せめて最後に ~古希の母から息子へのお願い~
このところ投稿がなくすみません。楽しみにされていた方には本当に申し訳ないと思っています。
ただどうしても筆が進まず作品が仕上がらないという日々、スランプに陥っていました。書きたい物語はあるもののうまく纏めることができずかなり苦心しています。少しづつでも書いていこうと思いますのでよろしくお願いします。
10年前に父が亡くなり母は一人で暮らしている。何度か俺のところで家族と一緒に暮らさないかと言ってみたが頑なに断られた。母も今年で70歳、何かと心配で最近はときどき様子を見に行くことにしている。
寒気が強まってきた季節の休日、俺は一人で母の所へと向かった。いつもは妻や子供たちと一緒に会いに行くが流行している病気のせいで遠出を嫌がり俺だけが行くことにした。いつものように母の家に着き、駐車場に車を停めると母が出迎えてくれた。
「幸樹、今日は一人なの?」
「今は外出自粛だから俺だけなんだ」
「そうだよね・・・寒いから早く家に入りましょう」
大好きな孫や嫁が一緒にいないことを母は寂しがるかと思ったがそういう様子はなく、平然と状況を飲み込んで俺を家へと招き入れた。70歳というとかなり高齢に思えるが母はまだまだ元気で亡くなった祖母が70だった時に比べると幾分も若く思える。ショートの髪をきちんと黒く染め、顔のしわもそこまで目立たない。若い頃からなにも変わっていないようにさえ思えてくる。
「病気になったりはしてないよね?嫁も心配してたよ」
「大丈夫。ちゃんと気を付けてるって由美さんに言っておいて。そっちも大丈夫なんでしょう?」
「大丈夫だよ。みんな元気だから」
家に入ると母は温かいコーヒーを淹れてくれた。インスタントではなく本物の豆を使ったものでこの匂いを嗅ぐと実家に帰ってきたのだと実感する。父が好きだったコーヒーの味、母はいまもそれを飲み続けていた。
「幸樹はどうなの?もう42でしょう。身体のこと気を付けないと」
「それなりに気を付けてる。健康診断も毎年ちゃんと受けてるから大丈夫」
気が付けば俺ももう立派な中年になってしまった。大学生の息子と高校生の娘のためにも二人のためにも健康には気を付けながら働いているつもりだ。父が病気で亡くなったこともあり母は俺も同じ運命を辿るのではないかと心配しているのかもしれない。
「あまり無理はしないでよ」
「いつまでも子供みたいな扱いなんだな」
「だってコウちゃんは私の大事な子供なんだから」
母に「コウちゃん」と呼ばれ思わず噴き出しそうになってしまった。成人するまではよくそう呼ばれていたが子供や嫁の手前もうそんな呼び方をすることもなくなっている。久しぶりに呼ばれて少し驚いてしまった。
「その呼び方久しぶりだね」
「いいじゃない二人きりの時くらい」
「二人きりか・・・母さんと二人きりになるのはずいぶん久しぶりの気がする」
「そうねぇ。コウちゃんが結婚してからはなかなか二人だけってなかったしね」
俺が結婚してから20年、両親と会う時はいつも妻か子供が一緒だったと思う。父が亡くなり母とこうして二人だけの時間を過ごすというのはかなり久しぶりのことだ。
「コウちゃん、一つ頼みごとをしてもいい?」
「なに?」
「すごく言いにくいことなんだけど」
母はそこまで言って言うべきかまだ悩んでいるようだった。すごく言いづらいことなのかもしれない。ここは俺が一押ししてあげるべきだと思い俺の方から聞いてみた。
「何でも言ってくれていいから。今さら遠慮することなんてなにもないよ」
「本当に?」
「親孝行ならなんでもするよ」
「わかった。なら言うよ・・・母さんを抱いて欲しいの」
コーヒーカップを持った手が止まってしまい母の方を凝視した。母は俯いて俺の方を見ようとはしない。一体どういう意味で言っているのかすぐには俺には理解できなかった。
「抱くっていうのはハグするってこと?」
「そうじゃなくて・・・一緒に布団で裸になって・・・ね」
