[官能小説] 熟女の園 空と海と親子 ~開戦前夜、母の体を求める息子~
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空と海と親子 ~開戦前夜、母の体を求める息子~

 11月下旬、訓練を終えた艦隊は密かに日本を離れて太平洋中央のハワイ島へと向けて出発しました。開戦と奇襲爆撃を聞かされた部下たちは闘志に燃えて士気は最高に高まっていました。





「いよいよですね、母上」

「ええ、ついに明日ね。零児、あなたは本当によくがんばっているわ」

「いえ、母上のようなすばらしい方が艦長を務めてくれるからです。明日はこれまでの訓練の成果を十分発揮してアメリカに目に物を見せてやります」

 艦隊はハワイ近海へとやってきて明日の夜明けには航空隊が出撃する予定です。その特別な夜に零児は私の部屋へと訪ねてきました。私も特別な想いを抱いており落ち着かず零児とともにしばらく過ごす方がいいと思っていました。コーヒーを淹れて応接用のソファに並んで座りました。

「勇ましいわね。お父様が聞いたらさぞ喜んだことでしょう。でもあの人は飛行機は嫌いだったわね」

「これからの時代は飛行機です。飛行機の優劣が戦局を決めることになると思ったからこそ飛行機乗りになりました。それに・・・」

 いつもきびきびしている零児が急に言葉を詰まらせて俯いてしまいました。彼が飛行機に情熱を燃やしていることは以前から知っていました。ほかに何か理由があるとは思えません。

「それに?」

「飛行機乗りなら空母艦長の母上の近くにいられると思ったのです」

 予想外の言葉でした。長らく離れ離れになっていた零児がそんな風に考えていたとは思いもしませんでした。わずかに恥ずかしそうに頬を赤くして俯く零児はそのまま黙りこんでしまいました。こうして再開するまでもはや息子とかつてのように親子として接するのは不可能だと思っていました。夫が亡くなった時12歳だった零児を置いていった私に好感を持ってくれるはずないと思っていたのです。そう考えればさらに息子を遠ざけたいと考えるようになってしまいました。
 なのに当の零児は私のそばにいることを望んでいたのです。

「すみません。こんな身勝手な理由で飛行機乗りを志すなど・・・ですがずっと母上と一緒にいたかったのです。母上のお顔を見れるだけでもよかったのです」

 私が一方的に傷つけてしまったようでした。零児にとっての願いを私は踏みにじっていたのです。私は急に眼頭が熱くなり涙が零れてきました。

「ごめんなさい、あなたがそんな風に思っていたとは思わなかったわ。零児の気持ちを知らずいままできちんと母親として接することができなくてごめんなさい」

 私は零児の肩に手をまわして抱き締めました。零児もわずかに声を漏らしながら涙を零していました。母と子としての本心を打ち明けて私たちは親子に戻ることができるような気がしました。頬を零児の顔に寄せて彼の肩の上に頭を載せてしばらく抱きしめていました。

「こんなたるんだ考えをしていては私のことを嫌いになったのではないですか?」

「そんなことないわ。私のほうこそなにもしてあげられずにごめんなさい。もっとちゃんと一緒にいてあげるべきだったわね」

「いえ、今こうして一緒にいられるだけで充分です。軍人として使命を果たそうとする母上が・・・私は好きです」

 零児は顔を私の方に振り向いきました。目は真っ赤で潤んでおり、一筋の涙がこぼれていました。私のことを嫌悪するどころか好きだと言っているのです。私は大変な幸せ者です。零児の肩に置いていた手に力が入ってしまいます。ぎゅっと強く抱きしめました。私の瞳からも涙がどんどん零れてしまいます。日頃は冷徹な指揮官として振舞っていても息子の愛の前では感情を抑えることはできません。
 零児はさらに涙を流し始めました。

「短い間でしたが母上とこうやってもう一度お話しできてよかった。同じ船に乗ることができて大変幸せでした。ありがとうございます」

「なにをいっているのよ。これからもずっと一緒よ。戦争が終われば今度は内地でゆっくり休暇をすごしましょう」

 戦争が終わればもう一度零児と親子としてきちんと向き合おうと思いました。夫の代わりに零児の人生を見ていたくなりました。これまでできなかったような親子としての生活を送ってみたいという希望が湧いてきました。
 ですが、零児はとても暗い表情をしています。

「母上、私は戦争が終わるまで生きていられるんでしょうか。どんなに技術を磨いても搭乗員の命は運任せです。私は不安でならないのです。自ら戦うことを選びましたが本当は怖いのです」

 空母を預かる私にも戦闘機搭乗員の生存率がどれくらいになるかおおよそ見当はつきます。相手がアメリカとなればかなりの苦戦を強いられて多くの犠牲が出ることになるでしょう。零児の不安は最もです。明るい未来を思い描いていた私もとても不安になりました。

「零児、あなたはだれよりもうまく零型を操れるのよ。多くの搭乗員を見てきたけどあなたが一番の搭乗員よ。絶対生き残れるわ」

「気休めはやめてください!戦場に絶対などないのです」

「絶対に零児を死なせはしないから!絶対、絶対によ。どんなことがあっても必ず生きて帰ってきて!」

 声を張り上げて零児にそう叫んでしまいました。胸の奥が締め付けられるような想いでとても苦しくなりました。
 零児は私の叫びを聞いて驚いたような表情を浮かべていました。こんな姿はおそらく零児に見せたことがないからでしょう。
「は、はい・・・母上。母上がそうおっしゃるのなら私は・・・・母上ともっと一緒にいたい!」

