家族の本性 ~気難しい娘と頼りないな孫~
所用で上京した私は娘のマンションに泊めてもらうことにしました。46歳になる娘の早希は生真面目でかつ自分の意見をはっきり言う子でした。ですがその性格は年を追うごとに気難しい私に似てきて夫とは合わなくなり離婚してしまいました。いまはシングルマザーとして息子の敦史と共に生活しています。
日が暮れてマンションを訪れると家には早希の息子、私の孫である敦史が一人でいました。
「あら、早希はまだなの?」
「うん・・・最近はいつも・・・遅いんだ」
敦史は引っ込み思案で昔からどこか頼りない子でした。特に私のことは苦手なのかいえにあがってもお茶を出すこともなく軽くリビングに顔を出しただけですぐに自室に引っ込んでしまいました。
「もう17だっていうのにあれで学校でうまくやっていけるのかしらねえ」
背丈は高いもののがっちりとしたとは言い難いひょろりとした体形に口下手で頼りないという言葉をそのまま人にしたような少年です。学校でいじめられていないかと不安になってしまいます。
自分で台所を漁り、お茶を自分で淹れて待っていると早希が帰宅してきました。
「お母さん、ごめんなさい。仕事がなかなか終わらなくて」
「いいのよ。忙しいんでしょう。そんな時に来た私の方こそ申し訳ないわね」
早希は管理職となり給料はよくなったものの仕事は一層忙しくなったとのことでした。端の吊り上がった形の眼鏡の向こうには疲れ切った瞳が映っていました。セミロング茶色い髪も艶がなく顔の表情にも疲労が滲んでいます。女手一つで子供を育てているのですからその苦労ははかり知れません。
「忙しいなら家のことは敦史にやらせなさいよ」
「そうしたいけど、あの子はあまりあてにならないのよ」
そう言って早希は慌てて夕食の準備に取り掛かりました。冷蔵庫にはレトルトのような調理済みの食材がいくつも詰め込まれておりそれらを温め、さらに入れていきすぐに夕食をとることができました。
早希が敦史を呼ぶと部屋からのっそりと出てきて私を警戒するように食卓につきました。
「早希、いつもこんな食事ばかりなの?」
「いつもではないけれど忙しいときはね。それに最近のはすごく美味しくできて栄養もちゃんと取れるから」
そうは言っても私はやはり調理と呼べない支度でつくられた料理の数々に不満を感じていました。
「いくら美味しくても栄養がとれてもそれだけじゃだめなのよ。敦史、あなた忙しい母親のために料理くらいしたらどう?部活もしてないんでしょう?」
「え?俺が料理・・・」
私はそうきつくならないようにと気を付けながら話しかけたつもりでしたが敦史はモジモジとしてまともに言葉を返してはきません。
「敦史には料理よりも勉強に専念してもらいたいわね。最近成績落ちてきてるのわかってるでしょう」
「ごめんなさい」
「早希、敦史には緊張感がないのよ。私には家でだらだらしているようにしかみえない。家事もすればメリハリが出て勉強にも力が入るんじゃない」
「そうかもしれないわね。ねえ、敦史?」
「え、そんな・・・」
母と祖母の両方から詰め寄られ敦史は困り果て俯いたままかたまってしまいました。最後に「頑張ります」と濁すようなことを言って敦史は自室に戻っていったのです。
「どうしてあんな気弱な孫になってしまったのやら」
お風呂の中で私は頼りない敦史に想いを馳せていました。私の夫は3年前に亡くなり、早希は離婚し、この家では敦史が唯一の男なのです。なのにあんな調子では先が思いやられます。
あまり考え込んでも仕方ないので私は早めに床に就きました。早希は家に帰ってもまだパソコンで仕事をしていますし敦史に関しては閉じきった自室でなにをしているやらよくわかりません。
どれくらい寝ていたのか分かりません。それほど長くはなかったでしょう。ふと目が覚めてしまった私は用を足すためにトイレへと向かいました。廊下のリビングもすっかり暗くなり早希も敦史ももう寝ているようです。静まり返った廊下をトイレに向かって歩こうかと思った瞬間、妙な声がしました。
