[官能小説] 熟女の園 嵐の夜に ~新しい朝~
2ntブログ

嵐の夜に ~新しい朝~

 私と圭一はいつの間にか眠っていたようです。目が覚めると窓の外は明るく青空と眩い太陽が見えました。夜が明けようやく嵐が去ったようです。私たちは無事嵐の中で逝き伸びることができました。







 圭一が車内の工具で窓ガラスを割って外と繋がる道を作ってくれました。そこから慎重に外へと出て空気を吸うと心地良い冷たい空気が肺を満たしていきました。乗っていた車は外から見るとほとんど埋まっていて窓から上だけが出ている状態です。よく潰されずに助かったものだと思いました。

「和子、足元に気をつけて」

 私たちが着ていた服や靴は車内でぐちゃぐちゃになってしまい今は裸のまま外に出ています。何も履いていない裸足で泥の中を歩いています。全身で自然を感じ生きているのだと実感します。それに手を繋いだ圭一の存在がまた嬉しいものです。嵐の中では彼が私の心の拠り所だったのです。そんな彼と共に九死に一生を得てこうして一緒にいられるだけでも幸せです。

「俺たちよくこんな所で助かったね」

「ほんとそうよね。奇跡ね」

 森の木々もいくつも倒れ、崖から崩れた土砂が道のように麓の方まで延々と伸びていました。喉が渇いていた私たちは雨でできた小さな池の水に手を入れて口へと運んでいきます。良く冷えていて身体の隅々までその冷たさが広がってきます。私も圭一もそれをなんども口へと運びました。

「やっぱり生きてるっていいわね」

「本当に生きてるってこんなに嬉しいことだったんだね」

 改めて生きていることを実感し、命を与えてくれたこの世界に感謝しました。神様や人間社会など感謝すべきものはたくさんあります。その中でも今は圭一にもとても感謝しています。

「私を助けてくれてありがとう」

 大木の上に並んで腰かけている私は圭一の頬にキスをしました。圭一はこちらを向いて笑みを見せました。そして私の唇へとキスを返してきたのです。

「もうすぐ救助が来ちゃう。でもその前にもう一度・・・和子としたい」

 爽やかな森の中で倒木の上に私は仰向けになって寝て圭一と舌を絡め合っていました。彼の両手は私の乳房を揉んでいます。

「和子の身体、明るいところで見るとすごくきれいだ。こんな身体してたんだ」

「もうあっちこっち弛んで皺の寄ったおばあさんの身体なのよ。なのに圭一ったらチンコ硬くしちゃって」

 私は手を伸ばして圭一のペニスを握りしめました。すでに充分に硬くなっていて際限なく射精したペニスは全体に精液の残り汁が固まっています。それを手で拭い取りながら扱いていくとペニスはさらに大きくなってきます。

「和子、気持ちいい。口で舐めてくれ」

 私は身体を起こして地面の上にしゃがみ、圭一のペニスを咥えていきました。明るい太陽のもとで見るとその圭一のペニスは綺麗な形と美しい色をしていてまるで芸術品のようです。舌を当てながら口内へと入れていきました。

「うぅ、和子!」

 地面に堂々と立つ圭一は私の行為に感じて声を上げました。そして私の頭に手を乗せて髪を撫でてきます。愛おしむかのように私の頭をずっと撫でてくれました。私はその間、ペニスを口いっぱいに頬張り舐め続けます。

「こんな立派なチンコ他に知らない。世界一のチンコ、圭一のチンコは世界一よ」

「そこまで言われるよ恥ずかしいな。でも和子が言ってくれるなら嬉しい。和子が悦んでくれるならそれが一番嬉しいよ」

 私はペニスを咥えたまま見上げて微笑みました。圭一も私の笑顔を見て微笑み、頭を優しく撫でてくれます。根元の方から先端までしっかりと舌を当て舐めていき、ペニスは口内でさらに大きくなっていきました。
 それと同時に私の下半身にも熱気が帯びてきます。一晩の間に精液を大量に注がれ甦った子宮は若かったころのように男を欲して濡れていくのです。だらりと私の体液と圭一の精液が地面に零れていきました。

