山の奥で ~下山のとき、最後のひと時を迎えた二人、下される決断~
それから毎日二人は愛し合いました。
日中は山中を歩いていき、休憩中には体を寄せ合って座りキスを交わすこともり、夜になればテントの中、時には外でセックスをして楽しみました。二人で過ごす時間はとても素晴らしく幸福に満ちた時間だったのです。
祐司といることがこの上ない幸せ、家族のことなど頭の片隅にも浮かんでくることはありません。
「宏美愛してる。ずっとこうしていたいよ」
そう微笑む祐司を見るといつものようにキスをしてしまいます。
いつまでも続いてほしい幸せな時間、ですがそれは永遠に続かないことは分かっていました。
下山すれば元の生活が待っている。お互いの家族のもとへ戻らなければなりません。
いつまでも山中にいることはできないのでそれは避けようがない現実でした。
日中は山中を歩いていき、休憩中には体を寄せ合って座りキスを交わすこともり、夜になればテントの中、時には外でセックスをして楽しみました。二人で過ごす時間はとても素晴らしく幸福に満ちた時間だったのです。
祐司といることがこの上ない幸せ、家族のことなど頭の片隅にも浮かんでくることはありません。
「宏美愛してる。ずっとこうしていたいよ」
そう微笑む祐司を見るといつものようにキスをしてしまいます。
いつまでも続いてほしい幸せな時間、ですがそれは永遠に続かないことは分かっていました。
下山すれば元の生活が待っている。お互いの家族のもとへ戻らなければなりません。
いつまでも山中にいることはできないのでそれは避けようがない現実でした。