本当に母がそんなことを望んでいるなんて思ってもいなかった。しかも息子にそんなことを頼むとはどういうことだろうか。ますます理解できず苦しむことになってしまった。
「母さん!?それって・・え、俺と・・・だって親子なんだよ」
「でも何でもいいって言ったじゃない。母さんこのまま死ぬのかと思うとせめてもう一度男に抱かれてみたかったんだよ。でもお父さんも亡くなったし他の人にこんなこと言えないからね」
母も女なのだと改めて思った。伴侶を亡くし年を取ったがそれでもまだ自分の中の女が死んだわけではない。せめてもう一度だけでも自分の中の女を満たしてあげたいという気持ちは理性でも抑えられない物なのかもしれない。母を他の男に抱かせたくはなかった。母が満足するなら俺が相手をするしかないのだ。
「うまくできるかわからないけど母さんがそうしたいっていうならいいよ」
「ありがとうコウちゃん」
それから母の寝室へと行くことにした。先に母が部屋に入り布団を敷いたり準備をして呼んだら入ってきてほしいと言われ部屋の前で俺は待っている。その間かなり緊張してきて心臓の鼓動は強くなっていた。この年でセックスをすることにこんなに胸が高鳴るとは思わなかった。そういえば妻と最後にしたのはいつだっただろうか、緊張してきていろんな思いが巡ってきた。
「コウちゃん、いいよ。入ってきて」
「入るよ」
部屋の襖を開けると畳の上に布団が敷かれていた。かつては父と母の寝室だった部屋、今は母一人の寝室に一組の布団が敷かれている。そしてその向こう、締め切った障子の前に母が立っていた。なにも着ておらず全裸の母がそこで佇んでいた。
「母さん・・・」
大人になってはじめて目の当たりにする母の全裸姿に目を奪われてしまった。元々細身だった母の身体は肉がそう垂れておらずグロさはない。小柄で白い肌と細く走る皺が可憐な花のようにも思えてしまう。老いというよりも熟成したといったほうがしっくりくるような姿だった。70歳の実母の肉体に妙な色気を感じてしまった。
「そんなにじろじろ見てないで恥ずかしじゃない」
「ごめん、俺も脱ぐね」
部屋に入り襖を閉めると俺も服を脱いでいった。母の前で服を脱いでいくというのもはじめてで向けられる視線を感じてしまう。母の視線に晒されながら一枚ずつ脱いでいくが一枚脱ぐたびに体温が少しづつ上昇していくのが分かる。特に股間が熱くなっていくのだ。下着を脱ぐとすでに硬くなったペニスを母に晒してしまった。自分でも驚くほど母の前でペニスが勃起している。
「こんなところ母さんに見られると恥ずかしい」
「今日のコウちゃんかわいい。こっちに来て」
緊張しながら母の方へと一歩ずつ向かっていき、母も俺の方へと向かってきた。ちょうど布団の上で身体がぶつかるくらいの距離になり俺の顔を見上げる母と見つめ合った。母の瞳はまるで少女のような眼をしていた。こんなにも母の眼を意識したことはない。その瞳に俺は吸い込まれそうなくらいだ。
「コウちゃん、ありがとうね」
「母さん・・・」
そっと瞳を閉じた母の顔に自分の顔を寄せていき唇が重なっていった。母の唇はがさついていたが悪くない感触だ。肩に手を乗せさらに唇に吸いついていく。
「はぁ・・・」
わずかに母の口から漏れた吐息、とても色っぽくてさらに興奮してしまう。俺の中で何かが壊れていった。抑え込んでいたものが一気に爆発するかのように感情が昂っていき母への欲望が湧き上がってくる。
「母さん、俺・・・」
「いいよ。何も言わなくていいから」
母は俺の口の中へと舌を入れてきた。温かい母の舌が俺の舌に当たると俺も舌を突き出して母の舌を求めていく。互いの舌が重なり、交ざり合っていき一つの塊のようになっていく。
「コウちゃん、横になりましょう」
布団の上に並んで横になり母の身体へと手を伸ばしていった。太もも、脇腹、そして乳房へと手を移していった。触れた母の乳房は見た目よりもずっと膨らみを感じ、柔らかい弾力が手の中いっぱいに広がってくる。もう片方の手も伸ばして両手で両乳房を包み込んでいった。
「母さんの胸・・・柔らかいね」
