[官能小説] 熟女の園 夏祭り ~祖母と孫の夏祭り~
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夏祭り ~祖母と孫の夏祭り~

 長い間海外赴任をしていたため日本の蒸し暑い夏に懐かしささえ感じた。遠くに聞こえる祭囃子、ぞろぞろと歩いていく浴衣姿の人々、なにもかもが懐かしい。俺も久しぶりに浴衣を着て祖母とともに夏祭りへ向かっていた。


 祖父はずいぶん前に亡くなり、祖母は一人で田舎で暮らしていた。もともと気丈だった祖母は誰かの手を借りることを拒み、80歳になったいまでも一人暮らしをしていたのだ。
 海外赴任が終わり久しぶりに帰国した俺は祖母の様子が気になって盆休みに祖母のもとを訪ねたのだった。

「武史、久しぶり。元気そうでよかった」

「ばあちゃんも元気そうだね」

 そういったものの目の前にいる祖母は以前よりも小さくなったように感じた。いつも気が強く機敏だった印象が強いせいかゆっくりと歩く祖母の姿はずいぶんと年をとったように感じる。俺を家に上げてくれると室内は冷房がよく効いていた。

「あんなにエアコン嫌いだったのにつけたんだね」

「やっぱり年には勝てないのよ。それに最近はすごく暑いじゃない。周りからもうるさく言われて仕方なくつけてもらったの。けど一度使いはじめるとだめね。やっぱり楽を覚えると勝てないのよ」

 以前なら冷房を使うことをあまり快く思っていなかった祖母の家に常時冷房が入っていることが意外だった。自尊心がとても強い祖母でも夏の暑さには勝てなかったらしい。冷房の効いた居間で冷たい麦茶を出してもらうと、そちらはいつもと変わらぬ味だった。

「でも他は昔のままだね。このコップもまだ使ってるんだ。俺が昔、祭りで買ってきたやつだよね」

「そうよ。割れてないんだからまだまだ使えるでしょう。捨てるなんてもったいないじゃない」

 麦茶が入ったコップは俺が子供のころ祭りのくじの景品で当てたアニメのキャラクターもののコップだ。いつも俺が来ると俺にこれを出してくれた。そういうところがとても祖母らしい。

「あっちでいい出会いはなかったの?早く結婚しなさい」

「そのうち、ね」

 日本を離れる前も同じようなことを言われ、祖母は俺が早く結婚することを望んでいた。けれど実は26歳にもなりまだ結婚どころか彼女すらできたことがなく童貞だとは言えるわけもない。

「武史くらいいい男ならきっとそう時間はかからないでしょうけどせめて私が生きている間にお嫁さんを見たいものね」

 そう言った祖母に対して俺は笑って見せることしかできなかった。

「そういえばそろそろ祭りの時期じゃなかったっけ?」

「今夜よ。しばらく中断してたけど今年からまたやるの。武史もウチに泊っていくなら一緒にいきましょうよ」


 そうして俺は祖母とともに地域の夏祭りへと行くことにしたのだった。夕暮れとともに聞こえだした祭囃子に引き付けられるようにあちこちから浴衣姿の人々が現れ集まってくる。世界的なパンデミックの影響で数年この祭りは休止していたらしく、その反動なのか例年よりも多くの人が集まっているようだ。

「懐かしいな。小さい頃は毎年じいちゃんとばあちゃんが連れて行ってくれたね」

「昔はなんでも欲しがって大変だったわね」

 子供のころは毎年夏祭りに祖父母が連れて行ってくれた。露店で次々にねだる俺はいつも二人を困らせていてその度によく祖母に怒られたものだ。だが最終的には欲しがるものをいくつか買ってくれ、そんな祖父母の優しさが嬉しかった。

「この浴衣、本当に借りてよかったの?」

「ええ、よく似合ってる。とっておいてよかった」

 急遽祭りに行くことになった俺に祖母は祖父の使っていた浴衣を貸してくれた。サイズはちょうどよく、はじめて着たのに不思議と身体に馴染んだ。亡き祖父がいつも着ていたものを着ていることになんだか妙な感覚がする。
 だがその浴衣を着た孫の俺の姿に祖母はとても満足げだった。

