていて凛とした姿で描かれています。その女性が誰なのはすぐに見当がつきました。私をモデルにしていることは間違いありません。椅子に座っているところや立ち姿など普段から観察して描かれたと思われる絵がいくつも描かれていました。
繊細でありながら見事な描写力は素人とは思えないほど見事でした。スケッチブックをめくっていくと次々かれのスケッチ画が現れますがどれも全て私の姿ばかりなのです。
そしてさらにもう一枚めくってみると驚くようなスケッチが現れました。
横になって寝そべる私の姿、それはこれまでとは違い服をまとわぬ姿なのです。一度たりとも英吉には見せたことのない服の下の肩や太腿、さらには乳房や股までしっかりと描きこまれています。
私をモデルにした裸婦画を彼は描いていたのです。
「なによこれは」
そこから先のページを捲るとでれも同じような裸の私ばかりが描かれていました。時には艶めかしいポーズであったり股を広げた下品な姿など想像を絶するような物ばかりで見ているこちらが恥ずかしくなってしまいます。
真面目だと思っていた彼がこんなものを描いているなんて信じられません。私を普段からこんな画をかく被写体として見ていたのか思うと怒りさえ湧いてきます。
「奥様、それは!」
振り返ると英吉が部屋の入口に立っていました。私がスケッチブックを手にしていることに目を丸くして立ちつくしていました。決して見られてはいけないものを見られたということがどうにもできなかったのでしょう。
「英吉、これは一体何なの?きちんと説明なさい」
私は手にしたスケッチブックを英吉に突き出しました。こんな卑猥なことを考える英吉を厳しく追及し、このまま家から追い出そうと思っていました。普段は真面目に尽くしていたとしてもこんな人間を置いておく気にはなれませんでした。
「その、奥様・・・それは・・・」
「あなたが描いたんでしょう?どういうつもりなのよ!」
私が厳しく追及すると英吉は黙り込んでしまいました。立ったまま手を強く握りしめて下を俯いたまま時間が止まってしまいました。
それからゆっくりと英吉は口を開きました。
「お許しください奥様。私は、私は・・・」
声を震わせながら英吉は私に近寄ってきて腕を伸ばしました。そのまま私を抱きしめて畳の上に押し倒したのです。
「なにをするの。放しなさい。英吉、今すぐ離れなさい」
「奥様のことへの想いが止まらないのです。そしてそれは日に日に増してしまっているんです。私はもうおかしくなってしまいそうです」
英吉は私をしっかりと抱きしめて離そうとはしません。目と鼻の先で英吉が真剣な表情で私を見つめています。決して冗談や一時の衝動ではなく彼の言葉が本心なのだと告げている目をしていました。私は戸惑いを隠せません。今年で50歳を迎えた私にまだ17歳の英吉がこんなことを言ってくるなんて考えられないことです。
「ふざけたことを言うものじゃありません。早く離しなさい」
「ふざけてなんていません。私は本気。本気で奥様を一人の女性として見てしまっているのです」
そう言いきった英吉は顔を寄せてきました。その直後に唇に柔らかいものが触れました。英吉の唇が私の唇と重なり合って接吻をしてしまったのです。久方ぶりの接吻を英吉と交わしてしまいました。
「お止めなさい。英吉、今なら何もなかったことにします」
「止められません。自分でも止められないのです」
英吉を強く睨みつけましたが彼は臆することなくまた唇を重ねてきました。
抱きついた着物越しに英吉の肉体を感じます。特に私の太腿に硬いものがす当たってきていました。それは英吉の股の部分にあたり、硬くなった男性器だということは私にもわかりました。
「こうなった以上もうなにも怖いものはありません。奥様を好きにさせていただきます」
「きゃ!」