「遠慮せずにもっと触っていいから。はぁ、こうやって触られるのも久しぶり」
乳房を揉む手に力が入っていきしっかりと母の乳房の感触を確かめた。俺も久しぶりに触れる女の乳房に堪らずいやらしくまわすように揉んでしまう。そうすると目の前の母は悶えるような表情を浮かべながら淡い吐息を吐いた。
「ん、はぁ・・・コウちゃんいいよ。好きにしていいからね」
「わかったよ。なら好きにさせてもらう」
汗ばんできた掌でしっかりと乳房を掴み、顔を寄せていき舌を当てていった。母の乳首に舌を重ねていったのだ。小さなその突起に何度も舌を叩きつけていくと母は声を上ずらせ興奮しているようだった。
「うっ・・ああ・・・」
「母さん、気持ちいい?」
「んん!!」
言葉に出さず首を縦に振る母を可愛らしいと思いながらさらに昂る感情のままに舌を動かしていく。乳首は硬くなっていき舌を当てると震えていた。その乳首へと唇を当て吸いついていく。
「ひっ、コウちゃん」
「母親のおっぱいなんだから吸いたくなるよ」
それは口先の冗談ではなく本能的なものだったのかもしれない。母の乳首を吸うとなんだかとても心地良かった。長い間父親として、大人として耐えてきた自分が解放されていくような気分だ。再び童心に帰り母へと甘えることのできる悦びに浸っていた。
「コウちゃんが小さかったころを思い出すよ。もっと舐めていいのよ。おっぱい好きだったでしょう」
「うん、母さん」
母は俺の頭に腕をまわし抱きかかえながら乳を吸わせてくれた。互いに親子だった絆を確かめ合いながらも性行為としての快感も味わっていく。硬い母の乳首に強く吸いつき引っ張り、舌先を当て刺激を与えていったのだ。
乳首を舐めながら手を母の下半身へと伸ばしていった。太ももの谷間へと指を滑り込ませていくと肌とは違う硬い感触が指先に当たってきた。
「あ、やだ」
「もっと触らせて」
さらに手を入れていき指先でそこをなぞっていった。そこは思った以上に毛深く、その奥で肉の谷間が広がっている。42年前、俺を産んだその場所をはじめて触れていることに感動を覚えながらも欲求もさらに高まっていく。指をさらに深く入れていき割れ目の中へと沈んでいった。
「まだこっちで感じる?」
「感じるよ。コウちゃんの硬い指・・・あん・・・だめ・・・感じちゃう」
徐々に女を曝け出していく母に対し俺も男を晒していく。指をさらに中へと入れていき柔らかい肉に包み込まれていった。その母の内部は湿っていて若い女とも大差ない感触だ。絡みつくような膣に指を沈め、擦らせた。
「はあ!コウちゃん!そこっ・・・んん!」
「母さんの中濡れてきてる。感じてくれてるのか・・・ああ、いいよ」
太ももが開かれていき俺の行為を求めてきているようだ。それに応じるように母の膣内へと指を強く擦らせ刺激を与えていった。声を上げ、身体を火照らせる姿を見ると俺ももう我慢できない。ペニスがどんどん熱くなり、入れたいという欲求が増していく。
「母さん、入れさせて。入れたいんだ」
「いいよ。母さんに入れて・・・コウちゃんが欲しい」
仰向けになった母の身体を見下ろしながら自分の身体を寄せていった。もう避妊の必要のない70歳の母の割れ目へと勃起したペニスを近づけていく。母の腰を掴んでしっかりとペニスを押し付けていくと温かい感触に包み込まれていった。
「うっ!母さんっ!!」
「幸樹!」
禁断の母子での行為へと踏み込んだことをしっかりと感じながらより中へと挿入した。ペニス全体から心地良い感触と温かさに包み込まれていく。惰性的だった妻との行為や金で抱く女では味わうことのない快感と興奮が全身を駆け抜けていった。
「ああ、気持ちいい!母さん、気持ちいいよ」
「コウちゃんが中に・・・ああ、この感触・・・いい!」
快感のままに根元まで母の中へと押し込んだ。かつて自分がいた場所、生まれた場所へと還ったのだ。再び母と一つに繋がっている。今度は大人の男として繋がっていることを誇らしいとさえ思ってしまう。こんなにも快感と幸福に満ちたセックスは経験したことがない。
