女帝の安らぎ ~76歳資産家祖母の安らぎ~
祖母は立川家では王のような存在だった。立川家は地域では大きな力を持つ一族であり中央の政治も深く繋がりを持ち政財界を支配していた取っても過言ではない。しかしそれは昔の話、40年前の祖父が亡くなって陰りをみせはじめていたとき配偶者である祖母が立川家を立ち直らせたのだ。以来誰も祖母に逆らうことはできず絶対の存在であった。
18歳の孫の俺にとっても祖母は特別な存在だった。
18歳の孫の俺にとっても祖母は特別な存在だった。