「本当によく似合う。おじいちゃんの若いころみたい」

 俺の浴衣姿を見て祖母は昔を懐かしんでいるのか細くした目は遠くを見ているようでもあった。いつになく柔らかい表情で見つめられて俺は恥ずかしかった。

「ばあちゃんも相変わらず和服がよく似合うね」

 祖母は以前と同じ薄い茶色の浴衣姿で細い身体のラインがはっきりとわかり、浴衣の隅から見える真っ白な肌がとても引き立っていた。着なれた身のこなしで歩く様は絵になるほどだ。
 日本を長く離れていたせいか祖母の浴衣姿はとても美しく感じられ、色気さえ感じてしまうほどだ。

「どうしたの、そんなにじろじろ見て」

「いや、なんでもないよ」

 祭りの会場には多くの人が集まっていて露店も所狭しと並んでいる。あちこちから漂うに食べ物の匂いに腹を空かせながらも祖母とともにその人混みの中を歩いて行く。人混みの中をかき分けるようにして祖母のために道を切り開きながら進んでいると俺の手をそっと祖母が握ってきた。

「こんなに人が多いとはぐれるといけないから」

「そうだね・・・しっかり握っておいて」

 握られた皺だらけの細い指に俺も軽く力を入れて握り返した。女の人とまともに手を繋いだこともなかった俺は祖母とはいえ自分の手を握られると緊張し、握った手が汗ばんでいく。それでも離すまいと握りながら祖母とともに祭りをまわっていったのだった。

「なにか欲しいものがあったら言って。今日は俺が金払うから」

「そんなこと言わなくてもいいよ。私だってお金くらい持ってきてるから」

 いままでずっと買ってもらってきたことの埋め合わせをしたかったが祖母にそんな気遣いは余計だった。祖母の気の強い部分はまだまだ健在で俺には金を払わせてはくれなかった。

「あっちの隅で座ってゆっくり食べましょう」

 こんなに人が多くて座れる場所などないだろうと思いながら露店で買った食べ物や飲み物をもって祖母の後をついていくと祭り会場の広場からやや離れた藪の中に開けた場所があり、そこには誰もいなかった。祖母は持ってきたシートを敷き、その上に座った。シートは二人が身を寄せ合えばなんとか座れるほどの大きさしかなかったが座れるだけましだ。

「こんな場所があったなんてしらなかった」

 買ったものを食べながらそう呟くと祖母は懐かしむように口を開いた。

「昔、若かったころはおじいちゃんと毎年ここでこうして一緒にすごしてたの。誰にも邪魔されない秘密の場所よ」

「そうだったんだ。そんな頃があったんだね」

 これまで俺を祭りに連れてきてもここに来ることは一度もなかった。それをいまこうして俺に教えてくれたのはとても嬉しかった。肩が触れるところで焼きそばを食べる祖母の表情は穏やかそのものだ。

「武史とこうしてると若かったころを思い出すわね。おじいちゃんとこうして過ごした時のことを」

 昔を懐かしむ祖母は優しい声でそう言った。その時、暗闇の中でうっすらと見えた祖母の顔のシルエットはとても美しかった。その顔を見ていると俺の心臓の鼓動が無性に高鳴ってしまう。そして吸い寄せられるように祖母へと顔が寄ってしまった。

「ばあちゃん・・・」

「んぅ・・・」

 はじめてのキス、それをしているという実感さえなく唇に触れる祖母の柔らかい唇をじっくりと堪能していた。瞼を閉じ、俺に唇を寄せる祖母を見るとますます高揚し、さらに唇を重ねてしまった。

「んん・・・ばあちゃん」

「はぅ・・・あっ!」

 キスに酔いしれていた俺は祖母のうわずったことにはっとするとなんと自分の手が祖母の胸に触れていたのだ。ようやく気づくと自分の手に触れる柔らかい感触が伝わってきた。指をわずかに動かすと祖母が吐息を震わせていく。

「はぁぁ」

「ごめん、こんなこと」

「いいの。今日はいいの」

 祖母の頬はわずかに紅らんでいて嬉しそうな表情をしていた。自分のしていることが許されたのかはわからないがもう欲求を止めることができずそのまま手に力を入れ、さらに乳房を強く掴んでいった。
 さらに再度唇を重ね合わせていく。