「っん!」
早希の声に思えますがなんだか様子がおかしいのです。それに声がするのは敦史の部屋の方というものおかしなことでした。なにが起こっているのか不安を覚えながら慎重に足音を消して敦史の部屋へと向かっていきました。
「ああぁん!」
さらに早希の声と思える叫び声がはっきりと聞こえてきます。あの厳しい娘が出すとは思えないような甘い喘声に聞こえてなりません。敦史の部屋の前にたどり着くとそっと扉を開け、中を覗き込みました。
部屋は明かりが付いていてはっきりとそれが見えたのです。
「ああ、感じちゃう」
普段は厳しいあの早希が艶めかしい声を上げています。敦史のベッドの上で下着、といっていいのか黒く薄い生地でできた卑猥なものを身に着けています。その姿で悦ぶような声を上げ、身体を震わせている前にいたのはなんと敦史でした。
実母である早希の胸に両手を当てて揉んでいます。慣れた動きでブラの上から乳首のあたりを強く押さえて揉んでいました。
「ほら、気持ちいいだろ。もっと声上げろよ」
「気持ちいい!気持ちいいです!」
自信を感じさせる力強い声と実母を挑発するような物言い、私がしっている敦史の姿ではありません。それに早希もその敦史に対して身体を自ら寄せ、恍惚とした表情で敦史に屈しているような物言いです。
夢でも見ているのではないかと思う光景にとても理解が追いつきません。
「どうしたんだ。いつもより声が控え目だな。ババアのこと気にしてんだろ」
「だって大声上げて起こしたら困るから」
「どうせ起きやしねえよ。それよりももっと気持ちよくなろうぜ」
「はい」
見つめ合うと二人は顔を寄せ合い唇を重ね合わせました。重なる瞬間、舌が伸び絡み合っていくのが見えました。頬が揺れ、口内で激しく舌が交じり合っているのでしょう。とても信じられません。未知の光景を前にこれまでにない一種の恐怖を覚えました。腰が引け、私はその場で隠れるように覗き続けていたのです。
「俺のを気持ちよくしてくれよ。頼むよ」
抱きついていた早希が離れると敦史の身体がはっきりと見えてきました。ひょろりと細い身体をしていますがほどほどに筋肉がついており腹筋も割れています。さらに驚くことに股のところには私が見たことのないほど大きなペニスが天井を向いて勃起していたのでした。黒々として太いそれに思わず釘付けになってしまいます。
早希は再度敦史へと近づいていき、顔をそのペニスへと寄せると口を開け、出した舌で舐めていきました。
「もうこんなに我慢汁がでてきてる。我慢させてごめんなさい」
「そう思うならしっかりしゃぶってくれよ。エロ女」
母親に対しとんでもないことを言ったものの早希は怒るどころか頬を紅潮させ悦んでいます。大きく開いた口の中へとペニスの先端を咥えていき、やがて口内へとその大きな先端が消えていき竿の方まで唇が触れていきました。鼻息を上げながら頭を少しづつ動かし、口内で敦史のを舐めています。娘の痴態に私は唖然としてしまうばかりでした。
「いい、フェラ上手くなったな」
「だって敦史のチンポ好きなんだもの。もっと舐めさせて。チンポ舐めるの大好き」
早希は笑みを浮かべながら頭を大きく上下させて舐めています。フェラチオと呼ばれる行為だと知識ではわかりますが私自身はそんなことをやったことなんてありません。それを堅物の早希があんなにも嬉しそうに、卑猥にやっているのが信じられないのです。また敦史もその早希の姿を嬉しそうに見つめ、犬の頭を撫でるかのように頭を撫でていました。
「気持ちいいぞ。最初はあんな下手だったのにな」
「だって敦史にするまで経験なかったんだから。でもそれでよかった。敦史のしか舐めたくない。このチンポじゃないと嫌」
