[官能小説] 熟女の園 新年は黒人と ~60代夫人が出会ったばかりの黒人青年と~
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新年は黒人と ~60代夫人が出会ったばかりの黒人青年と~

 還暦を迎えてから年末年始は夫婦とともに温泉宿でゆっくり過ごすことにしています。毎年決まった温泉旅館に行っており、そこは山間部の小さな旅館です。風光明媚な場所にあるのですがあまり人がおらずゆっくり過ごせることが気に入っていました。日常を忘れ、ゆったりとした時間を過ごすことを楽しみに今年も向かったのでした。



 夫の運転する車で旅館についてみるとなにやら様子が例年とは違いました。年末年始とはいえ閑散としたロビーには多くのお客さんがいます。彼らが発しているのは日本語以外の言葉ばかりです。アジア系だけでなく、白人、黒人など多くの外国人観光客に占有されていたのでした。

「なんでこんなに外人ばかりなんだ」

 せっかく静かに過ごせると思っていたのに大きな声をあげる外国の方々を見て夫は眉をひそめました。私も同じ気持ちです。せっかくの落ち着いた雰囲気がこれでは愉しめそうにありません。

「山本様。お待たせして申し訳ございません」

 私たちの元へ番頭が現れ、深々と頭を下げてきました。番頭とはもう既知の間柄で私たち夫婦がここに毎年来ることを知っています。

「今年はどうしたんですか?いままではこんなことなかったじゃないですか」

「手前共も商売のために大手代理店と契約させていただくことになったのですがその結果、海外からのお客様が大変訪れるようになったのです。旅館としては嬉しい限りですが山本様のような以前からのお付き合いのあるお客様には大変ごご迷惑をおかけするかもしれません」

 年末年始に人が少ないという点が気に入っていましたが旅館側からしてみれば経営は楽ではないだろうと察していました。ですがこうも突然外国人に占拠されてしまうと私たちもどうしたものかと戸惑ってしまいます。

「あなたどうします?」

「今さら他の宿の予約を取ることもできんだろうしせっかく来たんだからここに泊まろう」

 決して安くはない宿泊費と交通費、年金生活の私たちにとってこの旅行はささやかな楽しみなのです。いつもと違うとはいえたまにの旅行を無駄にしたくなく、泊まることにしました。
 ロビーは騒がしかったものの部屋に入れば雑音は聞こえず静かで窓からの美しい景色も例年と変わりません。そのことにほっとしながら部屋で料理を愉しみ、一年の労を共に労いました。

 それから眠りについたもののしばらくして私は目が覚めてしまいました。時間を見ると深夜、隣の布団で夫は大きないびきを上げながら寝ています。すぐにまた眠りに付こうにもなかなか寝付けなかった私は気分転換に露天風呂に行ってみることにしてみました。
 この宿は露天風呂も素晴らしいのですが多くの外国人客がいるのを目の当たりにしてきっと安らげないだろうと思い、部屋に着いている風呂で我慢していました。ですがこんなに遅ければきっと誰もいないでしょう。幸い露天風呂は24時間使えるため、私は寝ている夫を置いて一人で向かうことにしました。

「やっぱり誰もいない」

 真夜中の露天風呂は予想通り誰もおらず私の貸し切り状態でした。空気は冷たいものの、湯につかると体の芯まで温めてくれます。頭上を覆う一面の星空はプラネタリウムよりもずっと美しく、これは深夜だからこそ見れたと感動していました。
 そうして身も心も満たされ、ようやく一年の労が報われたと思っていた時でした。

「マダム、お邪魔します」

 濃霧のように濃く立ち上る湯気の奥から大きな人影が迫ってきました。照明の少ない露天風呂でそれは影かと思ったものの黒い肌の人間だと気づきました。身長は2mほど、がっちりとした格闘技選手のような逞しい肉体の黒人青年が私の前に現れたのです。

「え・・・どうぞ」

 突如現れた黒人青年に驚きました。この露天風呂は混浴で男性がいてもおかしくはありません。ですが例年は夫と二人きり、もしくは数人の同世代の夫婦がいるだけでこんな若い男性、しかも黒人が現れたことに戸惑ってしまったのです。

