新・山の奥で ~還暦単独登山女性と大学生の出会い~
外は雷が鳴り響き、勢いよく雨が降りしきっています。数日快晴が続いていて雨が降る予定はなかったはずなのに嵐のように荒れた天気になってしまいました。風は強く、降りしきるあめのなかで雨の中を移動することなど到底無理でしょう。
標高3000mの小さな避難小屋から私は身動きできなくなりました。
標高3000mの小さな避難小屋から私は身動きできなくなりました。