早希はますます頭を大きく振り動かしていきます。この状況に不釣り合いな先の吊り上がった形の眼鏡が余計に卑猥に感じられました。舐める音がわずかに聞こえてきてそれを聞いていると私の気持ちも変になってしまいそうです。ながらく感じることのなかった私の中の女の感情がじわじわと刺激されてきているのです。
「ああ、いいぞ。もう逝きそうだ。我慢できねえ」
敦史は早希の口から強引にペニスを引き抜くと立ち上がりました。ペニスはより太くなっており、早希の塗りたくった唾液が垂れています。その先端を敦史は実母である早希の顔へと向けたのです。なにをするのかと思った瞬間、ペニスから白い液体が早希の顔に向かって放たれていきました。
「うう!止まらねえ!まだ出るぞ!」
「はああ、すっごい匂い・・・息子のザーメン」
顔に精液をかけられているというのに早希は嫌がるどころか悦んでいるようにさえみえます。額も鼻も掛けていた眼鏡も真っ白に染まっていきました。射精の勢いがなくなってくると早希は口を大きく開いて精液を口内へと受け止め、再度口に入れて舐めていきます。
放たれた若い男の精液の匂いが私のところまで漂ってきました。忘れ去っていたその匂いが鼻を突くと私の身体の奥が疼き、妙な汗が額を流れていきます。射精したペニスを愛おしそうに舐める娘を見ながら私は鼻をヒクヒクとさせ孫の精液の匂いをもっと嗅ぎたいという欲求に突き動かされていました。
「もういいぞ。俺に尻を向けろ」
「はい」
卑猥な下着を脱ぎ全裸になった早希はベッドの上で私の方に顔を向け、敦史に尻を向けて四つん這いになりました。その肉体は40代相応のものでスタイルが良いとは言えず、運動不足なのか弛みがはっきりと分かります。かつては張っていたと思われる乳房さえもだらしなく垂れていました。
敦史はその肉体の背中を見下ろし、尻へと下半身を近づけていきます。さっき射精したばかりだというのにまだ硬いままのペニスを早希の下半身へと近づけていきました。まさか、と思った矢先、早希が甲高い声を上げたのです。
「ああん!マンコに感じる!」
敦史は早希の腰を掴み身体を前後に大きく動かしていきました。さっき見えた敦史のペニスにはゴムはついていなかったように思えます。ならば直に母親の中へと入れているということです。早希は声を荒げながら後ろから突くように身体をぶつけてくる敦史を夢中になって受け止めていました。
「んん!硬いチンポ、これが好き。敦史のチンポ大好き!」
「ほらもっと激しくするぞ!」
「お願いします」
敦史が腰を強く前に出すと早希の全身が震え、垂れた肉や乳房が大きく揺れていきます。愛用の眼鏡が顔から落ち、精液まみれになった娘の顔はもはや知的で真面目な面影はどこにもありません。本能のままにセックスをするメスの表情といっていいようなはじめてみる姿でした。
それを見ているとますます私の身体が熱くなり、自然と二人を見る眼も離せなくなっていき凝視していました。私は70だというのに性の興奮がどんどん湧き上がってきてしまいます。忘れていた興奮というよりもこんなにも興奮を覚えたのははじめてといってもいいでしょう。二人の姿を見ながら熱い吐息をあげ、つい片手を自身の股に当ててしまいました。
「さっきのババアの前での態度はなんだ?俺がそんなに気に食わないか」
「そんなことありません。私は敦史に抱いてもらうだけでいいんです。敦史が私を抱いてくれれば他のことなんてなにも・・・」
「そうだろ。それでいいんだよ」
敦史が不敵な笑みを浮かべています。その表情に私は背筋が震え、興奮しました。指を自分の股に強く押し当ててしまい、その手を離すことができません。奥がじんじんと熱気を放っているのを感じます。
「敦史大好き、もっともっと私を抱いて、滅茶苦茶に犯して!」
「いいぞ、早希!」
敦史の手が強く早希の尻に振り下ろされ大きな音が響きました。敦史は自分の母親を呼び捨てにしたばかりか、なんとその尻を叩いたのです。早希はそれに対し怒るどころかより興奮していっていました。今の二人は親子ではないのでしょう。メスを支配する強いオスとそのオスの物になって悦ぶメス、二匹の獣がそこにいたのです。