「はやくチンコ欲しい。マンコ濡れてきてる」

「そうだな、早くしないと救助隊も来るかもしれないし、和子と最後のセックスだ」

 大木の上に腰かけて股を開いた私に向かって圭一は身体を寄せ、硬いペニスを私の濡れた割れ目へと挿入してきました。広々とした大自然の中で私は18の圭一と交じっていきました。

「ああ、やっぱり和子いいよ」

「私も圭一がいい」

 私の尻へと両手をまわし、掴んだ圭一は腰を振りはじめました。私の中へとペニスが入っていくのがはっきりと見えます。若い男のペニスが勢いよく陰毛の中、割れ目の中へと姿を消していくのです。

「ちゃんと入ってる。入ってるのが見える。ああもう・・・中にもしっかり伝わってくる」

「俺も見てるよ。俺と和子が繋がってるところ。和子のマンコに入ってる。ほらほら!」

 さらに大きく腰を動かしてペニスを突き立ててきました。私の中で前後に動くペニスの感触がはっきりと伝わってきます。圭一の肩を抱き、身体を重ねて私は喘ぎました。

「ああん!圭一ぃ!やっぱり圭一がいい!もっと圭一としたい」

「俺もだよ。和子、これからも和子とセックスしたい。好きだ、和子のこと愛してるんだ」

 圭一は私の身体を引き寄せてキスをしました。圭一の気持ちが素直に嬉しくて私も圭一を抱きしめて唇を重ね合わせています。精気を繋げ、唇を重ね合わせたまま私たちはしばらくそのままでいました。

「私も圭一が好き。男として好き、愛してる。ずっと一緒にいて、圭一と一緒にいたいの」

 一夜の過ちではなくこれからも互いに男女として慈しみ、愛し合っていきたいという気持ちに駆り立てられました。70歳と18歳の年の差を越えて私たちは愛を誓ったのです。町に帰ってからも私たちはこれからも愛し合っていくつもりです。

「これからもずっと一緒よ。圭一と愛し合って生きていきたいの」

「俺もだよ。和子のことを誰よりも愛してる。まわりがどう言ったって俺は和子を愛してるから。うぅ!!和子、和子!!」

 圭一は私へ向かって再び腰を振りはじめました。膣内でペニスが大きく暴れまわります。私も圭一をしっかりと抱きしめてそのペニスを受け止めました。身体を抱きしめるようにペニスにも抱きしめるように下半身に力を入れていきました。

「圭一と一緒で良かった。圭一がいてくれて私は幸せよ。だから圭一、私はあなたのものよ」

「そんな・・・俺だって和子がいてくれたから。俺の方が幸せだ。和子、愛してる!うぅ!!」

 青空のもとで圭一は私の中へと精液を放ちました。雨上がりの心地良い空気のように私の身体の中を心地よくさせてくれます。最後の力を振り絞ってありったけの精液を注ぎ込んでくれたのです。

 遥か遠くからヘリコプターの音が聞こえてきました。
(完)


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はじめまして

毎回興奮しながら読ませていただいております。最高です!!

是非とも続きを執筆して…シリーズ化して欲しいです。よろしくお願いします!

はじめまして

毎回興奮しながら読ませていただいております。最高です!!

是非とも続きを執筆して…シリーズ化して欲しいです。よろしくお願いします!

この物語の主人公の美和はごくごく普通の人妻…55歳。
地方の田舎町に住んでいて、会社勤めをしている。会社へは最近乗り換えたプリウスで快適通勤している。

体型は、身長も低く小柄で胸もお尻も小さくて魅力的な身体ではない。


結婚してもうすぐ31年、最近は初孫もでき“孫と遊ぶ”という新しい生きがい
が加わり充実した毎日を送っていた。
この初孫がきっかけで、随分と迷っていたガラケーからのスマホへの切り替え
も決心がついた。かわいい孫の写真を大量に携帯電話に保管するにはスマホの方
方が都合がよかったからだ。美和にとっては使い慣れないスマホだったが、息
子や嫁、友人らに教えてもらい徐々に使いこなせるようになっていった。

美和はスマホの操作ができるようになると色々なサイトにアクセスし、趣味の旅行
旅行や好きなアーティストの情報を取集するようになり、さらにはブログサイ
トにもアクセスするようになっていった。

