[官能小説] 熟女の園 悪い孫 ~夫婦生活の破断~
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悪い孫 ~夫婦生活の破断~

 夏が終わりようやく心地よい涼しさが訪れた頃、私と夫の関係は破綻寸前になっていました。私と達也の関係は知られてはいませんが日々変わっていく私のことを夫は快くは思っていなかったのです。



「最近遊び歩いてばかりじゃないか。しかもいい年をしてそんな派手な格好で」

 夫は私のことを叱責しました。私はなにかと理由をつけて月に数回は達也のところに行っていました。髪を明るい色に染めたり明るめの服を着るようになりましたが達也といるときのような淫らな格好はしていません。それでも今の私の姿は夫の目にはあまるようだったのです。

「もうそんなに先が長くない人生を謳歌せずにどうするんです。私はそういう気持ちで日々を楽しもうと思っているんです」

「いまのお前は行き過ぎている。昔はもっと控えめで品があった」

「今でも私の心はそうですよ。あなたのほうが昔はもっと寛容で私よりずっと派手に遊んでいたじゃないですか」

 これまで私は夫にずっと付き従ってきましたが達也と関係を持ったことで価値観が変わり、夫と対立する強さも持ったのです。私が語気を荒くして言い返すことに夫は戸惑いながらもさらに荒々しく私に言い返してきました。

「いい加減にしろ。昔は昔だ。もっと年相応というのをわきまえたらどうだ」

 夫はいつも自分が正しいと考えていて、これまではその決断力や行動力を信じて私は支えてきました。ですが今となっては夫は古い考えに縛られた人間でしかないのだと認めざるえません。達也のことを毛嫌いしていたのも新しい時代を嫌っていたからです。

「あなたっていつもそうやって・・・嫌です」

 家にいる間は良き妻であろうと達也と関係を持ってからも努めてきました。けれどそれがもう限界に達してしまったのです。俯いた瞳から涙が零れてしまいました。

「もうあなたとはいっしょにいられません」

 私は立ち上がるとカバンを掴んでそのまま家を飛び出してしまいました。ろくに化粧もせず、普段着のまま家を飛び出した私は気が付けば新幹線に乗り東京へ向かっていたのです。

「ばあちゃん、どうしてここに?」

 達也のアパートのドアの前でしゃがんで帰りを待っていました。帰ってきた達也は私を見て驚いていました。無理もありません。無連絡でやってきて玄関の前でずっと俯いて座っていたのです。

「達也!」

 私は立ち上がると達也に抱きつきそのままキスをしました。タバコの匂いが充満する吐息を思いっきり吸うとさっきまでの不安が一気に和らいでいきます。達也も事情は分からずとも私の背に腕をまわし優しく受け止めてくれました。

「そっか。じいちゃんがそんなこと言うなんて」

 家に上がり私はあった出来事をすべて達也に話しました。隣で座って聞いてくれていた達也はタバコを吹かせて私の肩を優しく抱いてくれています。話を聞いた達也はタバコを灰皿に押し付けると私の頭を優しく撫でてくれました。傷心していた私にはそれがとても胸に強く響いてくるのです。

「なら俺の傍にいたらいい。俺はばあちゃんが好きなようにしてもなにもいわない。ばあちゃんのことが大事だからさ」

「達也」

 達也の優しい言葉で彼の優しさがより強く胸に染みてきます。もうこのまま達也とともにずっといたいという気持ちが止まりません。夫に嘘をつくことにも疲れていました。私はもう夫といるよりも達也のものになってしまおうと決めたのです。

「ずっとあなたの傍にいたい。達也、あなたが好きです」

「俺もだ、典子。愛してる。ずっと一緒にいてほしい」

 達也のほうを向くと達也も私を見つめていました。私たちはそのまま顔を寄せ合い、唇をむさぼり合ったのです。私の身体を包み込むように達也の手が抱きしめてきました。フローリングの上に押し倒されると上着へと手をかけてきます。

「典子とこれからはずっといっしょにいたい。たまにしか逢えないなんて嫌だ」

「私も達也と一緒のほうがいい。達也がいればなにもいらない」

 上着を脱がされ、下に着ていたものも順番に脱いでいきます。また達也も自分の着ていた物をあっという間に脱いでしまい全裸になりました。二人の脱いだ服が散らばる冷たい床の上で互いの肉体を求め合っていきました。

「はぁ、もう離れたくない。達也」

「典子、俺の典子!」

 私の乳房を揉む達也のペニスは勃起し、股へと先端が擦り付けられていました。夏に剃ってからずっと綺麗に剃り続けていた私の股に雄々しいペニスが撫でるように当たってくるのです。

「ああん、達也・・・これから毎日一緒よ」

 当たってくるペニスに手を添えて撫でるとそれだけで大きく震えています。苦しそうな表情を浮かべながら達也は私の乳首に吸い付いてきました。硬くなっていく乳首をプレスするように唇が抑え込み、私の下半身も疼いていきいまにも逝ってしまいそうです。

「はぁはぁ・・・達也・・・んん!!」

「くぅ!!」

 私の中へと達也のペニスが挿入されてきました。中で大きく膨らむペニスが震えるとそれに反応して私は逝ってしまったのです。顔を真っ赤にして息を上げる私の身体を強く抱きしめて達也はペニスを突き刺してきます。

「典子、もっと逝け!もっと俺で逝ってくれ!」

「ああ、イクゥ!!イッグゥゥ!!」

 達也の背中に爪を立てるほど抱きつき吠えました。これ以上にないほどの快感とともに達也のが激しく私の中を犯していきます。これまで夫とともに過ごした日々、私が気付き上げた人生を全て破壊するかのように達也が私の中で暴れていきました。

「あん!もっと、もっと強く!激しくして!!」

「いいぞ!典子!典子ぉぉ!!」

 達也はペニスを動かしながら射精していました。精液を噴き出しながらペニスはまったくそれまでと変わず私へとピストンを繰り返してきます。顔からは大量の汗を垂らしながら私の身体にぶつかってきました。

「私をぶっ壊して。なにもかも壊してちょうだい!」

「はぁはぁ、典子をぶっ壊してやる。あの男の記憶もなにもかも全部消し去って俺のものにするぞ!」

 私の身体を持ち上げ座位になった達也の膝の上で私は身体を大きく上下に振っていきました。さらに強く奥へと突き刺さる感触とともに何度目かの絶頂に達し、達也もまた精液を放ってきます。若い精子を受け続けた子宮はその熱い感触に敏感に反応するようになっていました。

「ひぃん!堪らない!達也!!」

「典子!!典子おおお!!」

 達也は絶叫しながら私の身体を強く押さえ付け、奥にペニスを当てて射精しました。奥をたっぷりと達也の精液が満たしていき私もさらに興奮が高まっていき床に大量の潮をまき散らしてしまったのです。二人の脱いだ服は私の体液でべっとりと濡れていきました。

「ひいい!!イクイク!!!いいいい!!!」


 大声を上げ身体を震わせる私を達也は強く抱きしめてくれました。私も達也を強く抱きしめ、身体の震えが収まると荒れた息遣いをしながら舌を求めました。大量の唾液を垂らして私たちの舌は交じり合っていきます。

「もうずっと一緒だ。どこかで二人きりで生きていこう」

「ええ、どこまでも一緒に。私はこれから本当に達也だけのものになる」

 舌を重ね合わせながら薬指の指輪を抜き取ると。まるでゴミを捨てるように放り投げました。夫から貰った指輪はどこかへ飛んで行ってしまい、これ以降目にすることはありませんでした。




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