勇者へのご褒美 ~若い王女より妙齢の女王~
永い眠りから邪竜が王国内で暴れまわり街を破壊し、多くの国民の命を奪い、甚大な被害をもたらしていました。軍隊や多くの腕利きの戦士たちが挑んだものの、邪竜に敵うものはおらずもはや王国は邪竜によって滅ぼされるのを待つだけとなっていたのです。もはやこれまでかと誰もが諦めていた中、ある青年がその邪竜を倒したという一報が入り国内全土が歓喜に湧きました。その青年を皆、勇者として称えたのです。
邪竜を倒した勇者ケインを国として称えるために王宮へ招くことになりました。国王様である夫をはじめ、王妃の私ルーシアや王族一同、それに各地から貴族や将軍たちも集まるというかつてないほどの歓迎ぶりです。だれもがケインを一目見たい、感謝の意を伝えたいと思っていました。
「ケイン様が入場されます」
衛兵の声が高らかに謁見の間に響き、扉が開くと男性が姿を現しました。簡素な防具に細い剣、あまりいい装備とはいえない風貌です。ひょろりとしていて身長は高いわけでもなく大柄な体格というわけでもありません。20歳の田舎の青年というのが第一印象でした。こんな子が本当にあの邪竜を倒したなんて信じられません。参列していたほかの者たちもそう思ったらしくケインを見た人々はどよめいていました。
玉座の足元までやってきたケインは片膝をついて頭を垂れました。
「そなたが邪竜を倒したケインか?」
国王様がそう尋ねるとケインは顔を上げ、国王様と隣に座る王妃の私を見つめました。その瞳は青くとても輝いていて目が合った瞬間に虜になってしまいそうな不思議な力を感じたのです。
「はい、私が邪竜を倒したケインです。こちらがその証拠です。どうぞお納めください」
ケインは懐から革袋を取り出し、その袋を開けるとまるで拳くらいの大きさのガラス玉のようなものを取り出しました。黒く輝くその玉は紛れもなく邪竜の竜玉でした。伝承でしか聞いたことのないそれを持っているケインにまた人々はどよめいてしまいます。
「おお、これがあの邪竜の竜玉・・・信じられん」
高齢の国王様は玉座から立ち上がりケインの方へと歩みより、その竜玉を受け取りました。高く掲げたその玉は強く輝き、人々を魅了しています。それがどれほどの勝ちになるかなど見当もつかない代物です。
「ケイン、国民を代表して礼を言わせてもらう。また王国勇者の称号を与えよう」
「ありがとうございます国王様」
ケインは謙虚にその場で頭を垂れ国王に応えました。集まった一同が拍手喝采でケインを称えたのでした。
称号と勲章を授与した後、国王様はケインを労おうと王宮の奥にある王室の部屋まで連れていきました。私や息子の王子たちをはじめ他の王族も興味津々でみんなでケインを囲んで邪竜を倒した時の話を聞かせてもらったのです。
「戦い続けて三日目の朝、ようやく奴の弱点に気づき一か八かで勝負をしかけたんです」
「まあ、なんてすごいの」
「勇敢な男だ」
ケインは田舎育ちで特別な訓練を受けたわけではなく、特別な装備も持ってはいませんでした。けれど天性の才能と努力によって邪竜を倒すことに成功したのです。こんな若者に逢えたことに私もたいへん感銘を受けました。
「ケイン、今夜は私たちと夕食を共にしないか、それに泊っていきなさい」
「いえ、私のような身分の人間には恐れ多いことです」
「良い良い。そうしなさい。これは国王の命令じゃ」
国王様も大変気をよくしてケインを王宮に賓客として泊ることを薦めたのです。他の者たちも同じ気持ちでケインは断り切れずそのまま王室のもてなしを受けることとなりました。
ケインをもてなす晩餐会も盛り上がり、ケインには貴族の称号だとか土地を与えたいなどさまざまな話題が上がりケインは終始困り果てていました。私もケインのことをとても気に入り孫のように思うようになったのです。
そしていい考えを思い付き、夕食後に私の私室へと招きました。
「王妃様、失礼します」
「そう硬くならないでちょうだい」
椅子に座って紅茶を飲みながら対面の椅子にケインを座らせると紅茶を入れたカップを勧めました。ぎこちないながらもケインはカップを手に取って飲んでいます。