(へぇ~、いろんな人がいろんなテーマでブログ書いてるなぁ)

ブログにはその執筆者の本音が垣間見える。リアルな人間関係において吐露し
てしまうと溝ができるようなことでもブログの中では自由に発言できる。そん
な見ず知らずの他人の本音的な発言を読むのが楽しくて、美和はブログサー
フィン、特に不倫や出会い系をテーマにしたブログに夢中になっていった。

(みんなスゴッ!私より年上の女性もいるし。元気だなぁ~)
(旦那とは5年以上レスなのに、不倫相手とは週2って(笑))
(女性が54歳なのに彼氏が28歳の人も、、、羨ましい)

最初は(所詮は他人事)(ホントかどうかなんてわからない)などと、読み物としてひと
としてひと様のブログを読んでいた美和だったが、自分の想像していた以上に世間
世間に不倫や浮気が横行している現実に(私も彼氏、作ってみよっかなぁ)と考
考えるようになっていった。

その思いは日に日に増してゆき、ついに無料の出会い系サイトにもアクセスす
るようになっていた。しかし、たくさんのパートナー募集の書き込みを読むば
かりでメールを送ることなかった。自分の年齢が気にしていたからだ。掲示板に
に書き込んでいる男性は20~30代が多く、圧倒的に美和より年下ばかり。年下が
が苦手というわけではなかったが、どうしても気が引けてしまい、しばらくは募集
募集の書き込みを読むばかりだった。

(そうだ!年齢をごまかしちゃえ。どうせ出会い系だし。)

美和は自分のプロフィール年齢を45歳に書き替えたのだ。

(出会い系サイトなんてチャラい男ばかりなんでしょ?)
(まともな男なんているわけないよ)
(それに私、オバサンだし…)
(まともに出会えるかなんてわかんないし)

こんなことを思いながらも、美和は男性陣の書き込みをひとつづつ吟味しなが
らじっくり読み込んだ。

(この人は手当たり次第な感じで凄く軽い感じ)
(この人は38歳童貞…って、マジかよ!笑)
(イケメンだけど23歳かぁ…さすがに年の差が犯罪的だぁ)

そんな中で、ある書き込みが美和の目に留まった。

<募集の書き込み内容>
40代の既婚の会社員です。HNはポンチと言います。
平日休みの仕事の為、休日は独りで家で退屈にしていることが多いです。そん
な時にメールや電話、仲良くなれたらドライブなどいかがでしょうか?
スポーツ観戦や旅行が好きなので趣味の合う女性からのメールをお待ちしてい
ます。宜しくお願いします。


何の変哲もない募集の文章だったが、ガッツキ感が無く、既婚であることや趣
味を公言している点ではその男性の背景がぼんやりと感じ取れたため、出会い系初心者
系初心者である美和にとっては好感が持てた。

(HNってハンドルネームだっけ?ポンチって変な名前。でも、趣味が旅行っ
てのは私と同じだね。同じ既婚者だし年齢も40代なので許容範囲内かな。何よ
りギラギラ感が無いから怖さは無い。だけどプロフィールに顔写真が無いので
ルックスの判断ができないなぁ。身長とか体重もわからないし…。)

しばらく悩んだものの、(あれこれ考えたって仕方無い。わからないことは聞け
けばいい!)と自分に言い聞かせるようにして書き込みに対してメールを返信してみることを決意した。


いざ、メールを書き出しても何をどう書いたら良いかわからない。
いきなり「身長は?体重は?」「顔写真送ってください」なんて書こうものな
ら、単なるガッツキおばさんになってしまう。美和は考えに考え抜いて返信文
章を考えたが、意外にも文章が書けないことに驚いた。

(メールって難しい、いや出会い系が難しいんだ)

出来上がった文章を見直してみると、(こんなんでお返事くるかなぁ)と
不安になるほどのベタで拙い内容だった。

<美和の返信>
初めまして。掲示板を見てメールしました。
私も旅行好きです。よかったらメールからよろしくです。
ポンチさん、最近はどこへ行かれましたか?


