末っ子 ~新年1~
年が明けてお正月、息子たちはみんな帰省し孫たちも含めて賑やかなお正月を迎えることになりました。成長していく孫たちの姿を見るのも楽しみではありますが私が一番楽しみにしているのは末っ子、翔太の姿を見ることです。クリスマスに愛し合ったばかりだというのに私は翔太の姿を見ると身体が疼いてしまいます。
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昼過ぎに家族そろって近くの神社に初詣に行くことにしました。それが我が家の毎年の恒例行事なのです。足元の悪い石段を上る孫の手を嫁と共に握ってあげながら境内へと上がっていきました。息子や夫たちは先に上がって待っていて私たち女性陣が合流するとみんなで本殿の方へと向かってお参りしました。
「今年もいい一年でありますように」
各々が一年のお願いして深く頭を下げました。翔太とのこともありますが私にとって一番大事なことは家族みんなです。こうして来年のお正月もみんなで笑顔で集まれることを祈りました。
「翔太もすっかり都会っぽくなって彼女くらいいるんだろ?」
「いないよ。全然縁ないから」
お参りを終えると息子たちは振る舞われていた甘酒を飲みながら談笑しはじめました。翔太も春になれば4年生になり就職活動がはじまるのです。早いものだとおもいながら息子たちの会話を横で聞いていました。
「おい嘘つくなよ。20歳になってまだ童貞なのか」
「俺だってそれくらい・・・」
「お、やっぱり彼女できてたのか。後でじっくり聞かせろよ」
翔太はとてもいいずらい表情をしていてこのあと家に帰ったら兄たちになんて話そうかと悩んでいるようでした。まさか大学生になってから相手はずっと実母だったなんて言えるわけがありません。
私が神社の裏手にあるお手洗いに向かうと遅れて翔太もやって来ました。お手洗いに入るふりをして私の手を引いてさらにその奥、茂みの中へと私を連れていったのです。
「ここなら誰もいないよ」
太い木の幹に私を押し付け身体を寄せるとキスをしてきました。冷えた空気に晒されていた唇が重なり合い、湿りながら温まっていきます。そして唇だけでなく頬や額にも熱気が帯びていきました。
「もう・・・正月からこんな場所で」
「せっかく帰ってきたのにまだ全然母さんとなにもできてないから」
2日前には翔太は帰ってきていたものの年末の忙しさで二人きりになることなんてなく時折顔を見つめては互いに寂しい思いをしていました。私も翔太の唇に吸いつき、舌を入れてしまうほど求めてしまったのです。
「ずっとこの指輪してるんだね」
翔太が私の左手をとるとそこには翔太がくれた指輪が輝いています。
「クリスマスからずっとそのままにしてるのよ。お父さんも誰も気がつかないんだからショックだわ」
そう言いつつも私はつい笑みが零れてしまいました。一緒に生活している夫は指輪が変わったことにずっと気がついていないのです。私もきっとそうなるだろうと思っていたからこそそのままにしていました。
「ならこれからもずっとこの指輪を付けてて欲しい」
「今年もいい一年でありますように」
各々が一年のお願いして深く頭を下げました。翔太とのこともありますが私にとって一番大事なことは家族みんなです。こうして来年のお正月もみんなで笑顔で集まれることを祈りました。
「翔太もすっかり都会っぽくなって彼女くらいいるんだろ?」
「いないよ。全然縁ないから」
お参りを終えると息子たちは振る舞われていた甘酒を飲みながら談笑しはじめました。翔太も春になれば4年生になり就職活動がはじまるのです。早いものだとおもいながら息子たちの会話を横で聞いていました。
「おい嘘つくなよ。20歳になってまだ童貞なのか」
「俺だってそれくらい・・・」
「お、やっぱり彼女できてたのか。後でじっくり聞かせろよ」
翔太はとてもいいずらい表情をしていてこのあと家に帰ったら兄たちになんて話そうかと悩んでいるようでした。まさか大学生になってから相手はずっと実母だったなんて言えるわけがありません。
私が神社の裏手にあるお手洗いに向かうと遅れて翔太もやって来ました。お手洗いに入るふりをして私の手を引いてさらにその奥、茂みの中へと私を連れていったのです。
「ここなら誰もいないよ」
太い木の幹に私を押し付け身体を寄せるとキスをしてきました。冷えた空気に晒されていた唇が重なり合い、湿りながら温まっていきます。そして唇だけでなく頬や額にも熱気が帯びていきました。
「もう・・・正月からこんな場所で」
「せっかく帰ってきたのにまだ全然母さんとなにもできてないから」
2日前には翔太は帰ってきていたものの年末の忙しさで二人きりになることなんてなく時折顔を見つめては互いに寂しい思いをしていました。私も翔太の唇に吸いつき、舌を入れてしまうほど求めてしまったのです。
「ずっとこの指輪してるんだね」
翔太が私の左手をとるとそこには翔太がくれた指輪が輝いています。
「クリスマスからずっとそのままにしてるのよ。お父さんも誰も気がつかないんだからショックだわ」
そう言いつつも私はつい笑みが零れてしまいました。一緒に生活している夫は指輪が変わったことにずっと気がついていないのです。私もきっとそうなるだろうと思っていたからこそそのままにしていました。
「ならこれからもずっとこの指輪を付けてて欲しい」
「いいわよ。翔太の女だもの」
翔太は私の乳房を揉みながら唇を三度求めてきました。だれかに見られるかもしれないというのに私も躊躇することなく翔太とキスを続けています。もしこれを誰か、ひょっとすると家族に見つかるんじゃないかと思うと冷汗が出ますがそれでも止めはしなかったのです。
「二人とも遅かったね。混んでたのか?」
私たちが戻ると待っていた夫は普段通りに声をかけてきました。二人がなにをしていたのかなんて全く想像もできないでしょう。
「ええ、やっぱりお正月だから人がいたのよ」
私も翔太も何事もなかったように合流し神社を後にしました。
翔太は私の乳房を揉みながら唇を三度求めてきました。だれかに見られるかもしれないというのに私も躊躇することなく翔太とキスを続けています。もしこれを誰か、ひょっとすると家族に見つかるんじゃないかと思うと冷汗が出ますがそれでも止めはしなかったのです。
「二人とも遅かったね。混んでたのか?」
私たちが戻ると待っていた夫は普段通りに声をかけてきました。二人がなにをしていたのかなんて全く想像もできないでしょう。
「ええ、やっぱりお正月だから人がいたのよ」
私も翔太も何事もなかったように合流し神社を後にしました。