「あなた独身だと言っていましたね。故郷に恋人や思い人はいるのでしょうか?」
「いえ、そんな人はいません」
「なら私の孫のアリシアと婚約してはどうでしょう?」
ケインはお茶をこぼしそうなほど驚き、私の方を見つめました。
「あの子はまだ16だけどとてもよくできた子です。あなたを支えるいい妻になることでしょう」
「待ってください、私に絶世の美女のアリシア様とだなんて」
ケインはしっかりした男だと思えましたし、ぜひ孫娘の婿になってもらいたいと思ったのです。その方がケインは地位や財産よりずっと価値のあるものを手に入れることができます。
「国を救ったあなたにどれだけ感謝していることか。どれだけ褒美を与えても返しきれないくらいです」
「どんな褒美でも・・・ですか」
「ええ、さっきから見ているとアリシアもあなたを気に入っているようだから是非」
ケインは紅茶を飲む手を止めて少し考え込みはじめました。やはりいきなりこんなことを言うべきではなかったのかもしれません。ぜひ国中の男たちが羨望の眼差しで見る美しいアリシアは引く手数多なのです。だからこそケインのような素敵な男性と一緒になってもらいたいという想いでした。
「王妃様、アリシア様はいただけません。なぜなら・・・」
ケインは立ち上がると私の方へと歩みより、鋭い眼差しで私を見つめてきました。
「王妃様、私はあなたが欲しい」
「え!!なにを言ってるのです?」
ケインにそう言われて私はとても混乱しました。私には国王様という長年共に過ごした夫がいます。それに私は今年で65歳、そんな年寄りになにを言っているのかと理解が追いつきません。
「国母といわれた王妃ルーシア様のことを小さいころに一目見た時から忘れられなかったんです。どんな褒美でもくれるというならルーシア様を抱かせてください」
私が驚きかたまっている間にケインは顔を寄せ、唇を重ねてきたのです。さっき飲んだ淡いワインの味とケインの熱気が乾いている私の唇に伝わってきます。キスをしたまま座っている私の背へと両手が回り込んでいきました。
「ずっとルーシア陛下に惚れていたのです。邪竜を倒したのも陛下のためにと思ってのことです」
「こんな老いぼれにそのようなことを言われても」
国王様という夫もいれば祖母と孫ほど年も離れています。なにより私自身性の経験は少ない上、最後にしたのは何十年も昔のことなのです。さっきのキスでさえも久しぶりのことでつい鼓動が妙に高鳴ってしまったくらいでした。
ケインは真剣な眼差しで私を見つめています。その眼差しは“女”を見る男の目つきでした。
「いまあなたがしたことだけでは満足できないの?」
「陛下とキスできただけでも充分嬉しいですがやはり私は・・・陛下と一度でいいからしてみたいのです」
「そのような事、口にするだけでも大罪ですよ。それにきっと幻滅してしまいますよ」
ケインの熱心な言葉に私は恥ずかしくて顔が火照ってきてしまします。
拒もうとする私に対してケインは背に回した手に力を入れ身体を引き寄せていきました。ケインと胸が重なるほど身体が密着し、再び唇が重なっていきます。瑞々しい唇が私の唇へと吸い付き離してはくれません。ケインの思いの丈が唇から強く伝わってきます。
あまりのことに頭がクラクラし、正常に考えられなくなっていきました。そして沸々と身体の奥が熱くなっていったのです。
「これは誰にも秘密ですよ。邪竜を倒したあなたへの感謝の気持ちですからね」
私は戸惑いと高鳴る興奮と共にベッドへとケインと共に向かっていきました。
ケインに隠れるようにしてベッドの片隅で震える指でドレスの紐を解いていきました。国王様に対する罪悪感が強まっていきますが、邪竜を倒したケインのたっての願いということであれば拒むのも悪いと思ってしまいます。そんな気持ちの板挟みになりながらも裸になるとケインの前へと姿を晒していきました。
「ケイン準備できました」
肉体の張りはなくなりだらりと肉が垂れさがり、豊満だった乳房もいまではブヨブヨの垂れた塊でしかありません。若いころは国王様に喜ばれるようなスタイルでしたがいまや見る影もないのです。
「そんな見え透いたお世辞はいいですよ。こんな身体をみればその気も失せてしまったでしょう」