私の左右の乳房に力が加わってきました。英吉が着物の上から乳房を揉んでいたのです。両手でしっかりと膨らみを捕えて力を込めて揉んでいました。英吉は揉みながら息を荒くて、なにかにとりつかれたような雰囲気です。普段からは想像ができない汚らしい獣になっておりました。
逃げようにも逃げることができず英吉に乗られたまま乳房を弄ばれていました。
「だれか助けて!お願い!だれかきて!」
逃げることができない以上大声をにっ出して助けを呼ぼうと思ったのです。屋敷には使用人たちが何人もいるため私の声を聞いて駆けつけて来る者が一人くらいいるはずです。
「声を出しても無駄です。使用人たちは全員表玄関のほうにいます。そしてこの部屋からは表玄関まで声が聞こえることはまずありません」
「いや、だれか!助けてちょうだい!」
英吉は私の着物の帯を掴んで力づくに解いてしまいました。帯を解かれて着物は崩れてしまいます。その崩れた着物の襟を英吉は掴んで私から着物を引きはがしてしまい待ったのです。襦袢も脱がされてしまい裸にされてしまいました。
「夢にまで見た奥様の裸体・・・想像通りお美しい」
「見るんじゃありません、このケダモノ。お願い誰か来て!」
「いいんですか?今だれか来れば奥様の裸も見られてしまいますよ」
「それは・・・」
こんな辱めを受けているのも耐えられませんが使用人たちに肌を見られるのも抵抗がありました。地位をず重んじすぎた私には格下の人間に恥ずかしい姿を見せるなんて耐えがたい屈辱だったのです。それを英吉はそれを分かっていました。
「奥様の身体が私の手の中にあるなんて信じられない。なんてやわらかさだ」
「ひぃ・・うう」
乳房を直に揉まれながら私は必死に耐えました。英吉を追求す後からでもできること、それなら今は必死に耐えてこの屈辱をやり過ごすのが得策と考えました。
汗ばんだ英吉の掌が肌に食い込んできて力強く乳房をし揉まれ続けました。掌が押し付けられるたびに乳首が擦れて刺激が走ってくるのです。
「奥様をもっと私に感じさせてください。奥様の隅々ま脳裏に焼き付けておきたい」
乳房を握ったまま、首筋に舌を這わせきました。ドロリトした舌の感触が首筋にしっかりと刻み込まれました。舐め終わると舐められた私の表情を伺っているようでしばらく動きを止めてじっとしており、その後再び舐めてきました。
「う、うぅ・・・」
「いい匂いがします。それにこの美しい肌、もっと舐めさせていただきます」
英吉は乳房を舐めはじめました。乳房全体、乳首に舌先を立ててきて耐えがたい苦痛が襲ってきました。さらには腹やへそにまで舌を押し当てられてしまったのです。
腹からさらに舌が下へと下がっていき、英吉は私の太腿を掴んで左右に押し広げました。
「やめて、そこは見ないで。見ないでちょうだい」
「はぁ、奥様のあそこを教えてください」
脚の力で閉じようとしましたが英吉の力には逆らえず、股を開いてしまいました。股の間に顔を突っ込んだ英吉に私の秘部をまじまじと見られてしまいます。じっくりと毛に覆われた股を見つめており、それから顔を当ててきて股に生温かい感触が伝わってきました。
「いやああ、だめ・・・不潔よ、獣の行為だわ」
排尿をするための部分に英吉の舌が当てられて舐めています。上から下へと満遍なく私の大事なところに舌を這わせておりました。人がするとは思えない汚らしい行為に嫌悪と恐怖を感じてしまいました。欲望を丸出しにした人間はこんなことさえしてしまうなんて信じられません。
「奥様のここ、いい匂いがします。それに美しい」
「だ、だめ・・・んん・・」
英吉は舌を中へと入れてきました。私の体内に殿方の舌が入り込んで内部を味わうかのように動き回っています。自分で触れるのとも夫の性器が入るの違う感触が伝わってきます。中で細かく動き回る様は蛇やドジョウのようでした。
「あああぁ・・・破廉恥」
「奥様の中もとても良いです。破廉恥と言われても止める気はありません。こんなことさえも奥様のためにならできます」
「ひぃぃ!」