「失礼します」

 流暢な日本語で落ち着いた雰囲気はかなり日本慣れしているように見受けられます。股間をタオルで隠しただけの格好で現れた彼はなぜか私の隣に腰を下ろしました。

「ふう、気持ちいいですね」

「ええ、そうですね」

 彼はごく当たり前のように私に声を掛けてきますが私はずっと困惑していました。

「俺はジョージ。ジョージ・マンソンといいます」

「私は山本敬子・・・です。日本語お上手ですね」

「2年前から日本で働いてるんです」

 警戒しつつも彼、ジョージと少しづつ打ち解けて少しづつ言葉を交わしていきました。見た目につい恐怖心を抱いたものの、話してみればそんなのは偏見でとても面白い人でした。ジョージは日本で働きながらこうして日本らしい場所に遊びに行くのが好きなのだそうです。
 私も身の上を簡単に話して互いの距離は徐々に縮まっていきました。

「敬子さんは60歳を過ぎてるんですよね?とてもそうは見えません」

「あら、お世辞も言えるなんて」

 今年で65歳になり、黒く染めた髪だって本当は白髪ばかりです。顔にも深い皺が刻まれ、肉体だってすっかりだらしない姿になっていてただのおばあさんでしかありません。

「お世辞なんかじゃありません。日本の女性は年をとってもとても綺麗です。敬子さんももちろん・・・」

 そう言いながらジョージは私へと近づき肩に腕をまわしてきました。首に当たる太い腕、そして肩を掴んだ大きな手の感触に私はビクリと身体が震えてしまいます。
 さすがにこれはだめだと思い彼の脇を突きましたがびくともしません。顔を見上げると大きな瞳が私を見つめてきました。

「敬子さんはとても美しいです」

 静かにそう言ったジョージのもう片方の手が太ももへと触れてきます。大きな掌が太ももの上を撫でていき、私は怖くてなりません。

「だめよ。さっきも言ったけど夫と来てるんです。こんなことはやめなさい」

「我慢できません。こんなにも素敵なマダムを前にしてなにもしないなんて」

 肩を抱く腕と太ももを撫でる両方の手に一気に力が入ってきました。内心震えながら身体が固まって動かないのです。
 私は地味で真面目な人間でこれまで浮かれるようなことはなにひとつありませんでした。夫とはお見合い結婚で決して恋愛の末というのでもないのです。ですからこんな風に男に迫られるなんて生まれてはじめてのことでした。

「もうこのまま放したくないくらいだ。敬子さん・・・」

「や、ジョージ・・・」

 迫ってくるジョージの顔を拒もうとしたもののそのまま唇が重なってしまいました。硬く大きな唇、濃いアルコールの匂いのする吐息が鼻孔を突いてきます。
 さらにジョージは私の身体を自分の方へと引き寄せ、彼に抱っこされるような体勢へとなっていきました。

「こういうのは・・・・いけません」

「敬子さんが素敵すぎるからいけないんです。見ているだけでもっと好きになってしまう」

 女であればこんな言葉を聞いて嫌なわけがありません。還暦を過ぎたこんな私でもジョージの甘い言葉に胸が妙に高鳴ってしまいます。ですがそれを拒もうとする理性と罪悪感もより強まり、心の中は混沌としていきました。

「や・・・やめて・・・だれか他の人が見ていたらどうするの?」

「大丈夫、他に人はいません」

 ジョージの手が私の身体に巻きついていたタオルを取っていきました。視線を下げ、水中の私の身体を見たジョージは興奮気味に息を荒げていっています。

「白くて綺麗な身体だ。堪らない」

「やん!」

 一糸まとわぬ姿となった私の身体を背後から抱きしめてきました。左手で乳房を掴み、右手が股の間へと向かっていきます。それを拒もうとしたものの敵うわけもありません。

「そこはだめ、だめ!」

 太い指先が私の割れ目をなぞり、首筋に熱い吐息が吹き付けられてきます。

「うう!敬子さんのマンコ、もっと触りたい」

「ひ!だめ!」

 真っ暗な露天風呂に私の声が響きましたが本当に他にだれもいないようで人が来る様子もありません。
 緩い乳房を強く揉みながらより強く割れ目に指が当たってきます。肉の谷間の中へと入り込むとさらに強い感触が下半身を襲ってきました。

「んん!」

「もっと感じてほしい。ほら、もっと気持ちよくなって」

 指がきつく内部へと擦れていき、陰核を強く揺さぶっていきます。それに呼応して腰全体も震えていきました。
 嫌だと思いつつも与えられる刺激に身体が反応してしまうのです。そのことに恥辱心と罪悪感を感じながらも身体の方はますます悦ぶように感じていきました。

「ひっ・・・や・・・・」

「はぁ・・・敬子さん感じてるんですね。俺ももうこんなになってるんですよ」

 尻に硬い物が当てられてきました。タオル越しなどではなく直に硬くて大きなものが肉に擦れてきています。尻に擦り付けられる勃起したジョージのペニス、その感触に私はより心を乱され、鼓動が早まっていきました。