「いえ、そんなことありません。とてもお美しい・・・これ以上ないほど興奮してきてしまいます」
ベッドの上で待っていたケインの方へと目をやると目を大きく見開きギラギラした視線を私へと向けていました。こんな私の身体を見て興ざめしているどころか彼の言う通りさらに興奮しているようです。
「陛下、こちらに来てもっとよく身体を見せてください」
ベッドへと上がり恐る恐るケインの方へと近づいていきました。ケインもすでに全裸になっていて蝋燭の灯りに照らされ若く引き締まった肉体が闇に浮かび上がっています。邪竜を倒すだけのことはあり、鍛えられた肉体はまさに戦士の身体つきです。
近づいていく私にケインは腕を伸ばし、ベッドへと押し倒してきました。
「陛下!」
「きゃ!」
まるで野獣にでもなったかのようにケインは変貌し、仰向けになった私の身体に抱きついてきます。硬い筋肉質の四肢が私を押さえ込み、ケインの唇が首筋へと当てられてきました。強張る私の身体に対してケインは躊躇なく襲い掛かってきたのです。
「はぁはぁ、陛下の匂い、肌。なにもかもいい。なんて柔らかい肌なんだ。ふぅふぅ・・・もっと、もっと堪能したい」
「ちょっとケイン・・・っん!!」
左乳首に刺激が走ってきました。顔を下ろすとケインが私の左乳首に吸い付いているのです。赤ん坊が乳を欲しがるように強く私の乳首に吸い付いてきます。両手で乳房を掴んで揉み、左乳首だけでなく右乳首にも唇を当ててきます。その感触は私がこれまで体験したことのないほど心地よいものだったのです。
「はんっ!だめ、声が・・・出る」
「声を出してください。陛下の声をもっと聞きたい。遠慮せずに叫んで構わないんです」
唇に包まれた乳首からは過度な刺激が走り、私はつい下品な声をだしてしまいそうになります。それは淑女として恥じるべきことであり必死に唇を噛んで堪えました。けれどケインは私に声を出させようとしているのかさらに刺激を与えてきます。
「やっ・・・ケインあなた・・・だめ、もうだめ」
「陛下のすべてを見せてください。高貴な身分の陛下だって女だというところが見たいんです」
「や、やめて!」
ケインの右手が私の下半身へと下りていきました。太ももの間を探り、股の間へと指先が入り込んでいきます。硬い指先が股の間を進んでいき私の敏感なところへと触れてきました。ケインはそこを撫でるように指を動かして優しく触れてきます。私はそれだけで身を震わせるほど感じてしまいました。
「ひ、ひっ!」
「陛下の反応を見ているとまるで処女としているみたいです。余計に興奮してしまう」
「処女だなんて・・・あ、ああ!!」
ケインの指がさらに強く押し当てられてきました。膨らんだ肉の割れ目の中へと指先が入り込み、陰核を可愛がるように撫でてきます。それには私は堪らず声を荒げてしまいました。ケインは私の声を聞いてますます調子をあげていき陰核へとさらに強く指を当ててきました。
「あああ!そんなにしないで!」
「陛下、素敵ですよ。なんて言い声なんだ」
陰核がしびれてしまいそうなほどもてあそばれ、私も声を出すことを止められませんでした。こんな姿、国王様が見ればなんとおもうことでしょうか。
ケインはさらに私の下半身の穴へと指を当ててきました。子を産む小さな穴の中へと若き勇者の指が入り込んできます。
「これが陛下の中・・・柔らかくてなんていい感触なんだ」
「そんなことをわざわざ言わずともいいじゃないですか」
「恥ずかしがる陛下も可愛らしい。ますます陛下が好きになってしまう」
恥じらって顔を横に向けたままの私の頬にケインが唇を軽く重ねてきました。こんな若い子にいいようにされているというのに私は気持ち良くてもっとしてほしいという願望が胸の奥に湧いてきていました。ケインの指がさらに穴の中、膣を遡っていき奥を刺激してくるとますます淫らな願望が湧いてきてしまいます。
「んんんぅ!!そんなにしないで!」
「ひょっとしてされたことないのですか?こんな風に、自分でも国王様にも」
膣内で指が大きく動いてかき回してます。下半身全体が熱くなり心地よい感覚が一気に高まっていきました。
「こんな下品なこと・・・ひっひっ・・・ひぃんっ!!!うううう!!!」