英吉は舌をさらに奥にまで入れてきました。
そうやって舐められるうちに妙な気分私はまなっておりました。不快で汚らわしいと思っていたはずなのに体内に感じる英吉の舌が当たる感触がピリピリと神経に伝わってきます。身体の奥底が熱くなってきてしまい私の体はどうかしてしまったのかもしれません。
「奥様、中が熱くなってきています。それに湿っていますね」
「そんなことを言わないで」
「私の行為で奥様がて感じてくださっているんですね。私は幸せです。濡れた奥様を見ていると私はもう我慢なりません」
英吉は私から離れて袴を脱ぎ、裸になりました。白くほっそりとした体つきで華奢な肉体ですが目を下半身にやると驚いてしまいました。
「奥様を前にしてこんなになってしまっているんです」
褌の下から現れたのは燃えるように真っ赤になった大きな肉の塊でした。血管を浮かび上がらせて天を向くそれは男性きなのだと思います。しかし、夫の物よりもはるかに大きく、長いのです。こんなにも華奢な少年の身体の一部とは思えませんでした。
「なんてこと・・・一体それは何なの?」
「私の奥様への想いです。奥様が欲しい、奥様と一つになりたい。ずっとそう願ってきました。時には奥様を想像しながら自分で慰めていたのです」
英吉は私に近づいてきました。太腿に彼の太い性器がぶつかると、わずかに液体のようなものが肌についてきました。
太腿を掴んで股の間に性器を置いて私を見下ろしておりました。何をしようとしているのか私にもすぐにわかりました。
「やめなさい。そんなことすればもう許しませんよ」
「だめです。もうどうなってもいい。奥様が欲しい・・く、ぐう!」
「ひぃぃ・・」
英吉が腰を突き出して秘部に男性器の先端が当たり、そのまま中へと入り込んできました。太い性器が私の奥へと入ってくるのがはっきりわかりました。10年以上、夫ととも久しく交わっていない中に17歳の英吉が入ってきています。
「ああ、これが奥様の中・・・本物の奥様のマンコ・・・」
「うううぅ・・・や、やめて・・・」
英吉はさらに腰を前に出してきて奥深くへと入り込もうとしてきました。時折中で性器は震えて英吉はぢ悶えていました。神経を集中させて入っていく性器の感触をしっかりと感じとっているようです。
「入りましたよ。奥様。私と奥様が一つに繋がっています」
「いやよ、こんなこと」
「奥様、お許しください。ああ奥様のマンコ温かい。はぁはぁ」
英吉はゆっくりと腰を前後に動かして性器を出し入れさせました。太い性器が私の体内に擦れながら大きな動きでゆっくりと出入りをくり返します。まだ17だというのに英吉は戸惑う様子もなくしっかりとした動きで身体を動かしていました。
「これが女のマンコ、こんなに気持ちいいなんて」
「あなたはじめてなの?」
「はい奥様。今日が初めてです。書物で知識を得ていましたが実際にするのでは大違いですね。はじめての相手が奥様で良かった」
こんなにも堂々としているというのに童貞だったことには大変驚きました。思春期を迎えて性からいろいろと調べたのでしょう。そして身近にいた私を女として見てしまったに違いありません。
殿方のはじめてを相手を務めさせてもらうなんて不思議な気持ちです。それも息子以上に若い少年となんて狂っているとしか言いようがありません。
行為自体も夫とのものよりも荒々しく下品さが際立つような行為でこれまで経験したことのない体験でした。
ですがそれこそが本当の性行為だったのです。男女として求め合う者同士が全てを晒してこそ性欲は満たされることは身体は知っていました。
「はぁはぁ・・・あ、ああん」
「奥様、なんて声を・・・もっと聞かせてください」
声を殺そうと思っても息をしようと口をわずかに開けた途端に声が出てしまいます。私の声をもっと聞こうと英吉は腰の動きを速めました。
「ふぅん、あん、あん・・・はぁぁ」
「最高です。奥様、奥様・・・あああ!」