私が知っている夫婦や恋人とは全く違います。本能をさらけ出して人間を棄てた獣でしかありません。ですがそんな二人を軽蔑するどころか私はますます興奮していっていました。
「ほら、これ好きだろ。早希」
「大好き、強く叩いて。パチパチ叩かれるの好きなの」
尻が叩かれる音が聞こえてくると私自身の尻が叩かれたかのように尻に刺激を感じます。あんな行為が本当に気持ちいいわけがないと頭では思っても、悦ぶ早希の顔を見ていると私もして欲しいという願望さえ湧き上がってきてしまうほどです。
「また逝きそうだ。このまま出すぞ、早希の子宮にたっぷり出すからな」
「出して、いっぱいちょうだい。私ももう逝きそう」
自ら絶頂に達しそうだと言いながら息子を求める娘の姿に私はますます釘付けです。
「おおおお!イク!!!!!」
母親の腰を掴んだ敦史は強く身体を寄せ、その全身が大きく震えました。すると即座に早希の身体も大きく震えていったのです。
「おおお!子宮が熱い・・・燃える・・・ああ、息子のザーメン!ひいい!!イクウウ」
息子が母親の中へと子種を注いでいるのだという信じられない光景が目の前で行われたのです。しかも二人ともそれを求め合い、母親である早希の方は中に出されて果ててしまったようでした。
あの太いペニスから勢いよく放たれたらきっと子宮が焼けるほど熱い精子で満たされていき、とても耐えられるわけがありません。二人の光景を見ながら私は自分に出されることろを想像し、全身が一気に熱くなりました。
「敦史、いっちゃった」
「激しくいったな。可愛いよ早希」
ぐったりとベッドでうつ伏せに倒れ込んだ早希の背に敦史が重なり、甘いキスを交わしています。
そこまで見た私はそっと扉の前を離れ、自分の布団へと戻っていったのでした。
とても信じられない出来事に興奮が収まらず寝付くことができません。それに身体が疼いて仕方ないのです。とても私には真似ができない行為です。ですがもし早希でなくあれが私だったらと想像するとますます興奮し、一向に眠ることができなくなってしまうのでした。
「あら、早希はまだなの?」
「うん・・・最近はいつも・・・遅いんだ」
敦史は引っ込み思案で昔からどこか頼りない子でした。特に私のことは苦手なのかいえにあがってもお茶を出すこともなく軽くリビングに顔を出しただけですぐに自室に引っ込んでしまいました。
「もう17だっていうのにあれで学校でうまくやっていけるのかしらねえ」
背丈は高いもののがっちりとしたとは言い難いひょろりとした体形に口下手で頼りないという言葉をそのまま人にしたような少年です。学校でいじめられていないかと不安になってしまいます。
自分で台所を漁り、お茶を自分で淹れて待っていると早希が帰宅してきました。
「お母さん、ごめんなさい。仕事がなかなか終わらなくて」
「いいのよ。忙しいんでしょう。そんな時に来た私の方こそ申し訳ないわね」
早希は管理職となり給料はよくなったものの仕事は一層忙しくなったとのことでした。端の吊り上がった形の眼鏡の向こうには疲れ切った瞳が映っていました。セミロング茶色い髪も艶がなく顔の表情にも疲労が滲んでいます。女手一つで子供を育てているのですからその苦労ははかり知れません。
「忙しいなら家のことは敦史にやらせなさいよ」
「そうしたいけど、あの子はあまりあてにならないのよ」
そう言って早希は慌てて夕食の準備に取り掛かりました。冷蔵庫にはレトルトのような調理済みの食材がいくつも詰め込まれておりそれらを温め、さらに入れていきすぐに夕食をとることができました。
早希が敦史を呼ぶと部屋からのっそりと出てきて私を警戒するように食卓につきました。
「早希、いつもこんな食事ばかりなの?」
「いつもではないけれど忙しいときはね。それに最近のはすごく美味しくできて栄養もちゃんと取れるから」
