[官能小説] 熟女の園 女帝の安らぎ ~一族の遺産、ふたりだけの世界~
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女帝の安らぎ ~一族の遺産、ふたりだけの世界~

 祖母が住む立川の本家の裏には山がありそこは「聖域」と呼ばれ立ち入り禁止となっていた。立川の人間ですら出入りを禁じられているそこは昔、初代立川の当主が金を見つけた鉱山があった場所だ。







 祖母に連れられフェンスを開けてはじめて聖域の中へと入ることになった。どうしてそこへ俺を連れていく気になったのかは教えてくれなかった。錆びたフェンスの中は草木が生い茂りわずかに獣道があるだけだ。ジーンズにネルシャツ、ハイキンブシューズという山歩きの格好をした祖母の後を追うように付いていった。

「お婆さまは山歩き慣れていらっしゃるんですね」

「昔はいまみたいに舗装された道の方が少なかったんですよ。これくらいの道は平気です。それにまだまだ身体も元気ですからね」

 思いの外祖母の軽い足取りに驚きながら突いていくと木材で補強された洞窟のようなものが見えてきた。組まれた木材はかなり年季が入っていて朽ちかけているがしっかりと穴を支えている。

「お婆さま、ここはひょっとして」

「ええ、これが金山の入口です。中は暗いから気を付けなさい」

 ライトを手にもって祖母は中へと進んでいった。俺もリュックからライトを出して足元を照らしながら慎重に進んでいくことにした。
 江戸時代末期に旅をしていた初代当主が近くの川に砂金が流れているのを見つけて山を買い金山を開発したのだ。それを元手に商売をはじめて明治政府や外国商人とも取引をして一代で財を成したという。すでに金は出なくなっているが立川家はいまでもこの山を大事に守っていた。

「迷わないようにしっかり付いてきなさい」

 暗黒の坑道の中で祖母が俺の手を握ってくれた。。中は狭く人一人がようやく歩ける程度の広さだ。かつてはここを多くの炭鉱夫でごったがえしていたのだろう。所々に当時の物と思われる道具や資材が置かれたままになっている。坑道はいくつも分かれ目があり中はアリの巣ようになっているようだった。祖母はそこを迷うことなく奥へと進んでいく。どこへむかっているのか不安だったがなにもいわず祖母の手を握りついていった。

「つきましたよ。ここです」

 そこは坑道よりも広くドームのように天井が高くなっていた。けれどそれだけでまわりはただの岩だ。一体何があるのかとライトであちこち照らしてみたがなにも見つからなかった。

「ここになにがあるんですか?」

「もうそろそろいいわね。明かりを消しなさい」

 祖母は手に持っていたライトを消し、俺も恐る恐るスイッチを切り明かりを切った。途端に真っ暗になり隣にいるはずの祖母の姿も見えない暗黒に包まれた。うまれてはじめて体験する本物の闇だ。姿の見えない祖母の手をつい強く握ってしまう。
 暗黒の世界が少しづつ明るくなってきた。周囲からわずかに白い光が放ちはじめている。それは俺たちのいるドームの壁や天井の岩自体が光っていたのだ。

「すごい。まるで星空みたいだ」

 まるで星のようにいくつもの点の光が辺り一面に広がっていく。一つ一つの点が煌々と輝いていてそれに照らされさっきまで見えなかった祖母の姿もはっきりと見えるようになった。全ての方向から岩が輝いていてまるで宇宙に二人で浮いているかのようだ。

「特別な鉱石で光を当てるとしばらくのあいだこうやって輝いているのよ」

「こんなものがあったんですね。すごいです」

 祖母と共に荷物を置いてその場に座り星空のような岩肌にしばらく見惚れていた。すでに枯れた鉱山と聞いていたがまさかこんな場所があったなんて聞いていなかった。父からも聞いたことはなくおそらくあることさえ知らないのだろう。

「ここは先祖代々つづく特別な場所なの。決してお金には買えることのできないもの。だから今も大事に守ってるの。家族にも秘密ですからね」

「こんな場所に連れてきてくださってありがとうございます」

「若い頃には夫婦でたまにきてましたけどもうずいぶん来てなくてね。まだ崩れず残っているか不安だったけれどまた見ることができてよかった」

 明かりに照らされ目を細めて懐かしむような祖母の表情もはっきりと見える。明かりのせいかいつもより温かみのある顔に見えた。
 その顔を見て俺は我慢できずつい顔を寄せ、祖母の頬に優しくキスをした。ザラリとしているが柔らかい祖母の頬に唇が沈み込んでいく。

「もう明人ったら・・・そういうつもりで連れてきたわけじゃありませんよ」

「けどせっかく二人きりなんですし。こういう場所はロマンチックでいいと思いませんか?」

「ロマンチック・・・そうね」

 そう言って嬉しそうに微笑んだ俺の方に向いて顔を寄せ、俺も祖母に顔を寄せていき今度は互いの唇を重ねった。歩いて乾ききっていた唇が熱く濡れていった。星空のような世界の中で大好きな祖母とキスをすると普段よりも一層気持ちが昂っていったのだ。

「いつもより感じる」

「私もです。お婆さま」

 眩い輝きに照らされながら俺と祖母は生まれたままの姿になり身体を求め合っていた。垂らされた祖母の肌を触れ、舌を当てていきながら全身を舐めていく。いつもより興奮している俺は祖母の脇へと舌を入れていった。わずかな毛が汗で滲んでいてその汗を舐めとると酸い味わいが心地よいくらいだった。