私は彼の突きに耐えられなくなりました。10数年ぶりの行為によって蘇る性交の悦び、それに加えて英吉の情熱的な行為に飲まれてしまっていたのです。英吉によって私の妻としての理性が機能しなくなってしまいました。
「ああん、そんなに奥までされたら・・・あはぁ!」
「奥様ぁ!もう限界です!」
英吉は腰を強く前に突き出して体内に思い切り射精しました。熱い液体が体内を見てしてきています。中で性器が力強く脈打って英吉は精液を出しています。50歳の肉体にはそれはとても強い刺激でした。出された瞬間頭の中が真っ白になってしまい高揚しました。
英吉はぐったりと畳の上に倒れ込んでしまい、私はその間に着物を持って部屋を去りました。
結局そのことを誰にも言うことはなく英吉も居候を続けています。
行為で自分も気持ちよくなってしまった事実から彼だけを悪者にはできないと思ったのです。しかし、それも自分への言い訳でしかありませんでした。
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日本は欧米諸国にも劣らないほどの発展を遂げて華やかな時代を迎えていたころのことです。
その頃、私、坂上八重は上野の一角にある屋敷に住んでおりました。
貿易商をしていた夫は巨万の富を築き上げ裕福な暮らしを送ることができていたのです。子供たちは独立し、仕事が忙しい夫は家を空けることが多く私は屋敷で悠々自適な生活を送っていました。
といっても実際には私以外に使用人たち、それに下宿している者が一名おりました。
「英吉、屋根の修理をしておいてくれない?」
「わかりました。奥様」
宗像英吉、夫の知り合いの息子でこの年の春から我が家で居候をしている書生です。地方から出てきて勉学に励む彼のことを気に行った父が我が家で預かると言いだしたのです。
最初は見ず知らずの子をる預かることに抵抗がありましたが、英吉はで真面目で礼儀正しく共に生活していても不快なことは何一つありませんでした。若い英吉は家の仕事も積極的に手伝ってくれるため使用人たちからも喜ばれています。
「いつもありがとう英吉」
「いえ、お世話になっている以上これくらいは当然のことです」
どんなしごとを頼まれても嫌な顔一つせず手伝いをしてくれる英吉はまさに好青年と呼べる人物だったのです。
ある日のこと、私は英吉の部屋にどうしても入る用事があり彼の留守中に無断で立ち入しまったのです。屋敷の隅にある6畳ほどの狭い部屋には荷物はほとんどなく、書物と着替えが何着かあるだけでした。
探していたものが見つからず押し入れを開けた時にそれを見つけてしまいました。
「これは・・・」
一冊のスケッチブックが押し入れに置かれおり、何気なくそれを開いて見てしまったのです。
細い鉛筆で描かれたと思われる線で丁寧に描かれた女性の姿。鋭い目つきで遠くを眺めていて凛とした姿で描かれています。その女性が誰なのはすぐに見当がつきました。私をモデルにしていることは間違いありません。椅子に座っているところや立ち姿など普段から観察して描かれたと思われる絵がいくつも描かれていました。
繊細でありながら見事な描写力は素人とは思えないほど見事でした。スケッチブックをめくっていくと次々かれのスケッチ画が現れますがどれも全て私の姿ばかりなのです。
そしてさらにもう一枚めくってみると驚くようなスケッチが現れました。
横になって寝そべる私の姿、それはこれまでとは違い服をまとわぬ姿なのです。一度たりとも英吉には見せたことのない服の下の肩や太腿、さらには乳房や股までしっかりと描きこまれています。
私をモデルにした裸婦画を彼は描いていたのです。
「なによこれは」
そこから先のページを捲るとでれも同じような裸の私ばかりが描かれていました。時には艶めかしいポーズであったり股を広げた下品な姿など想像を絶するような物ばかりで見ているこちらが恥ずかしくなってしまいます。