美和は期待と不安を込めて「送信」を押した。


出会い系サイトで初めて男性にメールを送った美和は、ポンチから返信が来る
かという不安な気持ちと未経験な領域に足を踏み出したことによる高揚感で気
持ちが落ち着かず、しばらくの間、スマホが気になって仕方なかった。
しかし、不思議と罪悪感は無かった。罪悪感の前に現実味を感じることが出来ていなかったのだ。

美和は4歳年上の博文と出会い、2年半ほどの交際期間を経て結婚した。
ドラマチックな大恋愛というわけでもなく、美和は優しくて面倒見の
の良い年上の博文に惹かれ、博文は愛嬌があって笑顔がよく似合う初々しい美
和に惹かれての社内恋愛だった。
結婚を機に美和は専業主婦になった。新居は博文の実家の敷地内に建てられた一戸建
一戸建て。母屋には博文の両親が住んでいるので実質的には同居も同然だっ
た。だからこそ美和としては子を授かるまで働きに出たかったのだが、妻を専
業主婦にすることは博文と博文の両親の強い意向だったため従わざるをえな
かった。幸い早々にひとり息子に恵まれたので子育てに専念することが出来、
働きたい気持ちを紛らわせることができた。ただ、同居当然の結婚生活は少な
からずストレスに感じていたのは事実で、そのことで何度も博文と喧嘩になっ
た。しかし煮え切らない優し過ぎる博文ではどうなるはずもなく、月日だけが流
流れていった。美和がようやく再び働きに出られるようになったのは長男の慎
二が高校に進学した後だった。

これら以外にも美和には不満はあった。母屋の掃除、敷地の草むしり、町内会の
の付き合い、姑の無駄に長い世間話、博文の遅い帰宅時間、少ない夫婦の会
話、少ない夫婦生活・・・。細かい不満を上げればきりがない。



美和はお気に入りのスマホを手にしながら、出会い系を利用した自分を正当化するように
するように無意識のうちに結婚してからの不満ごとを並べていた。


そんな折、スマホがブルルと小刻みに振動した。




(来たっ)



ポンチからのメール受信を知らせるお知らせメールだった。
サイト内で受信したメールを利用者に知らせしてくれる便利な機能で、時間帯や
や受信したメール相手を自由に設定できる。

美和がメールを送信してから30分も経っていなかった。
すぐさまサイトにアクセスし、メール受信箱を開いた。


<ポンチのメール>
こんにちは。返信ありがとうございます。
旅行は家族旅行も好きですが、一人旅も好きです。
最近の家族旅行は徳島県に行ってきました。大歩危小歩危って知ってますか?そこに
そこに行ってきました。一人旅は旅といえるほどじゃありませんが、たまにひ
とりドライブしたりしてます。

美和さんは最近どこへ出かけましたか?



(大歩危小歩危??)
(ひとりドライブ?)
(なんか無難過ぎない???)
(出会い系ってこんななの?????)
(あれ?私、何を期待していたんだろ?笑)


美和はポンチの無難過ぎる返信内容に肩透かしをくらった感じがしたが、それ
はそれで好感が持てた。「出会い系サイト」という言葉に過度に淫靡な世界を想像
想像していたのかもしれないと思い、美和はポンチの質問に丁寧に返信してみ
た。

以降、この日はお互いの自己紹介的なメールを4回往復させた。
ポンチについて分かったことは、以下の通り。

ハンドルネーム:ポンチ
本名:健也
年齢:42歳
住まい:愛知県東部
家族構成:夫婦+息子二人
仕事:営業職(出張多い)
休み:不定休(平日が多い)
趣味:サッカー観戦・旅行




<ポンチとのコンタクト初日の最後のメール>
今日は美和さんと知り合えてすごく楽しかったです。
もっとメールしてもっと美和さんのこと知りたいけど、
今日はここまでにします。
明日も必ずメールします。
お昼の12時ピッタリにメールします。
待っていてください。
では。



たった1時間程度のメールのやり取りだった。
美和はもう少し話したいと思ったが、ポンチ(伸也)から切り上げられてし
まった。仕事の都合でもあるのだろう。次回のメール時間まで予告されてし
まったのでは待つしかない。

(ほんとに明日の12時に来るのかな?)
(明日は何を話そう?何を聞こう?)
(健也くん、私より一回り以上年下だぁ)

