[官能小説] 熟女の園 罪深い息子 ~すれ違い~
2ntブログ

罪深い息子 ~すれ違い~

 和馬と共に生活するようになって3ヶ月が過ぎました。生活は順調で近所の人や職場の人からも真面目な和馬はとても気に入られています。和馬がいることで私の生活も楽になり、そして肉体的にも満たされ最高の日々が続いています。こんな日がいつまでも続けばいいと思っていました。







 パートが終わり自転車でアパートへと帰路に着いていた時ふと視界に和馬の姿が見えたのです。もう仕事が終わったのかと思い私は声をかけようと自転車を止めました。けれど私が見たのは予想だにしたい光景でした。
 作業服姿の和馬は事務服の若い女性と一緒になにか話しこんでいます。女性の方はまだ20代くらいの若く可愛らしい子です。そんな子と和馬は時折笑顔になりながら話していました。

「ひょっとするとあの子と和馬は・・・」

 私は再び自転車を漕ぎはじめアパートへと帰っていきました。
 和馬はまだ32歳なのです。まだ私に比べれば十分若いし結婚や恋愛を楽しむ時間だってまだまだあります。母親である私を好きだといつも言いながら抱いてくれますがやはりそれと本当の恋愛感情は別なのでしょう。きっとさっき見たあの子とはそういう関係なのかもしれません。

「そうよね、あの子だってまだ若いんだし」

 アパートで買い物の荷物を下ろすと私は放心状態になってしまいました。息子に彼女ができることは喜ばしい事だと思います。かつては殺人者になり20代を棒に振ってしまった息子がそうやって人に受け入れられるのですから母親としては喜ぶべきことのはずです。なのに私は素直に喜ぶことができません。和馬に彼女がいると思うだけで悶々とした煮え切らない気持ちになってしまうのです。
 やっぱりそれは私が和馬と肉体関係をもっているからでしょう。やっぱり親子で肉体関係なんて続けるべき、いえそもそもそんな関係を持つべきではなかったのです。もし息子に彼女ができた場合、嫉妬を抱いてしまうのはわかりきっていたことです。
 私はこれを機に関係を断ち切ろうと覚悟しました。本当は和馬とセックスをするのが好きでなりません。でももう止めなければいけないのです。

 それから1週間、不思議と和馬は私を求めてきませんでした。セックスはおろかキスやボディタッチさえもしてこないのです。会話も以前より少なくなりなんだか不自然な空気が部屋の中を包んでいました。
 やっぱり和馬はあの子と関係を持ったことで私との関係を断ち切ろうとしているのかもしれません。


 最近母さんとぎこちない生活を送っている。
 それは一週間ほど前のことだ。昼休みに弁当を持ってくるのを忘れたことに気が付いて俺は昼休みにスーパーへと走った。この町は母さんがパートしているスーパーぐらいしかまともな小売店がないのだ。ちょうど母さんはは休憩中だったらしく店内に姿は見えなかった。しかし帰り際、店の裏手に母さんらしい姿が見えた。せっかくなので声をかけようかと近寄っていくと母さんは男の人と話していた。年齢は母さんと同じくらいかもう少し上だろう。髪は白くなっていたが若い頃はかっこよかったのだろうなと思える雰囲気だ。スラックスにワイシャツを着ていて母さんと楽しそうに談笑している。以前からよく知った仲なのだろうか、でなければあんな風に楽しそうに話すことはない。母さんも時には声を上げて笑い楽しそうだ。
 それを見て俺は嫌な予感がした。

「ひょっとして母さんの男?」

 長くここに住んでいるのだから仲の良い男の人がいても不思議じゃない。母さんは俺が抱くまで確かにセックスレスだったようだ。けれどこれからはどうだろうか。55歳ならまだ再婚する可能性だってある。むしろそうなれば長く辛い日々を送ってきた母さんにとっては良いことのはずだ。

「でも本当にそれでいいのか」

 俺はぼんやりとこれからのことを考えていた。母さんがあの男とこれから付き合ったり再婚したりすれば自然と俺は家を出る必要がでてくるだろう。その方が二人の生活には相応しい。俺はどこか別の所に住んで他の女と付き合い、結婚して互いに幸せな家庭を持つ。それはとてもいいことだ。
 けれど同時に母と俺の人には言えない関係、肉体関係は絶ち切らなければいけない。それを考えるととても辛くて耐え難いほどだ。俺は母さんを心から愛してる。母親としても愛しているが今では一人の女として愛しているのだ。その気持ちを押し殺して互いの「普通」の幸せを求めていかなければいけない。その事は俺にはとても辛い事だ。

「でもそうするしかないんだよな。こんな関係いつまでも続けられるわけないんだ」

 最初から分かっていたはずだ。衝動的に母と関係を持ってしまっただけでいつかお藁さなければいけない。その覚悟がこれまで無かった。けれどいまそれを決断する時が来たのだ。
 それか一週間ずっと母さんとは身体を触れることさえしていない。母さんもそのことに気を留めていない。もうあの男と肉体関係を持ち息子とセックスをすることに嫌気がさしたのかもしれない。これでいいと思う。思うが、内心はとても苦しかった。

「はぁはぁ・・・母さん母さん・・やっぱり母さんじゃないと俺ダメだ」

 母に隠れて近所の公園のトイレで自慰をしてしまった。雑誌やネットで他の女でしようとしたが無理だった。頭に母さんのことが浮かんできてしまい他の女たちを脳内から追い出してしまう。そして母さんとの濃厚なセックスを想像しながら自分の性器を思い切り扱いだ。そして勢いよく白い液体が迸る。断ち切ろうと努力するが断ち切ることができない。俺はどうすればいいのかと悩んでしまった。




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