真面目だと思っていた彼がこんなものを描いているなんて信じられません。私を普段からこんな画をかく被写体として見ていたのか思うと怒りさえ湧いてきます。
「奥様、それは!」
振り返ると英吉が部屋の入口に立っていました。私がスケッチブックを手にしていることに目を丸くして立ちつくしていました。決して見られてはいけないものを見られたということがどうにもできなかったのでしょう。
「英吉、これは一体何なの?きちんと説明なさい」
私は手にしたスケッチブックを英吉に突き出しました。こんな卑猥なことを考える英吉を厳しく追及し、このまま家から追い出そうと思っていました。普段は真面目に尽くしていたとしてもこんな人間を置いておく気にはなれませんでした。
「その、奥様・・・それは・・・」
「あなたが描いたんでしょう?どういうつもりなのよ!」
私が厳しく追及すると英吉は黙り込んでしまいました。立ったまま手を強く握りしめて下を俯いたまま時間が止まってしまいました。
それからゆっくりと英吉は口を開きました。
「お許しください奥様。私は、私は・・・」
声を震わせながら英吉は私に近寄ってきて腕を伸ばしました。そのまま私を抱きしめて畳の上に押し倒したのです。
「なにをするの。放しなさい。英吉、今すぐ離れなさい」
「奥様のことへの想いが止まらないのです。そしてそれは日に日に増してしまっているんです。私はもうおかしくなってしまいそうです」
英吉は私をしっかりと抱きしめて離そうとはしません。目と鼻の先で英吉が真剣な表情で私を見つめています。決して冗談や一時の衝動ではなく彼の言葉が本心なのだと告げている目をしていました。私は戸惑いを隠せません。今年で50歳を迎えた私にまだ17歳の英吉がこんなことを言ってくるなんて考えられないことです。
「ふざけたことを言うものじゃありません。早く離しなさい」
「ふざけてなんていません。私は本気。本気で奥様を一人の女性として見てしまっているのです」
そう言いきった英吉は顔を寄せてきました。その直後に唇に柔らかいものが触れました。英吉の唇が私の唇と重なり合って接吻をしてしまったのです。久方ぶりの接吻を英吉と交わしてしまいました。
「お止めなさい。英吉、今なら何もなかったことにします」
「止められません。自分でも止められないのです」
英吉を強く睨みつけましたが彼は臆することなくまた唇を重ねてきました。
抱きついた着物越しに英吉の肉体を感じます。特に私の太腿に硬いものがす当たってきていました。それは英吉の股の部分にあたり、硬くなった男性器だということは私にもわかりました。
「こうなった以上もうなにも怖いものはありません。奥様を好きにさせていただきます」
「きゃ!」
私の左右の乳房に力が加わってきました。英吉が着物の上から乳房を揉んでいたのです。両手でしっかりと膨らみを捕えて力を込めて揉んでいました。英吉は揉みながら息を荒くて、なにかにとりつかれたような雰囲気です。普段からは想像ができない汚らしい獣になっておりました。
逃げようにも逃げることができず英吉に乗られたまま乳房を弄ばれていました。
「だれか助けて!お願い!だれかきて!」
逃げることができない以上大声をにっ出して助けを呼ぼうと思ったのです。屋敷には使用人たちが何人もいるため私の声を聞いて駆けつけて来る者が一人くらいいるはずです。
「声を出しても無駄です。使用人たちは全員表玄関のほうにいます。そしてこの部屋からは表玄関まで声が聞こえることはまずありません」
「いや、だれか!助けてちょうだい!」
英吉は私の着物の帯を掴んで力づくに解いてしまいました。帯を解かれて着物は崩れてしまいます。その崩れた着物の襟を英吉は掴んで私から着物を引きはがしてしまい待ったのです。襦袢も脱がされてしまい裸にされてしまいました。
「夢にまで見た奥様の裸体・・・想像通りお美しい」
「見るんじゃありません、このケダモノ。お願い誰か来て!」