そうは言っても私はやはり調理と呼べない支度でつくられた料理の数々に不満を感じていました。
「いくら美味しくても栄養がとれてもそれだけじゃだめなのよ。敦史、あなた忙しい母親のために料理くらいしたらどう?部活もしてないんでしょう?」
「え?俺が料理・・・」
私はそうきつくならないようにと気を付けながら話しかけたつもりでしたが敦史はモジモジとしてまともに言葉を返してはきません。
「敦史には料理よりも勉強に専念してもらいたいわね。最近成績落ちてきてるのわかってるでしょう」
「ごめんなさい」
「早希、敦史には緊張感がないのよ。私には家でだらだらしているようにしかみえない。家事もすればメリハリが出て勉強にも力が入るんじゃない」
「そうかもしれないわね。ねえ、敦史?」
「え、そんな・・・」
母と祖母の両方から詰め寄られ敦史は困り果て俯いたままかたまってしまいました。最後に「頑張ります」と濁すようなことを言って敦史は自室に戻っていったのです。
「どうしてあんな気弱な孫になってしまったのやら」
お風呂の中で私は頼りない敦史に想いを馳せていました。私の夫は3年前に亡くなり、早希は離婚し、この家では敦史が唯一の男なのです。なのにあんな調子では先が思いやられます。
あまり考え込んでも仕方ないので私は早めに床に就きました。早希は家に帰ってもまだパソコンで仕事をしていますし敦史に関しては閉じきった自室でなにをしているやらよくわかりません。
どれくらい寝ていたのか分かりません。それほど長くはなかったでしょう。ふと目が覚めてしまった私は用を足すためにトイレへと向かいました。廊下のリビングもすっかり暗くなり早希も敦史ももう寝ているようです。静まり返った廊下をトイレに向かって歩こうかと思った瞬間、妙な声がしました。
「っん!」
早希の声に思えますがなんだか様子がおかしいのです。それに声がするのは敦史の部屋の方というものおかしなことでした。なにが起こっているのか不安を覚えながら慎重に足音を消して敦史の部屋へと向かっていきました。
「ああぁん!」
さらに早希の声と思える叫び声がはっきりと聞こえてきます。あの厳しい娘が出すとは思えないような甘い喘声に聞こえてなりません。敦史の部屋の前にたどり着くとそっと扉を開け、中を覗き込みました。
部屋は明かりが付いていてはっきりとそれが見えたのです。
「ああ、感じちゃう」
普段は厳しいあの早希が艶めかしい声を上げています。敦史のベッドの上で下着、といっていいのか黒く薄い生地でできた卑猥なものを身に着けています。その姿で悦ぶような声を上げ、身体を震わせている前にいたのはなんと敦史でした。
実母である早希の胸に両手を当てて揉んでいます。慣れた動きでブラの上から乳首のあたりを強く押さえて揉んでいました。
「ほら、気持ちいいだろ。もっと声上げろよ」
「気持ちいい!気持ちいいです!」
自信を感じさせる力強い声と実母を挑発するような物言い、私がしっている敦史の姿ではありません。それに早希もその敦史に対して身体を自ら寄せ、恍惚とした表情で敦史に屈しているような物言いです。
夢でも見ているのではないかと思う光景にとても理解が追いつきません。
「どうしたんだ。いつもより声が控え目だな。ババアのこと気にしてんだろ」
「だって大声上げて起こしたら困るから」
「どうせ起きやしねえよ。それよりももっと気持ちよくなろうぜ」
「はい」
見つめ合うと二人は顔を寄せ合い唇を重ね合わせました。重なる瞬間、舌が伸び絡み合っていくのが見えました。頬が揺れ、口内で激しく舌が交じり合っているのでしょう。とても信じられません。未知の光景を前にこれまでにない一種の恐怖を覚えました。腰が引け、私はその場で隠れるように覗き続けていたのです。
「俺のを気持ちよくしてくれよ。頼むよ」
