[官能小説] 熟女の園

　すっかり酔いつぶれてしまった部長と共にタクシーを降り、玄関のチャイムを鳴らすと部長の奥さんが待っていたとばかりにすぐに出迎えてくれた。

「いつもすみません」

「いえ、いいんです。部長、家に着きましたよ」

　肩に担いだ泥酔状態の部長に声をかけるが返事はない。仕方なく家に上がらせてもらい寝室まで運ぶことになるのもいつものことだ。そのおかげですっかり部長の家の間取りも覚えてしまった。

「もういい年だからほどほどにしなさいと言っているのに迷惑ばかりかけてごめんなさい」

　部長を着替えさせて寝かしつけた奥さんが客間で待っていた俺のもとへとやってきた。部長を送った後、いつも奥さんは丁寧にお礼を言ってくれお茶を飲んでいけと誘ってくれる。

「迷惑だなんてことはありません。逆に普段は私のほうが部長に迷惑をかけていますから」

　出された紅茶を一口飲むと冷えた身体が温まり、酔いも醒めてすっきりした気分になった。奥さんはショートカットと眼鏡が良く似合う知的で品のある人だ。たぶん50歳以上で俺の母親より年上だろうがその上品さで母親よりずっと女としての魅力を感じる。

「斎藤さんって若いのにとても立派よね。いつも嫌な顔一つ見せず主人を送ってくれてそんな風に言えるなんて」

「いえ、本当にそんなことはありません」

 奥さんがわずかに微笑みながら俺の顔を見つめてきた。その表情がとても色っぽくて一瞬鼓動が高鳴ってしまう。年齢に関係なく品がある人というのはそういった魅力を持っているのだろう。

「それでは私はこれで失礼させていただきます」

　ティーカップを置いて立ちあがると奥さんが俺のほうへと迫り、腕に抱きついてきた。唐突なことに驚き奥さんを見つめると俺を見つめて嬉しそうに微笑んでいる。

「もう少しゆっくりしていってはどう？」

　俺を見上げながら妖艶な笑みを浮かべる奥さんに戸惑ってしまうばかりだ。こんなことはいままで一度たりともなかった。一体何を考えているのかと不安になり、動くこともできない。

「ご迷惑になるでしょうから・・・本当に帰ります」

「大丈夫。主人は絶対に起きませんからもう少し一緒にいましょう」

　微笑む奥さんを見つめていると股間に刺激が走ってきた。自分の股を見るとなんと奥さんが手を当てていたのだ。俺の股間を握り締めて揉んでいる。その光景がとても信じられず、目を疑いたくなるが股間には奥さんの揉む感触がはっきりと伝わってきた。そして俺の本能はとてもそれには逆らえなかった。

「奥さん！！」

　つい声を荒げてしまったが奥さんは離そうとはせず、より嬉しそうに微笑みながら揉む指にさらに力が入っていく。その手の中で俺のはどんどん硬くなっていく。どんなに理性で抑えようとしても本能には抗えなかった。

「若いわねえ。それに大きそう・・・私ともう少し一緒にいて下さらない？」

「うう！だ、だめです・・・ぶ、部長が・・・」

　奥の部屋では部長が寝ているのだ。もし目を覚ませば俺はもう会社にはいられないだろう。だがそんな俺の気持ちを弄ぶかのように奥さんは硬くなっていく俺の股間を揉んでいく。

「大丈夫って言ってるじゃない。それとも私のことが嫌い？」

「嫌いだなんてまさか・・・すごく素敵だといつも思ってます」

「やだ、嬉しい」

　そう言うと奥さんの目が輝き俺に顔を寄せてきた。気づいたときには唇を奪われていて奥さんの唇がしっかりと重なっていたのだ。こうなってはもはや俺の理性は限界だった。ただでさえ月末でストレスの溜まっていた俺の身体は燃えるように熱くなっていく。自分から奥さんへと顔を寄せキスを求めていった。