「ちょっと、だめ。そんなもの当ててこないで」

「これを入れたい。敬子さんのマンコに・・・入れたい」

「だめだめ!そんなのだめよ!」

 ジョージは腰を動かし私の尻肉に上下に擦りつけてきます。まるでピストン運動のような動きで私をますます誘惑してくるのです。さらに陰核を擦っていた指が膣口へと降りていき、指先が小さな穴へと入り込んできました。指だというのにまるでペニスを入れら高のような気分で下半身の奥が一気に熱くなっていきます。

「敬子さんのマンコに入れたい。ここにいれたいんだ」

「ああ・・だめ・・・だめえ・・・」

 下半身への刺激で拒絶する言葉に力が入らなくなり、肉体はジョージの思うまま弄ばれていきます。乳首を指で摘ままれ、首に何度も愛撫されました。さらに膣へと入った指がさらに深く入り込み、内部を刺激してくるのです。
 嫌だと思いつつも身体がいうことを聞きません。

「もう入れる。入れるぞ。我慢できない」

「い、いや・・・」

 両手で太ももを下から持ち上げられ、尻に擦れていたペニスの先端が私の前の方へと滑っていきました。硬い先端が私の膣口に迫るとそのままジョージは突き上げてきたのです。一気に身体が壊れそうなほどの激痛が駆け抜けてきました。

「ひいいいい!!!」

「おおおお!いいぞ!!」

 夫のものとはとても比較できません。同じ人間のものとは思えないほど別のなにかが私の体内を犯してきました。狭い膣の中へと強引に太く、長く、そして黒いペニスが一気に挿入されてきます。

「まるでガキとしてるみたいだ。この締まり具合いい!」

「やっ!」

 背後からジョージが私に向かって全身を振り動かし、ペニスが少しづつ動いていきます。たたでさえもう何十年と男を受け入れてこなかった私の膣にはとてももない刺激が走り、痛みといっても良いくらいです。

「敬子さんのマンコいい!うう、もっと動くぞ」

「だめ、だめえ!」

 震える小声を上げる私に向かってジョージはさらに腰を振っていきます。肉体を突き刺す痛みに対し、屈辱、怒り、恥辱などさまざまな感情が湧いてきますがそれ以上に心の底から震えるような興奮が生まれてくるのです。一方的に突き入れられる黒人のペニスが私の知らない快感を与えてくれたのでした。

「ひぃ!いいん!」

「ううぅ!敬子さん!もっと激しくいくぞ」

 中へと突き入れられるペニスに私は背を反らせて、甲高い声を上げてしまっていました。大きな先端と長い竿の感触をはっきりと感じ、膣にそれが刻まれてくるかのようです。その快感を味わううちに考えることができなくなり、下半身の奥がさらに熱く疼いていったのでした。

「敬子さん、どう?気持ちいい?」

「そんな・・・やん!ちょっと強くしないで」

 さらに大きく私の中へ向かってピストンが繰り返されていきました。背後からはジョージの硬い胸板が密着し、反った私の身体を支えてくれています。絶えず与えられる刺激に私は顔を真っ赤にして耐え切れなくなっていました。

「もう限界だな。じゃあ出すぞ。ほら、イク・・・うううう!」

 ジョージが突き上げ、先端が奥深くへと突き刺さりました。硬い先端を受け止めた私の身体への中へと熱いものが広がってきます。勢いよく放たれた熱気の塊、ジョージの精液が私の中へ注がれてきました。ゴムなんてつけていないため当然私の子宮に流れ込んできます。熱い青年の精液を受けながらついに私も耐え切れきれず、絶叫してしまいました。

「あああああ!!!!だめ、だめえええええ」

 身体が大きく震え、これまでにないほどの快感が襲ってきます。65年も生きてきてこんなことははじめてです。夢のような快楽に全身が飲まれていきもうなにも考えられません。これまでとは次元の違う絶頂を知ったのでした。

「おおお・・予想以上にいい女だ」

 ジョージの手が肩の上からまわり込んで優しく抱いてきます。大きくて逞しい肉体に抱きしめられ不思議と幸せな気分でした。

「私ったら・・・まさかこんなこと・・・」

「でも気持ちよかったんだろ」

 最初に比べるとやや刺のある口調でジョージは後ろから私の顔を覗き込んできました。私は答えることができず、頬を赤らめて俯いてしまいました。それを見たジョージは満足気な表情をしています。

「俺の部屋に来ないか、敬子」

 ジョージのその言葉を聞いて胸が弾みました。
 もうその気持ちを止めることはできそうにありません。彼に連れられて立ち上がり、温泉を後にしました。

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