抱きついていた早希が離れると敦史の身体がはっきりと見えてきました。ひょろりと細い身体をしていますがほどほどに筋肉がついており腹筋も割れています。さらに驚くことに股のところには私が見たことのないほど大きなペニスが天井を向いて勃起していたのでした。黒々として太いそれに思わず釘付けになってしまいます。
早希は再度敦史へと近づいていき、顔をそのペニスへと寄せると口を開け、出した舌で舐めていきました。
「もうこんなに我慢汁がでてきてる。我慢させてごめんなさい」
「そう思うならしっかりしゃぶってくれよ。エロ女」
母親に対しとんでもないことを言ったものの早希は怒るどころか頬を紅潮させ悦んでいます。大きく開いた口の中へとペニスの先端を咥えていき、やがて口内へとその大きな先端が消えていき竿の方まで唇が触れていきました。鼻息を上げながら頭を少しづつ動かし、口内で敦史のを舐めています。娘の痴態に私は唖然としてしまうばかりでした。
「いい、フェラ上手くなったな」
「だって敦史のチンポ好きなんだもの。もっと舐めさせて。チンポ舐めるの大好き」
早希は笑みを浮かべながら頭を大きく上下させて舐めています。フェラチオと呼ばれる行為だと知識ではわかりますが私自身はそんなことをやったことなんてありません。それを堅物の早希があんなにも嬉しそうに、卑猥にやっているのが信じられないのです。また敦史もその早希の姿を嬉しそうに見つめ、犬の頭を撫でるかのように頭を撫でていました。
「気持ちいいぞ。最初はあんな下手だったのにな」
「だって敦史にするまで経験なかったんだから。でもそれでよかった。敦史のしか舐めたくない。このチンポじゃないと嫌」
早希はますます頭を大きく振り動かしていきます。この状況に不釣り合いな先の吊り上がった形の眼鏡が余計に卑猥に感じられました。舐める音がわずかに聞こえてきてそれを聞いていると私の気持ちも変になってしまいそうです。ながらく感じることのなかった私の中の女の感情がじわじわと刺激されてきているのです。
「ああ、いいぞ。もう逝きそうだ。我慢できねえ」
敦史は早希の口から強引にペニスを引き抜くと立ち上がりました。ペニスはより太くなっており、早希の塗りたくった唾液が垂れています。その先端を敦史は実母である早希の顔へと向けたのです。なにをするのかと思った瞬間、ペニスから白い液体が早希の顔に向かって放たれていきました。
「うう!止まらねえ!まだ出るぞ!」
「はああ、すっごい匂い・・・息子のザーメン」
顔に精液をかけられているというのに早希は嫌がるどころか悦んでいるようにさえみえます。額も鼻も掛けていた眼鏡も真っ白に染まっていきました。射精の勢いがなくなってくると早希は口を大きく開いて精液を口内へと受け止め、再度口に入れて舐めていきます。
放たれた若い男の精液の匂いが私のところまで漂ってきました。忘れ去っていたその匂いが鼻を突くと私の身体の奥が疼き、妙な汗が額を流れていきます。射精したペニスを愛おしそうに舐める娘を見ながら私は鼻をヒクヒクとさせ孫の精液の匂いをもっと嗅ぎたいという欲求に突き動かされていました。
「もういいぞ。俺に尻を向けろ」
「はい」
卑猥な下着を脱ぎ全裸になった早希はベッドの上で私の方に顔を向け、敦史に尻を向けて四つん這いになりました。その肉体は40代相応のものでスタイルが良いとは言えず、運動不足なのか弛みがはっきりと分かります。かつては張っていたと思われる乳房さえもだらしなく垂れていました。
敦史はその肉体の背中を見下ろし、尻へと下半身を近づけていきます。さっき射精したばかりだというのにまだ硬いままのペニスを早希の下半身へと近づけていきました。まさか、と思った矢先、早希が甲高い声を上げたのです。
「ああん!マンコに感じる!」
敦史は早希の腰を掴み身体を前後に大きく動かしていきました。さっき見えた敦史のペニスにはゴムはついていなかったように思えます。ならば直に母親の中へと入れているということです。早希は声を荒げながら後ろから突くように身体をぶつけてくる敦史を夢中になって受け止めていました。