「本当にいいんですか？部長には絶対黙っててくださいよ」

「私だって見つかったらただじゃ済まないでしょうね」

　普段の部長はとても温厚で紳士的な人だ。上司として頼れる人で人望も厚い。もちろん俺もとても尊敬している。そんな部長を裏切るようなことをしていることにもちろん罪悪感はあったが目の前の熟した禁断の果実を口にせずにはいられなかった。

「若い身体って素敵。逞しいわね」

「はぁ・・奥さん・・・」

　部長が寝ている隣の部屋、かつて子供部屋だったという部屋のベッドで奥さんと俺は全裸になっていた。奥さんの身体は年相応に胸や腹が垂れているが全体としてはスレンダーで整った体形をしている。きっと若いころはもっと美人だったのだろう。
　眼鏡を外した奥さんは仰向けに寝ている俺の股間へと顔を寄せ、勃起したペニスへ舌を当ててきた。普段見ている淑女のような姿からは想像できない卑猥な光景にペニスがますます硬くなっていく。

「斎藤さんのって大きい。もう堪らない」

「だ、だめです。奥さん！」

　舌を這わせて舐められるとペニスが震えてしまう。下品に豹変した奥さんとペニスから伝わってくる心地よさですぐにでも果ててしまいそうなくらいだ。奥さんは口を開け、俺のをゆっくりと咥えていく。唇が包み込み、舌がしっかりと当たってくるとますますペニスが熱くなる。

「奥さんがこんなことするなんて」

「私だって女なのよ。いいわ、もっと感じて。ああ、私も興奮する」

　フェラをする奥さんはとても嬉しそうだ。頭を大きく上下に振りながら口内へと出入りするとペニスにより快感が走ってくる。こんなにも気持ちいいフェラははじめてだ。俺にはとても耐え切れなかった。

「奥さん、出ます。もう出ます。口から出して・・・出してください」

　そう訴えると余計に奥さんは吸い付き放そうとしない。やがて限界へと達し、射精がはじまってしまった。

「はあああ！！」

　頭の中が真っ白になり、快楽のままに口内へと射精していく。はじめての口内射精だ。それがまさか尊敬する上司の奥さんだなんて考えられなかった。吸い付く奥さんの口の中へと俺のは噴き出していきなかなか止まらない。何度も脈打ち奥さんの口を汚していった。

「はぁ・・・すっごい・・・斎藤さんのを飲んじゃった」

　射精を終えたペニスから顔を上げた奥さんの唇にはわずかに白い液体が付いていた。夫以外とすることになんの罪悪感もないのだろうか。奥さんは俺のを飲んでとても嬉しそうだ。

「本当に飲んだんですか？嫌じゃなかったですか？」

「自分でもちょっと驚いてるの。でも嫌じゃないわよ。すごくよかった」

　そう言った奥さんに俺はますます興奮を覚えた。身体を起こし、奥さんの身体に抱きつくとその肌に舌を這わせていった。もう部長のことなんて頭にはなかった。目の前の牝の虜になってしまったのだ。

「はぁはぁ、肌すごくスベスベですね。全身舐めたいです」

「やだ、急に牡になっちゃって・・・あん、気持ちいい」

　弛んでいる乳房を掴むとかなりの大きさがあり若い女とは違う柔らかさを堪能するように揉み、さらに舌を当てていった。

「乳首感じるんですか？立ってきてますよ」

「もっと強く舐めて。そう、そうよ！」

　硬くなった乳首に吸い付くと奥さんはますます声を荒げ身体を震わせるほど悦んでいる。奥さんの子供にでもなったかのような気分で母乳を求めるように乳首を吸っていった。

「はあん！そんなに吸われるとだめ！」

「奥さんのおっぱい堪りません」

　さらに頭を奥さんの下半身へと下ろしていった。奥さんは自分で股を開いていき俺をそこへと導いていく。薄い毛に覆われたその部分はじっとりと湿っていて牝の臭いが漂っている。黒い割れ目の中に舌を当てると奥さんは身体を強く震わせた。