「はぁ、あの人・・・おじいちゃんを思い出す」

 自分の夫を思い出し祖母は高揚しているようだ。誰にも見られていない藪の中でこんなことをしていたのだろうか。興奮のためか祖母の肌がより汗で輝き、それが妖艶に思えて俺もますます興奮してしまった。徐々に熱く、そして股間が硬くなっていくのを感じながら祖母の胸を強く握りしめていく。

「んん!ちょっと待って。このままじゃしにくいでしょう」

「え、ばあちゃん!?」

 浴衣の襟を開いていき肌が露出していく。隙間から見せたのは祖母の本物の乳房だ。膨らみはほぼなく乳首は垂れた位置にあるがそれでも俺は本物の乳房というものに興奮せずにはいられなかった。

「触っていいよね?」

 そう聞きながらもすでに手は祖母の乳房に重なっていて汗で湿っぽい肌を鷲頭紙にしてく。やわらかくてまるでつき立ての餅のような感触に感動しながらもう片方の乳房も求めて浴衣の中へと手を入れていった。

「やわらかくて、いい」

「ああ、いいよ。武史・・・はっ」

 浴衣の帯を解き、祖母はその場で仰向けに倒れ込んだ。星空の下でその綺麗な白い肉体がはっきりと目に写る。あの気が強い祖母が俺に裸体を見せ、物欲しそうな目で見つめているのがとても新鮮だった。そんな目で見られると俺はもう我慢などできるわけがなかった。

「ばあちゃん!」

 祖母の身体の上に抱きつくといい匂いがした。顔を首筋から、鎖骨、そして胸へと移していき唇からわずかに出した舌先を肌へと押し当てると柔らかい肌がへこみ、舌が湿っぽい肌に密着していった。手で触れるのとはまた違う舌での感触に感動しながらその舌で乳房を舐めていく。

「あ・・・あぁ、いいよ、武史。昔を思い出させて、お願い」

 抱きついた俺の背に祖母は腕を回し、俺の浴衣の帯を解いていった。浴衣が身体から離れていき俺の身体も露になっていく。その肉体を見て祖母をまじまじと見つめた後、抱きしめてきた。

「素敵な肉体、若くて立派な身体」

「はぁ、ばあちゃん。もっと抱きしめて」

 浴衣を脱ぎ捨て俺も祖母の身体に腕を伸ばし抱きしめた。
 蒸し暑い夏の夜、野外で祖母と肌を重ねあっている。たがいの身体は火照っていて汗が滲んでいるが汚いとは思わなかった。美しい祖母の身体に自分の身体をより押し付けながらキスを交わした。

「綺麗だ。すごくばあちゃん綺麗だ」

「ありがとう。そう言われるとすごく嬉しい。武史・・・」

「はあ、ばあちゃん・・」

 互いの唇を強く吸い合っていき、その隙間から入り込んできた祖母の舌に自分の舌を重ねていった。舌とともに入り込んだ粘りの強い祖母の唾液を舐めながら俺は夢中になって舌を動かしていく。

「このままだと俺・・・」

 唯一身に着けているパンツの中では股間が硬くなっていていまにも爆発寸前だ。その股間が祖母のショーツの上から股へと食い込んでいることに気づかず身体をさらに押し付けてしまった。

「あんっ!」

 これまで聞いたことのない祖母の甲高い声に俺は驚いてしまった。いったい何事かとおもっていると祖母の手が俺のパンツへと伸びてきたのだ。

「こんなにも大きくして・・・祖母としては嬉しいやら悲しいやら」

「ごめん。俺、実はまだ童貞なんだ。だから女の人の身体触るのもキスもはじめて」

 そんな情けない孫だと知って祖母はきっとがっかりするだろうと考えていた。早く結婚して欲しいとさえ言っていたのに20代半ばも過ぎて未だ女を知らないなんて情けない話だ。

「ばあちゃん、このまま俺のはじめての相手になってくれない?」

 意を決してそう言うと祖母は何も言わず俺のパンツに両手をかけて下ろしていった。



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