零児は私の背中に腕をまわしてしっかりと抱きしめて顔を近づけてきました。零児の唇が私の唇に触れたのです。冷たくやわらかい感触、息子と接吻をしています。なぜこんなことをされているのか理解できません。息子が望んでいたことなのか、事故なのかさえ分かりません。

「なにを・・・零児・・・」

「大好きな母上といるということをもっと自分に刻みつけておきたいのです。そうすれば生きて帰りたいという気持ちは決して衰えないと思うのです」

 唇を離すと零児は真剣に私を見つめてそう言いました。それは母に甘える息子ではなく、凛々しい男としての顔、愛する人を守ろうとする戦士の眼差しでした。
 零児は決意を言い終えるとすぐに接吻を再開しました。唇を押しつけて強引に求めてきます。体を離そうとしても零児に抱かれて逃げることはできません。

「んん・・・れ、零児・・・」

「ふぅ、母上・・・」

 終わることのない接吻、零児は次第に私の唇を吸いついてきやめようとしません。
 接吻だけではありません。抱きしめていた零児の腕は私の尻を触っていました。大きな掌が知り全体を撫でて、とてもいやらしい手触りです。軍服のパンツ越しにしっかりとその感触が伝わってきました。息子に尻を触られているというのに私は嫌悪感はなく、なぜか鼓動が高まり胸が熱くなってしまいます。久しくこんな体験をしていないからかもしれません。いえ、零児の行為は下劣なことではなく私を求める愛からきている行為だとわかるからこそ拒絶できないのです。

「はぁはぁ・・・母上、もっと母上を触れさせてください」

 尻を触れていた手は私の前へと移動して乳房に当てられました。服の上から乳房に指が食い込んできます。しっかりと力が入り、一本一本の指が食い込んでからゆっくりと離れて、再び食い込んできて揉んでいます。いくら心を許しあった親子とはいえこれはやりすぎだと思います。零児に胸に手を当てて突き放そうとしました。しかし零児のほうが体を寄せてきて私の力では押し返すことができません。

「だめよ、やめなさい。やりすぎよ」

「嫌です。許してください。私は母上のことをずっと・・・ふぅ・・」

 零児に迫られて私はソファに押し倒されてしまいました。その上に零児が乗って胸を揉みながら私の唇を塞ぎました。金色の上着のボタンを外して中に手を入れてきてシャツの上から胸を触れてきました。さっきよりもしっかりと指の感触が伝わってきます。乳首に指先が触れました。

「あっ・・・・はぁ」

「母上の声、もっと聞かせてください」

 零児は乳首に指先を当ててグリグリと付いてきましたとがった爪が乳首の先端に食い込んで電気が走ってきました。

「ああぁん・・・どうしてこんなこと・・・もうやめて」

「母上のことがずっと好きだったんです。ずっとずっと・・・好きです母上!」

「それはさっき聞いた・・・・はぁん!」

 上着のボタンを全部はずされてシャツを巻くし上げられて上半身は完全に零児に晒してしまっています。両方の乳房に零児の掌が被さり力強く揉んできました。

「母上のことを女として好きなんです!私の想い人は母上だけです!」

 零児の告白に驚くしかありません。実の親子だというのに、零児は私のことを女だと言ったのです。零児はじっと私を見降ろしています。

「私たち親子なのよ。それに私はもうすぐ50・・・今年で48歳なのよ」

「そんなこと関係ありません。母上はとても魅力的です。母上以上の女はこの世におりません。ああ、なんとお美しい・・・」

 零児は顔を体に近付けてきてきました。左乳房を手でつよく掴まれて、乳首に生温かい、ねっとりとした感触が漂ってきました。ゆっくと伝わってきた感触は乳首全体に広がってきます。
 零児が私の乳首を舐めているのです。
 息子に乳首を舐められてるなんてなんて卑猥なのでしょう。赤子ではなく成人した息子にこんなことをされているなんて不道徳極まりないというしかありません。叱りつけたいと思いますがそれを実行できません。体の力が抜けていき、鼓動が高鳴っていきます。忘れていた感覚、肉体的な快感を体が求めているのです。
 小ぶりな乳房は揉まれて舐められて零児に弄ばれたままなにもできません。

「はぁ・・はぁ・・・はぁん」

「母上のその声が堪りません。お願いです、今宵一夜だけでも私の女になってください。せめて死ぬ前に母上と一度だけ・・・交わりたいのです」

「そんなことだめに決まっているでしょう」

「お願いです。今宵一夜だけ、そうすれば何の悔いもなく思い切り戦えます」

 それは冗談で言っている様子ではありませんでした。
 親子として分り合えて、これまでの息子への態度を改めようと思う母としての気持ち、全力で戦ってもらいたいという上官としての気持ちが息子の望みを叶えてやりたいという気持ちを強く押しました。

 ですがそれらは言い訳にすぎず、私自身男と交わりたいという気持ちが昂っていました。

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