母子旅行2 ~真実~
20年前まで私はごく普通の家庭の主婦でした。夫と20歳になる息子の武志とともに幸せな生活を送っていました。その生活がずっと続き穏やかな老後を送るものだと思っていたのです。
「そんな、俺は母さんの息子との間にできた二人目の子供?母さんの孫なの?」
突然の告白に剛志は大変驚いていました。露天風呂を出て部屋に戻り、そこでゆっくりと話すことにしました。
20年前のある晩、武志が夫婦の寝室にやってきたのです。そして母である私を女として好きだといい私に襲い掛かってきました。最初は無理やりでしたが武志に求められていくうちに私の身体は自然と反応してしまったのです。
その頃夫は多忙な日々を送っていていつも帰りは遅く、出張で家を空けることも多く私は孤独な日々を送っていました。そんな時、息子と肉体を交えてしまった私は身体の疼きを抑えられませんでした。あっという間に息子を受け入れ肉欲へと溺れていったのです。
次第に互いを男女として愛し合うようになりました。実の息子を本気で愛してしまったのです。その結果、私は妊娠してしまいました。その時、いけないことだと思いながらも喜んでいる自分がいました。
ですがすぐに夫にバレてしまい私は離婚を突き付けられた挙句、武志と会うことを禁じられてしまいました。愛する人と会えない日々はとても辛く耐え難いものでした。それは武志も同じだったようです。
離婚から半年後、武志が自殺したと聞かされた時はショックでした。武志も私に会えないことがとても辛く生きていくこと自体が耐えきれなかったようです。遺書には私への愛が綴られていたそうです。
そのころすでに出産間近だった私はせめてこの子だけでも大事にしたいと思い出産しました。それが剛志です。
「ごめんなさい。こんなダメな母親で本当にごめんなさい」
私は頭を上げて謝りました。いつかきちんと話をしようと思っていました。これからのことを考えると今言わなければいけないと思ったのです。
長い私の話を剛志は黙って聞いていました。神妙な顔つきでじっと聞いていた剛志はきっと私を軽蔑したことでしょう。そして再び私を女としてみることはないでしょう。
「いいよ。母さん」
「え?」
「話してくれてありがとう。なんだか納得したよ。高齢で母さんが出産したこと。それにすごく俺を大事にしてくれるのも無くなった武志さんのことがあったからだよね。母さんをダメな母親だなんて思わないよ」
顔を上げて剛志の表情を見ると私を見てなんとか笑顔を作ろうとしてくれていました。でも表情がひきつっていてぎこちない笑顔です。
「気を使わなくてもいいのよ。もうとっくに剛志は一人で生きていけるし母さんが嫌いになったなら家を出ていくから」
「気なんて使ってないよ。その剛志さんの血が俺にも流れてるからかな。母さんのことが前から好きで好きでどうしようもないんだ。ずっと傍にいさせてよ。母さんがいいならずっと一緒にいたい」
「剛志・・・」
気が付けば涙が流れていました。剛志は私に寄り添い涙が止まらない私を抱いてくれました。
「武志さんの分まで母さんを大事にするよ、いや母さんを女として愛していくよ」
「ありがとう、剛志。あなたを産んでよかった。本当に母さんは幸せだわ」
真実を受け入れてくれたことに感謝しながら私は剛志の胸の中でしばらく泣いていました。
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「そんな、俺は母さんの息子との間にできた二人目の子供?母さんの孫なの?」
突然の告白に剛志は大変驚いていました。露天風呂を出て部屋に戻り、そこでゆっくりと話すことにしました。
20年前のある晩、武志が夫婦の寝室にやってきたのです。そして母である私を女として好きだといい私に襲い掛かってきました。最初は無理やりでしたが武志に求められていくうちに私の身体は自然と反応してしまったのです。
その頃夫は多忙な日々を送っていていつも帰りは遅く、出張で家を空けることも多く私は孤独な日々を送っていました。そんな時、息子と肉体を交えてしまった私は身体の疼きを抑えられませんでした。あっという間に息子を受け入れ肉欲へと溺れていったのです。
次第に互いを男女として愛し合うようになりました。実の息子を本気で愛してしまったのです。その結果、私は妊娠してしまいました。その時、いけないことだと思いながらも喜んでいる自分がいました。
ですがすぐに夫にバレてしまい私は離婚を突き付けられた挙句、武志と会うことを禁じられてしまいました。愛する人と会えない日々はとても辛く耐え難いものでした。それは武志も同じだったようです。
離婚から半年後、武志が自殺したと聞かされた時はショックでした。武志も私に会えないことがとても辛く生きていくこと自体が耐えきれなかったようです。遺書には私への愛が綴られていたそうです。
そのころすでに出産間近だった私はせめてこの子だけでも大事にしたいと思い出産しました。それが剛志です。
「ごめんなさい。こんなダメな母親で本当にごめんなさい」
私は頭を上げて謝りました。いつかきちんと話をしようと思っていました。これからのことを考えると今言わなければいけないと思ったのです。
長い私の話を剛志は黙って聞いていました。神妙な顔つきでじっと聞いていた剛志はきっと私を軽蔑したことでしょう。そして再び私を女としてみることはないでしょう。
「いいよ。母さん」
「え?」
「話してくれてありがとう。なんだか納得したよ。高齢で母さんが出産したこと。それにすごく俺を大事にしてくれるのも無くなった武志さんのことがあったからだよね。母さんをダメな母親だなんて思わないよ」
顔を上げて剛志の表情を見ると私を見てなんとか笑顔を作ろうとしてくれていました。でも表情がひきつっていてぎこちない笑顔です。
「気を使わなくてもいいのよ。もうとっくに剛志は一人で生きていけるし母さんが嫌いになったなら家を出ていくから」
「気なんて使ってないよ。その剛志さんの血が俺にも流れてるからかな。母さんのことが前から好きで好きでどうしようもないんだ。ずっと傍にいさせてよ。母さんがいいならずっと一緒にいたい」
「剛志・・・」
気が付けば涙が流れていました。剛志は私に寄り添い涙が止まらない私を抱いてくれました。
「武志さんの分まで母さんを大事にするよ、いや母さんを女として愛していくよ」
「ありがとう、剛志。あなたを産んでよかった。本当に母さんは幸せだわ」
真実を受け入れてくれたことに感謝しながら私は剛志の胸の中でしばらく泣いていました。
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