「いいんですか?今だれか来れば奥様の裸も見られてしまいますよ」
「それは・・・」
こんな辱めを受けているのも耐えられませんが使用人たちに肌を見られるのも抵抗がありました。地位をず重んじすぎた私には格下の人間に恥ずかしい姿を見せるなんて耐えがたい屈辱だったのです。それを英吉はそれを分かっていました。
「奥様の身体が私の手の中にあるなんて信じられない。なんてやわらかさだ」
「ひぃ・・うう」
乳房を直に揉まれながら私は必死に耐えました。英吉を追求す後からでもできること、それなら今は必死に耐えてこの屈辱をやり過ごすのが得策と考えました。
汗ばんだ英吉の掌が肌に食い込んできて力強く乳房をし揉まれ続けました。掌が押し付けられるたびに乳首が擦れて刺激が走ってくるのです。
「奥様をもっと私に感じさせてください。奥様の隅々ま脳裏に焼き付けておきたい」
乳房を握ったまま、首筋に舌を這わせきました。ドロリトした舌の感触が首筋にしっかりと刻み込まれました。舐め終わると舐められた私の表情を伺っているようでしばらく動きを止めてじっとしており、その後再び舐めてきました。
「う、うぅ・・・」
「いい匂いがします。それにこの美しい肌、もっと舐めさせていただきます」
英吉は乳房を舐めはじめました。乳房全体、乳首に舌先を立ててきて耐えがたい苦痛が襲ってきました。さらには腹やへそにまで舌を押し当てられてしまったのです。
腹からさらに舌が下へと下がっていき、英吉は私の太腿を掴んで左右に押し広げました。
「やめて、そこは見ないで。見ないでちょうだい」
「はぁ、奥様のあそこを教えてください」
脚の力で閉じようとしましたが英吉の力には逆らえず、股を開いてしまいました。股の間に顔を突っ込んだ英吉に私の秘部をまじまじと見られてしまいます。じっくりと毛に覆われた股を見つめており、それから顔を当ててきて股に生温かい感触が伝わってきました。
「いやああ、だめ・・・不潔よ、獣の行為だわ」
排尿をするための部分に英吉の舌が当てられて舐めています。上から下へと満遍なく私の大事なところに舌を這わせておりました。人がするとは思えない汚らしい行為に嫌悪と恐怖を感じてしまいました。欲望を丸出しにした人間はこんなことさえしてしまうなんて信じられません。
「奥様のここ、いい匂いがします。それに美しい」
「だ、だめ・・・んん・・」
英吉は舌を中へと入れてきました。私の体内に殿方の舌が入り込んで内部を味わうかのように動き回っています。自分で触れるのとも夫の性器が入るの違う感触が伝わってきます。中で細かく動き回る様は蛇やドジョウのようでした。
「あああぁ・・・破廉恥」
「奥様の中もとても良いです。破廉恥と言われても止める気はありません。こんなことさえも奥様のためにならできます」
「ひぃぃ!」
英吉は舌をさらに奥にまで入れてきました。
そうやって舐められるうちに妙な気分私はまなっておりました。不快で汚らわしいと思っていたはずなのに体内に感じる英吉の舌が当たる感触がピリピリと神経に伝わってきます。身体の奥底が熱くなってきてしまい私の体はどうかしてしまったのかもしれません。
「奥様、中が熱くなってきています。それに湿っていますね」
「そんなことを言わないで」
「私の行為で奥様がて感じてくださっているんですね。私は幸せです。濡れた奥様を見ていると私はもう我慢なりません」
英吉は私から離れて袴を脱ぎ、裸になりました。白くほっそりとした体つきで華奢な肉体ですが目を下半身にやると驚いてしまいました。
「奥様を前にしてこんなになってしまっているんです」
褌の下から現れたのは燃えるように真っ赤になった大きな肉の塊でした。血管を浮かび上がらせて天を向くそれは男性きなのだと思います。しかし、夫の物よりもはるかに大きく、長いのです。こんなにも華奢な少年の身体の一部とは思えませんでした。
「なんてこと・・・一体それは何なの?」
