[官能小説] 熟女の園 戦下の親子 ~それぞれを想う母子、忘れられない肉体~
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戦下の親子 ~それぞれを想う母子、忘れられない肉体~

昭和18年の年末、息子の昭夫が出征してからすでに4ヶ月近くが過ぎていました。
昭夫からは何度か手紙が来て南方で歩兵隊の隊長として務めているということでした。
元気にしており、良い部下や上官に恵まれて戦いは順調ということでした。しかし、私はその文面とは裏腹に不安が常に襲ってきました。

あまり詳しいことは決して手紙には書かれていませんし報道もされてもきません。ですが、私はかつての夫の同僚の方から聞いた話を聞くことができました。世間で言われているほど快進撃が続いているわけではなく、かなり厳しい状況だということでした。この戦争の行方がどうなるのか、昭夫は無事に帰ってこれるのかさえわかりません。毎日、仏壇に手を合わせて無事を祈り続けました。


そして昭夫のことを思い出すたびにあの夜のことを思い出してしまうのです。

真夏の夜に昭夫と体を重ねて獣のように体をぶつけ合ったことを今でも思い出してしまいます。とても破廉恥でふしだらで・・・とても自分がしたこととは思えません。昭夫もあんなにも貪欲に女を求めてくるとは知りませんでした。


いつからか、昭夫のことを考えながら自分を慰めるようになりました。
夜、締め切った寝室で自分の体を触れてしまうのです。昭夫が触れた唇、胸、腹・・・そして下半身に手を伸ばしてしまいます。夫がいないときでさえこんなことはしたことあありません。それなのに自分の息子のことを思いながら手が動いてしまうのです。

「華江、華江ぇ!」

私を呼び捨てにして腰を打ちつけてきた昭夫の姿、それを思い出しただけで体が火照ってしまいます。
疼いてくる性器、そこに指を当てて入れてしまいます。中はじっとりと濡れていました。

押し入れの奥にしまいこんでいたシーツを取り出して匂いを嗅いでしまいます。あの日、使ったシーツを洗わずにそのままにして大事に置いておいたのです。鼻を突く濃厚な匂い、二人の汗と唾液がしっかりとしみ込んでいます。

乾いて硬くなった部分を匂うと栗の花に似た匂いがしてきます。息子の精液の匂いです。私の中から零れだした精液がべっとりと染みついているのです。

「あぁ・・はふぅ・・ふぅ・・」

膣の中を指を出し入れしてしまいます。ですが、どんなにしても満足できないのです。何度繰り返しても私の欲求を満足させることはできません。やはり昭夫の男根でないと満足できないのかもしれません。

「はぁはぁ・・・昭夫ぉ・・早く会いたい」

膣から出した指は愛液でぐっしょりと濡れています。50歳を前にして私は性の快楽に目覚めてしまったのです。

あの夜だけの願いだったとは思います。でもまた昭夫とあったとき私はどうなってしまうかわかりません。

 
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戦争とはこんなにもひどいものだとは俺は知らなかった。
南方のとある島の警備隊に赴任し、最初の一ヶ月はなにもない日々だった。しかし、ある日突然、多数の敵機が襲来し爆弾の雨を降らせた。満足な反撃はできず、安全な防空壕もなく直撃を食らわないように祈るしかなかった。
そしてすぐに米軍が上陸してきて地上戦になった。

野営地を捨ててジャングルの中へと逃げ込み戦い続けた。次々と倒れていく戦友、部下たち。最初は少しでも米兵を倒そうと意気込んでいたが、やがて生き残るのが精いっぱいだと悟った。もうこの戦争はダメなのかもしれない。物量で勝る米軍相手にかなうわけがない。

そんなジャングルでの戦いの最中でも対岸ではまだ友軍が支配しており港から物資を受け取ることができた。その際に、母への手紙を輸送船に託していた。とどくかどうか分からない。それでも自分の無事を知らせたかった。母と繋がっていたかったのだ。

今でもあの日のことを思い出す。母を抱いたあの夜、人生最高の時間だった。まさか母のあんな姿を見ることができるとは思わなかった。恥じるべきことだとは思う。だが、私はずっとそうしたいと願っていた。性というものを覚えた時からずっと母を抱きたいと願い初めての自慰も母だった。

南方へ来て戦友たちに売春宿へ連れて行かれたことがある。しかし、興味を持てなかった。抱くことさえできなかった。私にとって女は母以外もう考えられない。

「母・・上・・・華江・・・はあはあ」

こんな戦火の中でもひっそりと森の中で一人自慰をしてしまう。肌身離さず大事にしているお守り、そっと袋を開けて中を嗅いだ。母の陰毛、女の匂いを嗅ぎながら精液を吐き出してしまった。
毎晩のようにこうして自慰に耽ってしまう。母が知ったら軽蔑するかもしれない、それでも我慢できないのだ。

早く母に会いたい。そう思うばかりである。


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