「動かすよ。いいね?」
「少しづつお願い。少しづつよ・・・ひゃっ!」
僅かに動いただけで母は驚いた声を上げた。けれどまだいけると確信し俺はさらに大きく腰を動かしていく。温かい母の中へと俺のが強く擦れて快感が走ってきた。
「ううう!!」
「ひぃん!コウちゃん!!」
母が背を反らせ声を震わせながら悶えている。そのまま俺は全身で強く母へとぶつかっていった。膣はより熱気を持っていき俺のペニスをその熱気が包み込んでいく。母の上に身体を乗せ、肌を重ね全身で互いの熱気を確かめ合った。
「母さんの中気持ちいい。くぅ!」
「ああん、息子でこんなにも感じるなんて」
母と熱いキスを交わしながらも全身を大きく動かしペニスをピストンさせてた。中年になり鈍っていた自分の感覚が研ぎ澄まされていく。母も同様により過敏に感じていっている。年頃のカップルのように熱いセックスへと溺れていった。
「もう出そうだ。母さん出すよ!」
「いい!来て!!」
ペニスに集まったエネルギーが一気に解放されていく。実母の膣内へと精子を注ぎ込んだ。それはこの10年で最高といっていいくらいの射精だった。荒い吐息を吐きながら何度も脈打ち止まらない。
「はぁはぁ!ああ!・・・はぐぅ!!」
息子の精子を受け止める母も呼吸を乱しながら必死にそれを受け止めていた。
「ああっ!ひぃ・・・ふぅ!」
永遠に続くかと思われた射精も次第に弱まっていき心身に静寂が迫ってきた。俺と母は身体を重ね、指を絡めて握り合っている。重ねた身体から母の心臓の鼓動さえも伝わってくる。力強く速く脈打つ母の鼓動、きっと俺を産んだときもこんな鼓動だったのだろう。母をより愛おしく思いながらその鼓動の響きに身体で聞き入っていた。
「幸樹、本当にありがとう。嬉しかったよ・・・それにすごく気持ちよかった」
「お礼を言うのはこっちだよ。今までありがとう。母さんの子供で良かった・・・それに母さんとセックスできて本当によかったよ」
「母さんは本当に幸せ者だね」
微笑む母を見ると嬉しくて俺も微笑み、キスをした。
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10年前に父が亡くなり母は一人で暮らしている。何度か俺のところで家族と一緒に暮らさないかと言ってみたが頑なに断られた。母も今年で70歳、何かと心配で最近はときどき様子を見に行くことにしている。
寒気が強まってきた季節の休日、俺は一人で母の所へと向かった。いつもは妻や子供たちと一緒に会いに行くが流行している病気のせいで遠出を嫌がり俺だけが行くことにした。いつものように母の家に着き、駐車場に車を停めると母が出迎えてくれた。
「幸樹、今日は一人なの?」
「今は外出自粛だから俺だけなんだ」
「そうだよね・・・寒いから早く家に入りましょう」
大好きな孫や嫁が一緒にいないことを母は寂しがるかと思ったがそういう様子はなく、平然と状況を飲み込んで俺を家へと招き入れた。70歳というとかなり高齢に思えるが母はまだまだ元気で亡くなった祖母が70だった時に比べると幾分も若く思える。ショートの髪をきちんと黒く染め、顔のしわもそこまで目立たない。若い頃からなにも変わっていないようにさえ思えてくる。
「病気になったりはしてないよね?嫁も心配してたよ」
「大丈夫。ちゃんと気を付けてるって由美さんに言っておいて。そっちも大丈夫なんでしょう?」
「大丈夫だよ。みんな元気だから」
家に入ると母は温かいコーヒーを淹れてくれた。インスタントではなく本物の豆を使ったものでこの匂いを嗅ぐと実家に帰ってきたのだと実感する。父が好きだったコーヒーの味、母はいまもそれを飲み続けていた。
「幸樹はどうなの?もう42でしょう。身体のこと気を付けないと」
「それなりに気を付けてる。健康診断も毎年ちゃんと受けてるから大丈夫」
気が付けば俺ももう立派な中年になってしまった。大学生の息子と高校生の娘のためにも二人のためにも健康には気を付けながら働いているつもりだ。父が病気で亡くなったこともあり母は俺も同じ運命を辿るのではないかと心配しているのかもしれない。
