[官能小説] 熟女の園 新華の舞 ~80代と10代の過去最高の年の差物語~
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新華の舞 ~80代と10代の過去最高の年の差物語~

 82歳の私が師範を務める日舞の教室で唯一若い男がいます。まだ年は15歳になったばかりの子供が年配の門下生に混じって日々鍛錬に励んでいました。彼は誠といって私が内弟子として面倒を見ている子です。







 3年前、両親を事故で亡くし孤児となった誠を引き取りました。引き取るのを嫌がった親族たちは亡き両親と親交のあった私に内弟子として引き取ってくれないかと申し出てきました。行く当てのない誠を放っておくのも酷だと思い独り立ちするまでは内弟子として面倒を見ると応じました。当の誠もそれで構わないと言い、私は誠と養子縁組をして内弟子として家に向かえたのです。

「足がずれています」

「すみません」

 まだ子供だからとやさしくすることはなく他の門下生と同じように厳しく指導しています。弟子として迎えた以上はきちんと踊りを身に付けて欲しいと考えているからです。誠もそのことを分かってくれているようで甘えることなく日々精進しています。最初は基礎も分からなかった誠も3年がたちようやく様になってきました。それに筋がよく鍛えればきっと大成すると感じてきています。

「今日はもういいでしょう。先に戻っていなさい」

「はい、師匠。ありがとうございました」

 一例をして誠は母屋の方へと帰っていきました。
 誠が去り一人になると私は稽古をすることにしました。師範とはいえ稽古は欠かせません。人に教えることばかりに時間を取られてしまいますがこうして僅かな時間を使って一人稽古をしていました。

「やっぱり年かしらねえ」

 昔に比べると動きにキレがなくなってきていることを実感します。私は踊ることが大好きでそのためにプールやウォーキング、トレーニングジムなど体力づくりも励んできました。同年齢に比べればまだまだ身体はしっかりしているほうだと思います。それでも80を過ぎれば肉体の老いには勝てません。

「まだまだ頑張らないと・・・あら?」

 もう一度自分の動きを確認している時、背後から視線を感じました。人前に立つことが多いため人の視線というものを敏感に感じれるのです。稽古をしていた私に向かって強い視線を感じました。振り向くと稽古場の扉があるだけでだれの姿もありません。

「誰なのかしらね」

 その時はまだこの視線が誰の物なのかわかりませんでした。

 その後、お風呂に入っている時にまた視線を感じました。稽古場で私に当てられた視線と同じ相手のように思えます。身体を洗っている私の身体へと視線が注がれていました。まるでビームのように肌を焼きそうなほど照らされ、頭から足元まで全身に当てられてきます。

(じっくり私を見つめてる。とても熱い視線・・・なんだかドキドキする)

 この老体に細部へと注がれる視線は女の身体を見るそれです。私の肌を舐めるように見てきて特に胸や尻には重点的に見られているように思えます。それとなく肌を隠しながら気づかないふりをしてやりすごすことにしました。夫はもう亡くなりこの家には私と誠しか住んでいません。見ているとすれば泥棒かそれとも。

 しばらくするとその視線は失せ、覗いていたものはどこかへ行ったようです。浴室から出ると僅かに男の汗の匂いがしました。

「やっぱり・・・あなたなのね」

 思春期特有の甘酸っぱい汗の匂いには覚えがあります。誠の汗に違いありません。彼が私を隠れるようにして覗いていたのです。
 それから数日何度も隠れて私を見る視線に晒されました。時には私が料理をしているときや誠に背を向けている時にも当てられていたのです。

「あの子も女に興味を持つようになったのね。でも私にだなんて」

 夜中、寝室で誠のことについて考えていました。本人はいつもと変わらない様子に見えますが隙あらば私に男の視線を浴びせてくるのです。女はそういうことには敏感なものです。ましてや私は若い頃、多くの殿方からそういう視線を浴びせられていた身です。

「あんな目で四六時中見られてると変になっちゃいそう」

 誠から注がれる視線はとても強いものでした。きっとまだ女を知らないのでしょう。だからこそその興味がすべて私に向けられているのです。その視線に晒され続けていくと私も変な気分になってしまいます。

「私をあんなに見つめて・・・私の身体をあんなことを・・・」

 誠の姿が脳裏に浮かんできます。自分の下半身を露出し、そこには硬くなったペニスが立っています。脳裏に焼き付けた私の肉体を想像しながら自分のペニスを慰める誠を想像してしまってカっと身体が熱くなってしましました。

「私ったらなに考えてるの・・・」

 布団の中で自分の身体をきつく掴みました。胸の鼓動が強くなっていて体温も少し高くなっている気がします。こんな気持ちは久しぶりです。同時に忘れていた欲求が一気に吹きあがってきました。

「誠は私の身体を触れたいの・・・触るだけでいいの」

 寝間着の中に手を入れて自分の肌を触れていきます。その手を誠の手だと思いながら肌に重ねていくとより鼓動が速まっていきます。まだ15のあの子が私の肉体を触り、股間を硬くした姿を想像しているともう堪りません。噴火した火山のように一気に情欲が溢れ出してきて止まりません。

「誠がこんなことをするわけが・・・でも本当にしてきたらどうすれば・・・耐えられない」

 オスの本能をむき出しにし私に乗ってくる誠、硬くなったペニスを擦り付けながら乳房を揉むなど妄想がとまりません。我慢できず自分の乳房を揉むと肌が焼けるほど熱くなっていました。82にもなって私はこんなにもなってしまっていることを恥じています。けれど自分が抑えられないのです。

「こんなところ誠に見せられない・・・でも誠に見られたら・・・・う!」

 手が私の身体を弄んでいき火照っていく一方です。その手が股の中へと入っていき指先で陰核をなじってしまいました。孫以上に若い子供とのセックス、退廃的でなんと心をくすぐられる行為でしょう。

「だめ、だめよ・・・こんなこと考えるなんてだめ・・・でももし・・・」

 もし誠が本当に私を求めているとすれば本当にいけないことでしょうか。私だってこんなにも欲情してしまっています。私はもう未亡人、誠はほかに家族もいません。孤独な私たちが思う存分愉しんだっていいはずです。いっそ私の中に誠を迎えてしまっても。

「はぁ!耐えれられない・・・んっ・・・んん!!」

 全身を電流が駆け抜けていき頭の中がすっきりしてきました。若い誠のペニスを身体に迎えるということを考えただけで逝ってしまいました。

 明日からもきっと誠の熱い視線は注がれます。それにいつまで私が耐えられるのか、それが問題です。



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