「やだ、そんなところまで」

「汗がすごくおいしいです。もっと舐めたい」

 平らな岩肌の上で身体を広げた祖母の身体へとさらに舌を這わしていく。脇から乳房、へそにも舌を突っ込んでいきさらに顔を祖母の下半身へと向けた。割れ目に指を当て開いていき中からは強い臭気が漂ってくる。その中へと舌を当てていった。

「ああ!そんなに強く舐めないで」

「お婆さまをもっと感じさせたいんです」

「あぁん!」

 奥へと舌をさらに沈め込んでいき膣内に突き入れていった。祖母の甲高い声がドームの中へと響いた。その響きがとても淫靡で心をくすぐってきてさらに欲情を誘ってくる。

「お婆さまのをこのまま舐めますから代わりに私のを舐めて下さい」

「ええ、喜んでそうさせてもらいます。明人のを身体をこっちに向けなさい」

 祖母の上半身に俺の下半身を乗せ、ペニスが祖母の顔の上へと乗っていく。両手でペニスを掴んだ祖母は口を開いて口内へと迎えていった。温かい祖母の口にペニスを入れながら俺は舌を膣へと擦り付けていく。濡れていく膣はますます水気を増していった。

「こうやってお互いに舐め合うっていい。私も気持ちいいけど明人も気持ちよくしてあげられる」

「私も嬉しいです。お婆さまをもっと気持ちよくしてあげます」

「私も負けませんよ」

 お互いに夢中になって性器へとしゃぶりついていった。俺の腰を掴んで祖母は勢いよく頭を振り動かし、溢れんばかりの唾液をペニスへと塗りたくっていく。俺も濡れていく祖母の膣に唾液まみれの舌を鋭く細くして突いていく。

「ああん!明人、だめ・・まだ・・・うっ!!」

「お婆さま!はぁはぁ」

 何度も寝転がり上下を入れ替えていくうちにどちらが上になっているのかさえわからなくなった。上も下もない光に包まれた世界で舐めったのだ。とても神秘的で不思議な体験だった。普段とは違う感覚に襲われながら俺たちの興奮はより強まっていった。

「また、またイク・・・逝っちゃう!」

 祖母の身体が震え股へと突っ込んだ俺に顔にびゅっと液体が迸ってきた。祖母から噴き出した汁を顔面に受けながら俺は嬉しくなってしまう。もう何度も逝く祖母の腰を強く掴んで舌を強く入れていき祖母の汁を舐めていった。

「この濡れたところへ入れたい。入れさせてください」

「いいわ。私も早く欲しかったの。また逝く前に・・・入れて」

 壁か地面かも分からない光の世界に手を付いて四つん這いになった祖母へと後ろから挿入していった。祖母の唾液で濡れたペニスと自身の汁と俺の唾液で濡れた膣が滑らかに触れ合いスムーズに入り込んでいく。

「口もいいですがやっぱりこっちがいい。お婆さまの中は最高です」

「私も明人のを下で迎える方が好き。中で当たるこの感触が好き」

 祖母の腰を掴んで腰を大きく引き動かしていった。中では膨張したペニスが祖母の膣を強くえぐる様に貫いていく。祖母は俺のペニスに獣のような声を上げながら受け止めていた。

「ほおおおぉん!明人ぉぉ!!」

 光の世界に響き渡るその声を聞きながら俺も声を張り上げながら腰を強く動かしていった。

「ふんぬぅ!!お婆さま!おおっ!おお!!」

 祖母の背中へと身体を乗せ肌を擦らせるようにして祖母へと挿入していく。ひんやりとした空気の中で俺たちの身体だけは燃えるように熱かった。肌は汗が滴るほど塗れいて光に照らされ輝いている。まるでこの星の世界の太陽のような存在、唯一無二の生命として熱く輝いていたのだ。

「なんだか別の世界にいるみたいね」

「ええ、お婆さまと私だけの宇宙・・・この世界の神になったようだ」

 背中から祖母の身体を抱きしめ、振り向いた祖母と舌を絡ませ合った。俺が祖母の背に乗っているのか、祖母が俺の身体に乗ってきているのか上下感覚はなく交わる俺たちを中心に光が包み込んでいる。

「神様のセックス・・・ああ、それいいわね」

「ええ、こんなセックスなんて普通では体験できません。お婆さまと一族のおかげです」

「やだ明人ったら。ますます明人のことが好きになるわね」

 祖母の手が俺の玉袋を撫でてきた。やわらかい手つきだが神経を強く刺激してきて射精感が促されていく。祖母の体内でペニスが一層膨らんでいき絶頂へと達していった。

「があああ!お婆さまっ!!逝くうううぅ!!!」

「ひぃぃいいん!」

 背後から祖母の身体を強く掴み、尻に腰を押し付けて中へと精液を放っていった。俺たち二人の叫びが重なり星の世界を震わしていく。祖母の膣が震えるように動きそれによってさらに射精を導いていった。この瞬間まで我慢して溜め込んでいた熱気を一気に祖母の中へと放っていったのだ。祖母も射精されながら逝ってしまったようだった。

「帰りたくないわね。ここでずっと明人とこうしていたい」

「私もです。お婆さまと一緒ならここから出られなくてもいいです」

 一族の残した遺産は俺と祖母に最高の時間を与えてくれたのだった。



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