「あまり無理はしないでよ」
「いつまでも子供みたいな扱いなんだな」
「だってコウちゃんは私の大事な子供なんだから」
母に「コウちゃん」と呼ばれ思わず噴き出しそうになってしまった。成人するまではよくそう呼ばれていたが子供や嫁の手前もうそんな呼び方をすることもなくなっている。久しぶりに呼ばれて少し驚いてしまった。
「その呼び方久しぶりだね」
「いいじゃない二人きりの時くらい」
「二人きりか・・・母さんと二人きりになるのはずいぶん久しぶりの気がする」
「そうねぇ。コウちゃんが結婚してからはなかなか二人だけってなかったしね」
俺が結婚してから20年、両親と会う時はいつも妻か子供が一緒だったと思う。父が亡くなり母とこうして二人だけの時間を過ごすというのはかなり久しぶりのことだ。
「コウちゃん、一つ頼みごとをしてもいい?」
「なに?」
「すごく言いにくいことなんだけど」
母はそこまで言って言うべきかまだ悩んでいるようだった。すごく言いづらいことなのかもしれない。ここは俺が一押ししてあげるべきだと思い俺の方から聞いてみた。
「何でも言ってくれていいから。今さら遠慮することなんてなにもないよ」
「本当に?」
「親孝行ならなんでもするよ」
「わかった。なら言うよ・・・母さんを抱いて欲しいの」
コーヒーカップを持った手が止まってしまい母の方を凝視した。母は俯いて俺の方を見ようとはしない。一体どういう意味で言っているのかすぐには俺には理解できなかった。
「抱くっていうのはハグするってこと?」
「そうじゃなくて・・・一緒に布団で裸になって・・・ね」
本当に母がそんなことを望んでいるなんて思ってもいなかった。しかも息子にそんなことを頼むとはどういうことだろうか。ますます理解できず苦しむことになってしまった。
「母さん!?それって・・え、俺と・・・だって親子なんだよ」
「でも何でもいいって言ったじゃない。母さんこのまま死ぬのかと思うとせめてもう一度男に抱かれてみたかったんだよ。でもお父さんも亡くなったし他の人にこんなこと言えないからね」
母も女なのだと改めて思った。伴侶を亡くし年を取ったがそれでもまだ自分の中の女が死んだわけではない。せめてもう一度だけでも自分の中の女を満たしてあげたいという気持ちは理性でも抑えられない物なのかもしれない。母を他の男に抱かせたくはなかった。母が満足するなら俺が相手をするしかないのだ。
「うまくできるかわからないけど母さんがそうしたいっていうならいいよ」
「ありがとうコウちゃん」
それから母の寝室へと行くことにした。先に母が部屋に入り布団を敷いたり準備をして呼んだら入ってきてほしいと言われ部屋の前で俺は待っている。その間かなり緊張してきて心臓の鼓動は強くなっていた。この年でセックスをすることにこんなに胸が高鳴るとは思わなかった。そういえば妻と最後にしたのはいつだっただろうか、緊張してきていろんな思いが巡ってきた。
「コウちゃん、いいよ。入ってきて」
「入るよ」
部屋の襖を開けると畳の上に布団が敷かれていた。かつては父と母の寝室だった部屋、今は母一人の寝室に一組の布団が敷かれている。そしてその向こう、締め切った障子の前に母が立っていた。なにも着ておらず全裸の母がそこで佇んでいた。
「母さん・・・」
大人になってはじめて目の当たりにする母の全裸姿に目を奪われてしまった。元々細身だった母の身体は肉がそう垂れておらずグロさはない。小柄で白い肌と細く走る皺が可憐な花のようにも思えてしまう。老いというよりも熟成したといったほうがしっくりくるような姿だった。70歳の実母の肉体に妙な色気を感じてしまった。
「そんなにじろじろ見てないで恥ずかしじゃない」
「ごめん、俺も脱ぐね」