我慢しきれなくなった私は下半身から体液を吐き出してしまいました。ケインの指が入ったまま、彼の見ている前でしてしまったのです。人前でシーツを濡らすほどだしてしまうなんて人生最大の恥辱といってもいいでしょう。けれどその時とても気持ちよく今までにない快感を感じました。
「ケイン様が入場されます」
衛兵の声が高らかに謁見の間に響き、扉が開くと男性が姿を現しました。簡素な防具に細い剣、あまりいい装備とはいえない風貌です。ひょろりとしていて身長は高いわけでもなく大柄な体格というわけでもありません。20歳の田舎の青年というのが第一印象でした。こんな子が本当にあの邪竜を倒したなんて信じられません。参列していたほかの者たちもそう思ったらしくケインを見た人々はどよめいていました。
玉座の足元までやってきたケインは片膝をついて頭を垂れました。
「そなたが邪竜を倒したケインか?」
国王様がそう尋ねるとケインは顔を上げ、国王様と隣に座る王妃の私を見つめました。その瞳は青くとても輝いていて目が合った瞬間に虜になってしまいそうな不思議な力を感じたのです。
「はい、私が邪竜を倒したケインです。こちらがその証拠です。どうぞお納めください」
ケインは懐から革袋を取り出し、その袋を開けるとまるで拳くらいの大きさのガラス玉のようなものを取り出しました。黒く輝くその玉は紛れもなく邪竜の竜玉でした。伝承でしか聞いたことのないそれを持っているケインにまた人々はどよめいてしまいます。
「おお、これがあの邪竜の竜玉・・・信じられん」
高齢の国王様は玉座から立ち上がりケインの方へと歩みより、その竜玉を受け取りました。高く掲げたその玉は強く輝き、人々を魅了しています。それがどれほどの勝ちになるかなど見当もつかない代物です。
「ケイン、国民を代表して礼を言わせてもらう。また王国勇者の称号を与えよう」
「ありがとうございます国王様」
ケインは謙虚にその場で頭を垂れ国王に応えました。集まった一同が拍手喝采でケインを称えたのでした。
称号と勲章を授与した後、国王様はケインを労おうと王宮の奥にある王室の部屋まで連れていきました。私や息子の王子たちをはじめ他の王族も興味津々でみんなでケインを囲んで邪竜を倒した時の話を聞かせてもらったのです。
「戦い続けて三日目の朝、ようやく奴の弱点に気づき一か八かで勝負をしかけたんです」
「まあ、なんてすごいの」
「勇敢な男だ」
ケインは田舎育ちで特別な訓練を受けたわけではなく、特別な装備も持ってはいませんでした。けれど天性の才能と努力によって邪竜を倒すことに成功したのです。こんな若者に逢えたことに私もたいへん感銘を受けました。
「ケイン、今夜は私たちと夕食を共にしないか、それに泊っていきなさい」
「いえ、私のような身分の人間には恐れ多いことです」
「良い良い。そうしなさい。これは国王の命令じゃ」
国王様も大変気をよくしてケインを王宮に賓客として泊ることを薦めたのです。他の者たちも同じ気持ちでケインは断り切れずそのまま王室のもてなしを受けることとなりました。
ケインをもてなす晩餐会も盛り上がり、ケインには貴族の称号だとか土地を与えたいなどさまざまな話題が上がりケインは終始困り果てていました。私もケインのことをとても気に入り孫のように思うようになったのです。
そしていい考えを思い付き、夕食後に私の私室へと招きました。
「王妃様、失礼します」
「そう硬くならないでちょうだい」
椅子に座って紅茶を飲みながら対面の椅子にケインを座らせると紅茶を入れたカップを勧めました。ぎこちないながらもケインはカップを手に取って飲んでいます。
「あなた独身だと言っていましたね。故郷に恋人や思い人はいるのでしょうか?」
「いえ、そんな人はいません」
「なら私の孫のアリシアと婚約してはどうでしょう?」
ケインはお茶をこぼしそうなほど驚き、私の方を見つめました。
「あの子はまだ16だけどとてもよくできた子です。あなたを支えるいい妻になることでしょう」
「待ってください、私に絶世の美女のアリシア様とだなんて」