「ひぃん！」

　奥さんの割れ目の中で舌を擦らせていき膣口へと触れていくとさらに強い臭気と舌先を覆う液体の味が強くなっていった。臭くはなくむしろ俺はそれはその匂いにますます興奮して舌を膣口へと舌を押し当てていきたくなる。

「あああ・・・いやらしい・・斎藤さんいやらしいわ」

「奥さんだって・・・汁がどんどん出てきていやらしいです」

　尻に手を当てて夢中になって舐め続けるとますます汁が舌を濡らしていく。よほど男が欲しかったのか奥さんの濡れ方は以上だと思えるほどだった。そんなにも濡れてくれることが嬉しくて俺はさらに舌を押し当てていった。

「だめ、だめよ・・・そんなにされたらもっと・・・舌じゃ物足りない。斎藤さんのを入れて。オチンチン入れて」

「もう俺も我慢できません」

　舐めるのを止め、身体を起こすと股間を奥さんの股へと近づけていった。再びペニスは勃起していて充分な硬さだ。ゴムをつけるべきかどうかを考えることさえなかった。本能のままに奥さんの中へと挿入していき、ペニスが柔らかい膣へと包み込まれていく。

「ああ、気持ちいい」

「斎藤さんのおっきいのが・・・中に来る！」

　腰を持ち上げて奥へ向かってさらに挿入していった。ペニス全体を包み込む柔らかい感触はこれまで感じたことのないほど心地よいものだ。生身の竿に柔らかい熟した肉がしっかりと密着してくる。

「うう！奥さんっ！！」

「斎藤さん！」

　腰を振りながら奥さんの奥まで犯していく。根元まで入り、先端が奥さんの奥へと達すると電気ショックを受けたかのような強烈な刺激が走ってくる。互いに荒い息を上げながら俺は奥さんへのピストンを続けていった。

「はぁはぁはぁ！こんなのはじめてだ。腰が止まらない！」

「私も！もっとして！奥の奥まで犯して！斎藤さんのオチンチンで犯してほしい！」

　隣で何も知らない部長はぐっすり眠っているのだろう。自分の部下と妻が獣のように激しく交わっていると知ったらあの温厚な部長はどんな顔をするだろうか。
　奥さんの奥へ向かって力いっぱい腰を振っていく。奥さんもそれに悦びながら今まで見たことのない淫らで下品な表情を浮かべていた。

「若くて大きなオチンチン堪らない！ああ最高！斎藤さん！」

　身体を寄せて抱きつくと奥さんが舌を出してきたので俺も舌を出して重ねてていった。互いの性器を舐め合った舌を激しく絡めながら俺の身体はますますヒートアップしていった。

「出そうだ。このまま中に出したい。部長の奥さんのマンコに出したい！」

「中に出して、遠慮しないで思いっきり射精して！斎藤さんのをぶちまけて！」

「おおおおお！！！」

　その言葉に耐え切れなくなった俺は奥さんの奥めがけて射精していった。締め付けるように強く吸い付く膣の中で大きく脈打ち、上司の奥さんの子宮へと精液を放っていく。罪悪感や戸惑いなんて一切なかった。これまでにないほどの快感に包まれながら俺は奥さんの中へと放っていった。

「ひいいいん！若い精子が来てる。久しぶりの・・・射精！私ももうだめ！」

　抱きしめた奥さんの身体が一気に熱くなり震えていった。俺の射精で逝ってしまったのだろう。その姿を見て俺は満足感を覚えた。これほど女で心地よくなったことはない。奥さんとのセックスは最高だった。

「奥さん、絶対部長には秘密ですよ」

「ええ、あなたも絶対にだれにも言わないでね」

　他人の奥さんでありながら俺は抱きしめた女をとても愛おしく思ってしまった。