部屋に入り襖を閉めると俺も服を脱いでいった。母の前で服を脱いでいくというのもはじめてで向けられる視線を感じてしまう。母の視線に晒されながら一枚ずつ脱いでいくが一枚脱ぐたびに体温が少しづつ上昇していくのが分かる。特に股間が熱くなっていくのだ。下着を脱ぐとすでに硬くなったペニスを母に晒してしまった。自分でも驚くほど母の前でペニスが勃起している。
「こんなところ母さんに見られると恥ずかしい」
「今日のコウちゃんかわいい。こっちに来て」
緊張しながら母の方へと一歩ずつ向かっていき、母も俺の方へと向かってきた。ちょうど布団の上で身体がぶつかるくらいの距離になり俺の顔を見上げる母と見つめ合った。母の瞳はまるで少女のような眼をしていた。こんなにも母の眼を意識したことはない。その瞳に俺は吸い込まれそうなくらいだ。
「コウちゃん、ありがとうね」
「母さん・・・」
そっと瞳を閉じた母の顔に自分の顔を寄せていき唇が重なっていった。母の唇はがさついていたが悪くない感触だ。肩に手を乗せさらに唇に吸いついていく。
「はぁ・・・」
わずかに母の口から漏れた吐息、とても色っぽくてさらに興奮してしまう。俺の中で何かが壊れていった。抑え込んでいたものが一気に爆発するかのように感情が昂っていき母への欲望が湧き上がってくる。
「母さん、俺・・・」
「いいよ。何も言わなくていいから」
母は俺の口の中へと舌を入れてきた。温かい母の舌が俺の舌に当たると俺も舌を突き出して母の舌を求めていく。互いの舌が重なり、交ざり合っていき一つの塊のようになっていく。
「コウちゃん、横になりましょう」
布団の上に並んで横になり母の身体へと手を伸ばしていった。太もも、脇腹、そして乳房へと手を移していった。触れた母の乳房は見た目よりもずっと膨らみを感じ、柔らかい弾力が手の中いっぱいに広がってくる。もう片方の手も伸ばして両手で両乳房を包み込んでいった。
「母さんの胸・・・柔らかいね」
「遠慮せずにもっと触っていいから。はぁ、こうやって触られるのも久しぶり」
乳房を揉む手に力が入っていきしっかりと母の乳房の感触を確かめた。俺も久しぶりに触れる女の乳房に堪らずいやらしくまわすように揉んでしまう。そうすると目の前の母は悶えるような表情を浮かべながら淡い吐息を吐いた。
「ん、はぁ・・・コウちゃんいいよ。好きにしていいからね」
「わかったよ。なら好きにさせてもらう」
汗ばんできた掌でしっかりと乳房を掴み、顔を寄せていき舌を当てていった。母の乳首に舌を重ねていったのだ。小さなその突起に何度も舌を叩きつけていくと母は声を上ずらせ興奮しているようだった。
「うっ・・ああ・・・」
「母さん、気持ちいい?」
「んん!!」
言葉に出さず首を縦に振る母を可愛らしいと思いながらさらに昂る感情のままに舌を動かしていく。乳首は硬くなっていき舌を当てると震えていた。その乳首へと唇を当て吸いついていく。
「ひっ、コウちゃん」
「母親のおっぱいなんだから吸いたくなるよ」
それは口先の冗談ではなく本能的なものだったのかもしれない。母の乳首を吸うとなんだかとても心地良かった。長い間父親として、大人として耐えてきた自分が解放されていくような気分だ。再び童心に帰り母へと甘えることのできる悦びに浸っていた。
「コウちゃんが小さかったころを思い出すよ。もっと舐めていいのよ。おっぱい好きだったでしょう」
「うん、母さん」
母は俺の頭に腕をまわし抱きかかえながら乳を吸わせてくれた。互いに親子だった絆を確かめ合いながらも性行為としての快感も味わっていく。硬い母の乳首に強く吸いつき引っ張り、舌先を当て刺激を与えていったのだ。
乳首を舐めながら手を母の下半身へと伸ばしていった。太ももの谷間へと指を滑り込ませていくと肌とは違う硬い感触が指先に当たってきた。
「あ、やだ」
「もっと触らせて」
さらに手を入れていき指先でそこをなぞっていった。そこは思った以上に毛深く、その奥で肉の谷間が広がっている。42年前、俺を産んだその場所をはじめて触れていることに感動を覚えながらも欲求もさらに高まっていく。指をさらに深く入れていき割れ目の中へと沈んでいった。
「まだこっちで感じる?」