ケインはしっかりした男だと思えましたし、ぜひ孫娘の婿になってもらいたいと思ったのです。その方がケインは地位や財産よりずっと価値のあるものを手に入れることができます。
「国を救ったあなたにどれだけ感謝していることか。どれだけ褒美を与えても返しきれないくらいです」
「どんな褒美でも・・・ですか」
「ええ、さっきから見ているとアリシアもあなたを気に入っているようだから是非」
ケインは紅茶を飲む手を止めて少し考え込みはじめました。やはりいきなりこんなことを言うべきではなかったのかもしれません。ぜひ国中の男たちが羨望の眼差しで見る美しいアリシアは引く手数多なのです。だからこそケインのような素敵な男性と一緒になってもらいたいという想いでした。
「王妃様、アリシア様はいただけません。なぜなら・・・」
ケインは立ち上がると私の方へと歩みより、鋭い眼差しで私を見つめてきました。
「王妃様、私はあなたが欲しい」
「え!!なにを言ってるのです?」
ケインにそう言われて私はとても混乱しました。私には国王様という長年共に過ごした夫がいます。それに私は今年で65歳、そんな年寄りになにを言っているのかと理解が追いつきません。
「国母といわれた王妃ルーシア様のことを小さいころに一目見た時から忘れられなかったんです。どんな褒美でもくれるというならルーシア様を抱かせてください」
私が驚きかたまっている間にケインは顔を寄せ、唇を重ねてきたのです。さっき飲んだ淡いワインの味とケインの熱気が乾いている私の唇に伝わってきます。キスをしたまま座っている私の背へと両手が回り込んでいきました。
「ずっとルーシア陛下に惚れていたのです。邪竜を倒したのも陛下のためにと思ってのことです」
「こんな老いぼれにそのようなことを言われても」
国王様という夫もいれば祖母と孫ほど年も離れています。なにより私自身性の経験は少ない上、最後にしたのは何十年も昔のことなのです。さっきのキスでさえも久しぶりのことでつい鼓動が妙に高鳴ってしまったくらいでした。
ケインは真剣な眼差しで私を見つめています。その眼差しは“女”を見る男の目つきでした。
「いまあなたがしたことだけでは満足できないの?」
「陛下とキスできただけでも充分嬉しいですがやはり私は・・・陛下と一度でいいからしてみたいのです」
「そのような事、口にするだけでも大罪ですよ。それにきっと幻滅してしまいますよ」
ケインの熱心な言葉に私は恥ずかしくて顔が火照ってきてしまします。
拒もうとする私に対してケインは背に回した手に力を入れ身体を引き寄せていきました。ケインと胸が重なるほど身体が密着し、再び唇が重なっていきます。瑞々しい唇が私の唇へと吸い付き離してはくれません。ケインの思いの丈が唇から強く伝わってきます。
あまりのことに頭がクラクラし、正常に考えられなくなっていきました。そして沸々と身体の奥が熱くなっていったのです。
「これは誰にも秘密ですよ。邪竜を倒したあなたへの感謝の気持ちですからね」
私は戸惑いと高鳴る興奮と共にベッドへとケインと共に向かっていきました。
ケインに隠れるようにしてベッドの片隅で震える指でドレスの紐を解いていきました。国王様に対する罪悪感が強まっていきますが、邪竜を倒したケインのたっての願いということであれば拒むのも悪いと思ってしまいます。そんな気持ちの板挟みになりながらも裸になるとケインの前へと姿を晒していきました。
「ケイン準備できました」
肉体の張りはなくなりだらりと肉が垂れさがり、豊満だった乳房もいまではブヨブヨの垂れた塊でしかありません。若いころは国王様に喜ばれるようなスタイルでしたがいまや見る影もないのです。
「そんな見え透いたお世辞はいいですよ。こんな身体をみればその気も失せてしまったでしょう」
「いえ、そんなことありません。とてもお美しい・・・これ以上ないほど興奮してきてしまいます」
ベッドの上で待っていたケインの方へと目をやると目を大きく見開きギラギラした視線を私へと向けていました。こんな私の身体を見て興ざめしているどころか彼の言う通りさらに興奮しているようです。
「陛下、こちらに来てもっとよく身体を見せてください」