そんなことを思いながら、美和は夕食の買い物に出かけた。


その日の夜、美和は些細なことで博文と喧嘩してしまった。「あなたからも慎二たちに言って聞かせてよ。」
「あいつらだって子供じゃないんだ。一から十まで口出しされたくはないだ
ろ。俺が言って言うこと聞くくらいならとうの昔にできてるはずさ。」

美和と嫁の麻里奈はどうもそりが合わないようだ。美和がこの家に嫁に来た頃とは
とは結婚という儀式に対する社会的位置づけも違うし、当事者同士の意識も変わっている
わっている。長男の家に嫁いだからと言って同居が大前提とはならないし、家
系を存続させるためのお世継ぎを産まなければならないというプレッシャーも無
無い。結婚適齢期を過ぎても悠々自適に独身生活を楽しむ若者が多いし、結婚したとしても
したとしても早々に離婚ということも良く耳にする。
そんなことを思えば、長男の慎二が27歳で麻里奈と結婚し孫まで授かったとあ
れば非常に喜ばしいことなのだが、美和にとってはこの長男夫婦の“自分たち
への甘え”がどうしても気になってしまい、ことあるごとに夫の博文にこぼし
てしまうのだった。
慎二夫婦は、厳密には博文夫婦と同居しておらず、敷地内同居だ。博文夫婦は結婚当時
結婚当時から30坪ほどの3LDKの戸建てを博文の実家の敷地内に建てて住んで
いる。慎二夫婦は博文の実家、つまりは母屋を結婚と同時にリフォームし、慎
二・麻里奈・翔太(6ヶ月)・良枝(博文の母)の4人で生活している。博文の父
父は2年前に他界し、慎二の結婚話と高齢になった良枝が生活しやすいように
リフォームする話が重なったので、かなり大掛かりなリフォームを行ったの
だ。

美和は今日も夕食は母屋で食べた。
美和が献立を考え、美和が買い出しに行き、美和が調理した。片付けも美和だった
だった。
嫁の麻里奈が若くて家事全般が苦手なのは百も承知だし、子育てに忙しいのは理解
理解しているつもりだったが、美和は麻里奈の自分への感謝の言葉が極めて少ないことに
ないことに不満を感じていた。わが子の慎二に対しても不満があった。慎二も親
親に頼り過ぎている感があり、家賃も光熱費も負担することなく食費も買い物による
による現物支給まで。美和と良枝はベビーシッターの代わり。やはり麻里奈同
様感謝の言葉が少ないのだ。感謝の言葉が少ないことを直接咎めるつもりは毛
頭無いのだが、慎二と麻里奈に親としての自覚を持たせることで、人に対する感謝
感謝の念が表れるのではないかと期待していたのだった。

母屋から持ち帰った博文の夕食を温めながら、慎二夫婦に月額6万程度の家賃を
を負担させてはどうかと博文に持ち掛けたのだが、どうも煮え切らない返事ば
かりなので喧嘩になってしまった。美和たちが生活する地域のアパートの家賃
相場が8~10万程度なので、家賃6万円で家政婦兼ベビーシッター付ならば格安だと
だと思ったのだった。

結局、博文は「本人たちが自分で気づかなきゃ、何を言ってもダメだろ」の一
点張りでこの話題は終わりとなってしまった。この博文の事なかれ主義的な優しさが
しさが美和にとっては時々ストレスになっていた。



その晩、博文が美和のご機嫌取りに、美和のベッドにやってきた。
「今度、それとなく慎二には言っておくからさ…」博文はそう言いながら美和の
の体を抱き寄せてきたが、美和は抵抗した。
「慎二に言ってくれるのは有難いけど、今日はそんな気分じゃないの、明日ね
ね。」
美和の「明日ね」は断りの常套句だ。明日になればまた「明日ね」と言う。そ
れがわかっているので、博文はねばって布団の中で美和との攻防を繰り広げた
が、ほどなくして博文が諦め、その日はそのまま二人で同じベッドで休んだ。

(明日…かぁ)

よろしくお願いします

是非とも続きを執筆、シリーズ化して欲しいです。脚色しても、かまいません。
   ※注意※
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