「私の奥様への想いです。奥様が欲しい、奥様と一つになりたい。ずっとそう願ってきました。時には奥様を想像しながら自分で慰めていたのです」
英吉は私に近づいてきました。太腿に彼の太い性器がぶつかると、わずかに液体のようなものが肌についてきました。
太腿を掴んで股の間に性器を置いて私を見下ろしておりました。何をしようとしているのか私にもすぐにわかりました。
「やめなさい。そんなことすればもう許しませんよ」
「だめです。もうどうなってもいい。奥様が欲しい・・く、ぐう!」
「ひぃぃ・・」
英吉が腰を突き出して秘部に男性器の先端が当たり、そのまま中へと入り込んできました。太い性器が私の奥へと入ってくるのがはっきりわかりました。10年以上、夫ととも久しく交わっていない中に17歳の英吉が入ってきています。
「ああ、これが奥様の中・・・本物の奥様のマンコ・・・」
「うううぅ・・・や、やめて・・・」
英吉はさらに腰を前に出してきて奥深くへと入り込もうとしてきました。時折中で性器は震えて英吉はぢ悶えていました。神経を集中させて入っていく性器の感触をしっかりと感じとっているようです。
「入りましたよ。奥様。私と奥様が一つに繋がっています」
「いやよ、こんなこと」
「奥様、お許しください。ああ奥様のマンコ温かい。はぁはぁ」
英吉はゆっくりと腰を前後に動かして性器を出し入れさせました。太い性器が私の体内に擦れながら大きな動きでゆっくりと出入りをくり返します。まだ17だというのに英吉は戸惑う様子もなくしっかりとした動きで身体を動かしていました。
「これが女のマンコ、こんなに気持ちいいなんて」
「あなたはじめてなの?」
「はい奥様。今日が初めてです。書物で知識を得ていましたが実際にするのでは大違いですね。はじめての相手が奥様で良かった」
こんなにも堂々としているというのに童貞だったことには大変驚きました。思春期を迎えて性からいろいろと調べたのでしょう。そして身近にいた私を女として見てしまったに違いありません。
殿方のはじめてを相手を務めさせてもらうなんて不思議な気持ちです。それも息子以上に若い少年となんて狂っているとしか言いようがありません。
行為自体も夫とのものよりも荒々しく下品さが際立つような行為でこれまで経験したことのない体験でした。
ですがそれこそが本当の性行為だったのです。男女として求め合う者同士が全てを晒してこそ性欲は満たされることは身体は知っていました。
「はぁはぁ・・・あ、ああん」
「奥様、なんて声を・・・もっと聞かせてください」
声を殺そうと思っても息をしようと口をわずかに開けた途端に声が出てしまいます。私の声をもっと聞こうと英吉は腰の動きを速めました。
「ふぅん、あん、あん・・・はぁぁ」
「最高です。奥様、奥様・・・あああ!」
私は彼の突きに耐えられなくなりました。10数年ぶりの行為によって蘇る性交の悦び、それに加えて英吉の情熱的な行為に飲まれてしまっていたのです。英吉によって私の妻としての理性が機能しなくなってしまいました。
「ああん、そんなに奥までされたら・・・あはぁ!」
「奥様ぁ!もう限界です!」
英吉は腰を強く前に突き出して体内に思い切り射精しました。熱い液体が体内を見てしてきています。中で性器が力強く脈打って英吉は精液を出しています。50歳の肉体にはそれはとても強い刺激でした。出された瞬間頭の中が真っ白になってしまい高揚しました。
英吉はぐったりと畳の上に倒れ込んでしまい、私はその間に着物を持って部屋を去りました。
結局そのことを誰にも言うことはなく英吉も居候を続けています。
行為で自分も気持ちよくなってしまった事実から彼だけを悪者にはできないと思ったのです。しかし、それも自分への言い訳でしかありませんでした。
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