ベッドへと上がり恐る恐るケインの方へと近づいていきました。ケインもすでに全裸になっていて蝋燭の灯りに照らされ若く引き締まった肉体が闇に浮かび上がっています。邪竜を倒すだけのことはあり、鍛えられた肉体はまさに戦士の身体つきです。
近づいていく私にケインは腕を伸ばし、ベッドへと押し倒してきました。
「陛下!」
「きゃ!」
まるで野獣にでもなったかのようにケインは変貌し、仰向けになった私の身体に抱きついてきます。硬い筋肉質の四肢が私を押さえ込み、ケインの唇が首筋へと当てられてきました。強張る私の身体に対してケインは躊躇なく襲い掛かってきたのです。
「はぁはぁ、陛下の匂い、肌。なにもかもいい。なんて柔らかい肌なんだ。ふぅふぅ・・・もっと、もっと堪能したい」
「ちょっとケイン・・・っん!!」
左乳首に刺激が走ってきました。顔を下ろすとケインが私の左乳首に吸い付いているのです。赤ん坊が乳を欲しがるように強く私の乳首に吸い付いてきます。両手で乳房を掴んで揉み、左乳首だけでなく右乳首にも唇を当ててきます。その感触は私がこれまで体験したことのないほど心地よいものだったのです。
「はんっ!だめ、声が・・・出る」
「声を出してください。陛下の声をもっと聞きたい。遠慮せずに叫んで構わないんです」
唇に包まれた乳首からは過度な刺激が走り、私はつい下品な声をだしてしまいそうになります。それは淑女として恥じるべきことであり必死に唇を噛んで堪えました。けれどケインは私に声を出させようとしているのかさらに刺激を与えてきます。
「やっ・・・ケインあなた・・・だめ、もうだめ」
「陛下のすべてを見せてください。高貴な身分の陛下だって女だというところが見たいんです」
「や、やめて!」
ケインの右手が私の下半身へと下りていきました。太ももの間を探り、股の間へと指先が入り込んでいきます。硬い指先が股の間を進んでいき私の敏感なところへと触れてきました。ケインはそこを撫でるように指を動かして優しく触れてきます。私はそれだけで身を震わせるほど感じてしまいました。
「ひ、ひっ!」
「陛下の反応を見ているとまるで処女としているみたいです。余計に興奮してしまう」
「処女だなんて・・・あ、ああ!!」
ケインの指がさらに強く押し当てられてきました。膨らんだ肉の割れ目の中へと指先が入り込み、陰核を可愛がるように撫でてきます。それには私は堪らず声を荒げてしまいました。ケインは私の声を聞いてますます調子をあげていき陰核へとさらに強く指を当ててきました。
「あああ!そんなにしないで!」
「陛下、素敵ですよ。なんて言い声なんだ」
陰核がしびれてしまいそうなほどもてあそばれ、私も声を出すことを止められませんでした。こんな姿、国王様が見ればなんとおもうことでしょうか。
ケインはさらに私の下半身の穴へと指を当ててきました。子を産む小さな穴の中へと若き勇者の指が入り込んできます。
「これが陛下の中・・・柔らかくてなんていい感触なんだ」
「そんなことをわざわざ言わずともいいじゃないですか」
「恥ずかしがる陛下も可愛らしい。ますます陛下が好きになってしまう」
恥じらって顔を横に向けたままの私の頬にケインが唇を軽く重ねてきました。こんな若い子にいいようにされているというのに私は気持ち良くてもっとしてほしいという願望が胸の奥に湧いてきていました。ケインの指がさらに穴の中、膣を遡っていき奥を刺激してくるとますます淫らな願望が湧いてきてしまいます。
「んんんぅ!!そんなにしないで!」
「ひょっとしてされたことないのですか?こんな風に、自分でも国王様にも」
膣内で指が大きく動いてかき回してます。下半身全体が熱くなり心地よい感覚が一気に高まっていきました。
「こんな下品なこと・・・ひっひっ・・・ひぃんっ!!!うううう!!!」
我慢しきれなくなった私は下半身から体液を吐き出してしまいました。ケインの指が入ったまま、彼の見ている前でしてしまったのです。人前でシーツを濡らすほどだしてしまうなんて人生最大の恥辱といってもいいでしょう。けれどその時とても気持ちよく今までにない快感を感じました。
テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト