[官能小説] 熟女の園 夫婦? ~夫婦~
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夫婦? ~夫婦~

 52歳を迎えた私の誕生日、この日は私の人生にとって大きな意味を持つ日となります。いえ、私だけではありません。誠にとってもとても大事な日になるのです。



 チャペルには予想よりも多くの人が集まっていて驚きました。大半は誠の大学時代の友人や会社の人たちです。全員の視線を集める中、バージンロードを歩んでいくのは若いころの結婚式よりも緊張しました。

「きれいだ。留美」

「ありがとう、誠さん」

 ベールを上げ、メイクアップした私を見て誠は愛おしそうに見つめていました。真っ白なドレスに身を包み、目の前には素敵なタキシード姿の誠、多くの人に見守られる中、私たちは今日、結婚式を挙げたのです。

「きちんと式を挙げて夫婦の証が欲しいんだ」

 そう言われたとき私は戸惑いました。いい年をしたおばさんがウェディングドレスを着るなんて恥ずかしくてなりません。それでも何度も誠に言われついに折れたのです。
 そして話し合った結果、私は皺を取り、ホルモン注射をして若く見えるようにしました。その結果、いまはもう50代のおばさんにはとうてい見えないほど若くなりました。

「愛しているよ」

「私もよ」

 薬指には真新しい指輪がはめられていきます。夫の指輪をしていた場所へと誠との絆の証が嵌められていきました。私も対になる指輪を誠の手にはめていきます。この大きな手で何度私を快感に導いてくれたことでしょうか。そしてこれからも私をさらに喜ばせてくれるのだと思うととても愛おしく、手をしっかりと握りしめながら嵌めていきました。

「これで晴れて本物の夫婦ね」

 顔を上げると誠がそっと唇を重ねてくれました。聖なる場で私たち親子はついに夫婦の契りを結んだのです。

「大原君、おめでろう。奥さんを大事にしろよ」

「ありがとうございます。部長」

「誠、お前ずっと彼女いないって言ってたのに嘘だったのか」

「ごめん、付き合いだしたの最近だったから」

 チャペルを出ると集まってくれた方々が祝福してくれました。だれも私を母親だとは思っていないようです。誠は「近所に住んでいた仲のいいお姉さん」だと紹介しており、それを信じてくれたようでした。もちろん私の見た目が年相応なら怪訝な目で見られたのは間違いないでしょう。けれどいまは誠よりもやや年上というほどの見た目なのです。

「母さん、今日は最高の日だね」

「ええ、そうね」

 挙式を終えると隣接するホテルの一室で私たちはウェディング姿のまま籠りました。ドレス姿の私をほれぼれしたような目で見つめ続け何度もキスをしてきます。綺麗なルージュの唇が誠の唇で濡れていきました。

「みんな母さんのことを30歳くらいかって聞いてくるんだよ」

「そうなの?」

「そうだよ。だって今の母さんすごく若々しくて綺麗だから」

 ドレスの上から誠が身体のラインを確かめるように撫でてきます。いやらしいその手つきだけで逝ってしまうのではないかというくらい私は誠で感じるようになっていました。

「息子の嫁になったなんて本当に夢みたい。大好きよ、あなた」

「俺も大好きだ、留美」

 私はしゃがみ込むと誠のズボンのチャックを下ろしていきましたそこにはもう大きくなっているペニスが顔を出してきます。ベールを後ろまでしっかりと上げ、私はそのままフェラチオをしていったのです。

「そんな格好で舐められると堪らないよ」

「ふふ、いつもよりすぐに逝っちゃいそうね」

 口内で膨れ上がっていくペニスにしゃぶりつくとますますペニスは熱を放ち、今にも逝ってしまいそうです。それでも我慢して誠は耐えていました。手を玉袋に添えて丁寧に口内の奥まで迎え、濃厚な匂いを放つペニスを味わっていったのです。

「大好きよ、もうこのオチンチンじゃないと私だめ。旦那様のご立派なオチンチンが好きなの」

「こんなに愛してくれる妻がいてくれて幸せ。ほらいつももっと激しくしゃぶっていいんだよ」

 美しく化粧をした顔でペニスに向かって大きく振り動かしていきました。口内からあぶれる唾液で口紅は乱れていき、卑猥な音をたてながらしゃぶっていきます。夢中になってしゃぶりついていくと私はより興奮し、さらに誠もますます興奮していくのです。

「いいよ。ううぅ、その綺麗な顔に俺の精子をぶっかけてやりたい!」

 誠は私の口からペニスを引き抜きました。その直後目の前のペニスから白い精液が飛び散ってきたのです。メイク係の人が丁寧にしてくれた化粧の上に誠の精液が覆っていきました。額から顎まで、さらには髪や胸元まで飛び散っています。濃厚な匂いに包まれながら私もドレスの下に履いているショーツを濡らしてしまいました。

「いやらしい旦那様。でも好きよ」

 精液まみれの顔で残り汁を垂らすペニスにしゃぶりつくと再び舐めていきまいした。口内にはさらに汁が垂れ出てくると同時に再びペニスが硬くなっていったのです。

「母さん、きれいだ。本当に若返ってるよ」

 ベッドの上で互いに裸になって私を抱いた誠はそういいました。解いた長い髪を真っ白なシーツの上に広げて私も誠に抱きつきました。皺や弛みがほとんどなくなり張りのある肌へと生まれ変わり、胸も大きくなっています。一緒にいて親子だと言っても信じる人はいないでしょう。私は完全に生まれ変わったのです。

「誠が喜んでくれるのが一番うれしい。ほら、もっと触って。おっぱい揉んで」

 以前よりもずっと大きく弾力のある乳房を揉まれると私にはその感触が過敏なほど伝わってきます。綺麗なピンク色を取り戻した乳首を美味しそうに誠は舐めていきました。

「こんなに綺麗だと俺のほうが年上にみられないか心配だな」

「ええ、そんなわけないわよ」

 そう言いつつももしそうなったらきっと嬉しくなるだろうと思います。かつては地味でどこからみても50代のおばさんにしか見えなかった私がいまはとても輝いていると実感します。それは美容の技術の力だけではありません。愛してくれる誠がいてくれるからこそです。

「母さんにはずっと若くいてほしい。これからももっと綺麗になって」

「そうでありたい。誠のためにもっと女を磨きたい」

 夫は私にはそんなことは求めなかったため誠にそう言われると自信のなかった自分の容姿をより美しく保ちたいという気持ちになります。愛して美しさを求めてくれる男がいるからこそ女は美しく、自分に磨きをかけるのだとこの年になってようやく気づいたのでした。

「でもこれからはそうはいかないのかな」

 そう言いながら誠は片手を私の腹の上に重ねてきました。細い腹の上を優しく撫でる誠の顔はとても優しい表情をしています。

「ここにいるんだよね・・・俺たちの子」

「そうよ。あなたと私の赤ちゃん」

 私は妊娠していたのです。最初はとても信じられませんでしたが調べるとはっきりとお腹の中に新しい命がいました。私と誠、母と息子で愛し合ってできた子供です。この子のためにも私は誠ときちんと夫婦として生きていかねばなりません。その覚悟を持つための挙式でもありました。

「早く会いたいな。きっと可愛いだろうね」

「もちろんよ。あなたの子供だもの」

 私も出産の日が待ち遠しくてなりません。元気に育ってくれるようにと日々願いながら生活しています。
 腹を触れていた誠の手は下半身へと移っていき短く切った陰毛の中へと入り込みました。指先が慣れた動きで膣口を刺激してきます。

「今日は結婚記念日だからいいよね?」

「あまり激しくしないでよ。妊婦なんだから」

 私の脚を広げていき、ペニスを挿入してきました。はじめてのときは緊張して全身が硬くなっていた誠もいまでは堂々として慣れた動きで入れてくるのです。より太さを増したペニスが私の膣を破ってしまいそうなほど押し広げながら入ってきました。

「ひぃ!痛い」

「留美!」

 妊娠してからはできる限りセックスは控えるようにしていたためか久しぶりの本物のペニスはとても強い刺激でした。誠はさらに身体を動かして挿入してきます。痛みは増してくるものの耐えながら私は誠を受け止めていきました。

「いいよ、ここも若返ってるみたいだ。処女ってこんな感じかな。ああ、留美の処女奪ってるみたいだ」

「ううぅ!大きいのが来る。誠のじゃないみたい」

 誠は抑えきれない欲望のままに身体を振り動かしてきます。強い痛みを伴うものの受け入れる感触に快感を覚えながら私も声を上げて求めていきました。

「大きいオチンチンでもっと突いて。ガンガンやって!」

「わかった。くぅ!いいぞ。ほら、どうだ、どうだ!」

「いい!!もっとぉ!」

 指を絡め合って握り、誠は私に激しく腰を振ってきます。奥にいる赤ん坊に悪い影響がなければいいがと思いつつも入れてくれる誠がもっと欲しくてなりません。私はもうこの人の妻なのです。愛する夫が欲しくなるのは当然のことです。

「いい、留美!俺の留美!もう一生俺のものだ!」

「はぁん、あなた・・・愛してる。一生ついていきます」

「くうぅ!出る!!」

 奥へと入れたペニスから溜まっていた精液が放たれました。妊娠した子宮へとドクドクと注がれてきます。私も久しぶりの中出しに興奮し、快感を得ることができました。

「このまま二人目ができちゃいそう」

「これからも親子でもっと子づくりしよう。留美」

 その翌年、私は元気な男の子を産み家族三人での暮らしとなりました。

「おはようございます。大原さん」

「おはようございます」

 赤ん坊の翼を連れて出かけようとすると隣の林さんに声をかけられました。腕に抱いた翼を覗き込み、微笑んでいます。

「こんにちは翼ちゃん」

「翼、お隣の林さんよ」

 翼は林さんを見て笑顔を見せました。

「可愛いですね。そういえば大原さん・・・」

「なんでしょう?」

「大原さんって本当は何歳なんですか?」

 私を年の離れた誠の妻だと思った時のように今も怪訝な顔をしています。いまとなっては林さんの奥さんの方が私より年上に見えてしまうくらいです。
 本当のことを知ればどんな表情をするのでしょうか。

「ふふ、秘密です」

 私は翼を抱いてエレベーターへと乗り込みました。
(完)


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