「感じるよ。コウちゃんの硬い指・・・あん・・・だめ・・・感じちゃう」
徐々に女を曝け出していく母に対し俺も男を晒していく。指をさらに中へと入れていき柔らかい肉に包み込まれていった。その母の内部は湿っていて若い女とも大差ない感触だ。絡みつくような膣に指を沈め、擦らせた。
「はあ!コウちゃん!そこっ・・・んん!」
「母さんの中濡れてきてる。感じてくれてるのか・・・ああ、いいよ」
太ももが開かれていき俺の行為を求めてきているようだ。それに応じるように母の膣内へと指を強く擦らせ刺激を与えていった。声を上げ、身体を火照らせる姿を見ると俺ももう我慢できない。ペニスがどんどん熱くなり、入れたいという欲求が増していく。
「母さん、入れさせて。入れたいんだ」
「いいよ。母さんに入れて・・・コウちゃんが欲しい」
仰向けになった母の身体を見下ろしながら自分の身体を寄せていった。もう避妊の必要のない70歳の母の割れ目へと勃起したペニスを近づけていく。母の腰を掴んでしっかりとペニスを押し付けていくと温かい感触に包み込まれていった。
「うっ!母さんっ!!」
「幸樹!」
禁断の母子での行為へと踏み込んだことをしっかりと感じながらより中へと挿入した。ペニス全体から心地良い感触と温かさに包み込まれていく。惰性的だった妻との行為や金で抱く女では味わうことのない快感と興奮が全身を駆け抜けていった。
「ああ、気持ちいい!母さん、気持ちいいよ」
「コウちゃんが中に・・・ああ、この感触・・・いい!」
快感のままに根元まで母の中へと押し込んだ。かつて自分がいた場所、生まれた場所へと還ったのだ。再び母と一つに繋がっている。今度は大人の男として繋がっていることを誇らしいとさえ思ってしまう。こんなにも快感と幸福に満ちたセックスは経験したことがない。
「動かすよ。いいね?」
「少しづつお願い。少しづつよ・・・ひゃっ!」
僅かに動いただけで母は驚いた声を上げた。けれどまだいけると確信し俺はさらに大きく腰を動かしていく。温かい母の中へと俺のが強く擦れて快感が走ってきた。
「ううう!!」
「ひぃん!コウちゃん!!」
母が背を反らせ声を震わせながら悶えている。そのまま俺は全身で強く母へとぶつかっていった。膣はより熱気を持っていき俺のペニスをその熱気が包み込んでいく。母の上に身体を乗せ、肌を重ね全身で互いの熱気を確かめ合った。
「母さんの中気持ちいい。くぅ!」
「ああん、息子でこんなにも感じるなんて」
母と熱いキスを交わしながらも全身を大きく動かしペニスをピストンさせてた。中年になり鈍っていた自分の感覚が研ぎ澄まされていく。母も同様により過敏に感じていっている。年頃のカップルのように熱いセックスへと溺れていった。
「もう出そうだ。母さん出すよ!」
「いい!来て!!」
ペニスに集まったエネルギーが一気に解放されていく。実母の膣内へと精子を注ぎ込んだ。それはこの10年で最高といっていいくらいの射精だった。荒い吐息を吐きながら何度も脈打ち止まらない。
「はぁはぁ!ああ!・・・はぐぅ!!」
息子の精子を受け止める母も呼吸を乱しながら必死にそれを受け止めていた。
「ああっ!ひぃ・・・ふぅ!」
永遠に続くかと思われた射精も次第に弱まっていき心身に静寂が迫ってきた。俺と母は身体を重ね、指を絡めて握り合っている。重ねた身体から母の心臓の鼓動さえも伝わってくる。力強く速く脈打つ母の鼓動、きっと俺を産んだときもこんな鼓動だったのだろう。母をより愛おしく思いながらその鼓動の響きに身体で聞き入っていた。
「幸樹、本当にありがとう。嬉しかったよ・・・それにすごく気持ちよかった」
「お礼を言うのはこっちだよ。今までありがとう。母さんの子供で良かった・・・それに母さんとセックスできて本当によかったよ」
「母さんは本当に幸せ者だね」
微笑む母を見ると嬉しくて俺も微笑み、キスをした。
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