「んん!硬いチンポ、これが好き。敦史のチンポ大好き!」
「ほらもっと激しくするぞ!」
「お願いします」
敦史が腰を強く前に出すと早希の全身が震え、垂れた肉や乳房が大きく揺れていきます。愛用の眼鏡が顔から落ち、精液まみれになった娘の顔はもはや知的で真面目な面影はどこにもありません。本能のままにセックスをするメスの表情といっていいようなはじめてみる姿でした。
それを見ているとますます私の身体が熱くなり、自然と二人を見る眼も離せなくなっていき凝視していました。私は70だというのに性の興奮がどんどん湧き上がってきてしまいます。忘れていた興奮というよりもこんなにも興奮を覚えたのははじめてといってもいいでしょう。二人の姿を見ながら熱い吐息をあげ、つい片手を自身の股に当ててしまいました。
「さっきのババアの前での態度はなんだ?俺がそんなに気に食わないか」
「そんなことありません。私は敦史に抱いてもらうだけでいいんです。敦史が私を抱いてくれれば他のことなんてなにも・・・」
「そうだろ。それでいいんだよ」
敦史が不敵な笑みを浮かべています。その表情に私は背筋が震え、興奮しました。指を自分の股に強く押し当ててしまい、その手を離すことができません。奥がじんじんと熱気を放っているのを感じます。
「敦史大好き、もっともっと私を抱いて、滅茶苦茶に犯して!」
「いいぞ、早希!」
敦史の手が強く早希の尻に振り下ろされ大きな音が響きました。敦史は自分の母親を呼び捨てにしたばかりか、なんとその尻を叩いたのです。早希はそれに対し怒るどころかより興奮していっていました。今の二人は親子ではないのでしょう。メスを支配する強いオスとそのオスの物になって悦ぶメス、二匹の獣がそこにいたのです。
私が知っている夫婦や恋人とは全く違います。本能をさらけ出して人間を棄てた獣でしかありません。ですがそんな二人を軽蔑するどころか私はますます興奮していっていました。
「ほら、これ好きだろ。早希」
「大好き、強く叩いて。パチパチ叩かれるの好きなの」
尻が叩かれる音が聞こえてくると私自身の尻が叩かれたかのように尻に刺激を感じます。あんな行為が本当に気持ちいいわけがないと頭では思っても、悦ぶ早希の顔を見ていると私もして欲しいという願望さえ湧き上がってきてしまうほどです。
「また逝きそうだ。このまま出すぞ、早希の子宮にたっぷり出すからな」
「出して、いっぱいちょうだい。私ももう逝きそう」
自ら絶頂に達しそうだと言いながら息子を求める娘の姿に私はますます釘付けです。
「おおおお!イク!!!!!」
母親の腰を掴んだ敦史は強く身体を寄せ、その全身が大きく震えました。すると即座に早希の身体も大きく震えていったのです。
「おおお!子宮が熱い・・・燃える・・・ああ、息子のザーメン!ひいい!!イクウウ」
息子が母親の中へと子種を注いでいるのだという信じられない光景が目の前で行われたのです。しかも二人ともそれを求め合い、母親である早希の方は中に出されて果ててしまったようでした。
あの太いペニスから勢いよく放たれたらきっと子宮が焼けるほど熱い精子で満たされていき、とても耐えられるわけがありません。二人の光景を見ながら私は自分に出されることろを想像し、全身が一気に熱くなりました。
「敦史、いっちゃった」
「激しくいったな。可愛いよ早希」
ぐったりとベッドでうつ伏せに倒れ込んだ早希の背に敦史が重なり、甘いキスを交わしています。
そこまで見た私はそっと扉の前を離れ、自分の布団へと戻っていったのでした。
とても信じられない出来事に興奮が収まらず寝付くことができません。それに身体が疼いて仕方ないのです。とても私には真似ができない行為です。ですがもし早希でなくあれが私だったらと想像するとますます興奮し、一向に眠ることができなくなってしまうのでした。
テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト